システムキッチンでも洗面化粧台でも、扉式のシンク下の収納スペースは伸縮ラックを使えば簡単に片づくことがほとんどです。上写真のようにペットボトル飲料ばかりということは珍しいと思いますが、下段に鍋や洗剤のストックなど重くてかさばるモノ、上段にフライパンや歯ブラシなど軽くて背が低いモノという基本は同じです。
とは言え、シンク下内部の形状や収めたいモノは必ずしも一様ではありません。サイズが合う伸縮ラックがなかったり、細かいモノばかり収めなければならないということもあります。もしくは、伸縮ラック1台では足りないけれども2台は入らないということもあるでしょう。
今回はそんなときに最適かもしれない新商品を紹介したいと思います。
※この記事は2025年9月29日時点の情報に基づいています
イノマタ化学・洗面下ラックD30
JANコード | 4905596283089 |
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サイズ | 幅222×奥行295×高さ185mm |
材質 | 本体・引出し:ポリプロピレン すべり止め:エラストマー樹脂 |
製造国 | 日本 |
税込価格 | 849円~ @楽天市場 |
今回ご紹介するのは100均グッズでもお馴染みのイノマタ化学の新商品、「洗面下ラックD30」です。天板がない引出式衣装ケースに浅い引出しがセットされたような形状をしています。現状はサイズバリエーションなどはなく、これ1型のみです。
裏返しても使える
1型のみですが、洗面下ラックD30は外箱の上下を反転させて使うこともできます。冒頭の写真の状態であればシャンプーボトルなど背の高いモノを収めることができ、上写真の状態なら天板の上にモノを乗せることができるわけです。
積み重ねても使える

出典:イノマタ化学
しかも、洗面下ラックD30は2個を積み重ねて使うこともできます。単体で上下反転させて使える構造なので、3パターン組み替え方が可能です。
それにより、下段には高さ約15cm、約22cm、約31cmのモノを収めることができます。
2LのペットボトルもOK
収納可能な高さが約31cmもあれば、2リットルのペットボトルも収納可能です。調味料ボトルやシャンプーボトルにもピッタリですね。
収納するモノが流動的に変わっていっても対応でき、伸縮ラックのように分解して組み替える手間もありません。
なお、上段の総耐荷重は5kg、引出しは2kgまでとなります。引出しを床近くにセットする場合は5kgまでです。
奥がデッドスペースになることも
このようにとても良くできた洗面下ラックD30ですが、ネガティブな要素もあります。一般的に洗面化粧台やシステムキッチンのシンク下は奥行が40~50cm程度あるのに対し、洗面下ラックD30の奥行は295mmしかないのです。これではラックの奥側がデッドスペースになりかねません。
もっとも、この構造で排水管に干渉しないようにすれば奥行が約30cmになってしまうのは仕方のないことでしょう。商品名に「D30」と入っていることから、今後「D40」が登場するのを期待したいところです。
というわけで、今回はイノマタ化学の洗面下ラックD30を紹介しました。サイズバリエーションはないものの、上下を反転させることで2通りの使い方ができ、さらに2つ組み合わせれば3パターンの使い方ができる便利な商品です。洗面化粧台やシステムキッチンのシンク下はもちろん、書棚やフリーラックの中の収納にも使えると思います。
もっとも使いやすいシチュエーションとしては、システムキッチンのシンク下で伸縮ラックを使ってもカバーできないエリアに洗面下ラックD30を置くという使い方ですかね。スチール製のスライドラックよりも安く済むというのも魅力だと思います。
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