リユース家具がマジ激安!大塚家具「アウトレット&リユース大阪南港」行ってみた

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IDC大塚家具南港アウトレット&リユース

先日、IDC大塚家具がアウトレット&リユース業態を全国各店で導入していくことを発表しました。プレスリリースによると、既に導入済みの横浜と大阪南港の店舗が好調なことから全国に拡大することとなったとしているものの、疑り深い私としては素直に受け止めることができませんでした。

目下、絶不調を極めているIDC大塚家具です。アウトレット&リユース業態が好調というよりは、他にネタがないのでは?…むしろそんな風に考えていました。ところが実際にアウトレット&リユース大阪南港に足を運んでみると、新業態が好調というのはウソではないと確信するに至ったのです。

※この記事は2016年12月16日時点の情報に基づいています

 

リユース家具がマジで激安!

アウトレット&リユース大阪南港に並んでいる商品を片っ端から見て一番驚いたことは、とにかくリユース品の品質が高くて価格が激安なことです。たとえば上写真と同じ、もしくは近い仕様の、飛騨産業の穂高のロッキングチェアが19,800~24,800円。定価は7万円近くするもので、見た目には新品同様にしか見えません。

ほかにも、以下のようなものがありました。

  • マルニ木工・地中海・伸長式ダイニングテーブル(定価20万円強)→99,800円
  • カリモク家具・センターテーブル(定価10万円前後)→29,800円
  • メーカー不詳・ナラ無垢ダイニングテーブル(定価10万円前後?)→19,800円
  • 府中産・4尺ワードローブ(定価20万円前後?)→69,800円

マルニ木工の伸長式ダイニングテーブルは結構キズが多かったものの、他のリユース品のほとんどは非常に程度の良いものばかりでした。私が見たところ、アウトレット&リユース大阪南港に並んでいる商品の約8割は通常の売場に並んでいた家具の展示現品処分で、残りの約2割が消費者から引き取って再生したリユース品です。しかし、リユース品=中古品と思ってしまうと完全に見誤ってしまいます。

IDC大塚家具のリユース品は、ハッキリ言って展示品処分のアウトレット品よりも程度が良いのです。プロでも新品かと思うほど程度の良いものが多くを占めています。それでいて価格は激安!上記の例を見ても分かる通り、定価の50~80%引きという印象です。

家具を買うなら一度は行ってみるべし!

今まで通常の売場に並んでいた家具の展示処分品(=アウトレット品)の多くは、成金臭がプンプンしたデザインで、例えばソファーは革の表面がくたびれていて、ぶっちゃけ、私はタダでも欲しくないものがほとんどです(苦笑)けれどもリユース品は本当に新品同様で、しかもどれも安い!何度も言ってスイマセンが、本当にその通りなのです。

一応、言っておきますけど、「半値以下は当たり前」などと謳っているそのへんのB級アウトレット家具店とはモノが違います。製造から運搬に至るまで雑に扱ってキズができる前提で二重価格の偽アウトレット品ではないのです。IDC大塚家具のアウトレット&リユースのリユース家具は、普通は定価から1~2割しか引けないような一流メーカー品が多くを占めるのです。

もし私がこれから家を買うとしたら、家具を買う前に絶対に一度はIDC大塚家具のアウトレット&リユースに足を運ぶと思います。だって本当に良い家具が安くで買えるんですから。アウトレット品はハズレばかりですけど、リユース品はアタリがほとんどです。気に入った家具さえ見つかれば、飛びついちゃっても良い感じです。

ただし、品群によってはその限りではありません。基本的にリユース品は脚物家具が多くを占めています。脚物家具とは、ダイニングチェア、ソファー、ダイニングテーブル、リビングテーブル、座卓などですね。箱物家具である食器棚は一昔前のデザインといった印象で価格もあまり安いとは感じられず、整理タンスに至ってはリユース品が見当たりませんでした。また、学習机は展示処分品だけで、値段もまったく安くありませんでした。

また、リユース品には若い人が好むようなデザインの家具はほぼないです。ナチュラル系の木製家具は少なく、ダーク系もしくはミドル系のカラーのものがほとんどで、いわゆるベーシックモダンというテイストが多いと言えます。それこそ、冒頭の穂高のロッキングチェアのような感じがメインですね。

 

しかし、IDC大塚家具はリユース業態でどうやって利益を生み出すつもりでしょうか。これだけ高い品質ですから、家具の再生には相当腕利きの職人が携わっているはずですし、布や革の張り替えはもちろん、塗装の塗り直しにも相当なコストが掛かるはずです。それをいくらかで引き取ってこの値段で売り出し、しかも配達して設置するというのですから、私には到底コスト構造が理解できません。

そう考えると、IDC大塚家具はおそらく、リユース業態では利益を見込んでいないものと考えられます。「買い取り」と「リユース品」を武器に誘店し、通常の店頭品で利益を上げるというビジネスモデルなのではないでしょうか。

それが果たしてうまくいくものかどうかは分かりかねますが、とにかくIDC大塚家具でリユース品を買うのは間違いなくお得です。こんなお値打ち品がこれからも安定供給できるかどうか分かりませけど、マジで家具を買う際には一度足を運ばれることをオススメします。

ちなみにリユース品には「RU」から始まる品番が付いており、その下にメーカー名や商品名を表す記号が付いています。メーカーが特定できないものは「RU-数字」の形式となっている模様です。

おっと。あまり余計なことを書くとヒステリックに睨まれかねないのでこのへんで(笑)

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日本で初めて一般家庭向け収納&インテリア・コーディネートサービスを始めて20年の収納&インテリアのプロ。TVチャンピオン収納ダメ主婦しつけ王優勝。
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