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隣のニトリに遠く及ばず!「家電住まいる館YAMADA堺本店」行ってみた

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駅前立地で業績好調なビックカメラやヨドバシカメラに対し、ヤマダ電機は郊外主体で一人負けしているなどと言われています。実際は家電量販店は他の小売業同様にどこも厳しい戦いを強いられていますし、そもそもヤマダ電機は業界トップの売上を誇るわけですからそこまで悲観する話ではないと思います。

ただ、ハウスメーカーのエスバイエルを買収するなどして多角化を図るも、上手く軌道に乗せることができていないというのもまた事実。そういうこともあって、昨年に前橋店からスタートした新業態の「家電住まいる館」へのリニューアルに期待を膨らませざるを得ない状況です。

とは言え、前橋の話なんて私には関係ないと思っていたら、いつもよく通る幹線道路沿いのヤマダ電機が「家電住まいる館」にリニューアルしてしまったので、ちょっと覗いてみました。

※この記事は2018年11月18日時点の情報に基づいています(2023年8月14日一部更新)

 

家電住まいる館YAMADA堺本店

家電住まいる館YAMADA堺本店

場所は中央環状線沿い、堺市東区のヤマダ電機が「家電住まいる館YAMADA堺本店」としてリニューアルしたのは今年(2018年)の9月14日のことだったようです。頻繁に通る道なんですが、ヤマダ電機は難波のLABI1に行くので堺の店舗は用がなく、改装しても全く気が付きませんでした。

家電住まいる館YAMADAの特徴はホームページによると、”家電はもちろん、新築住宅、リフォーム、インテリア、家具など、住環境がすべて揃う店”ということです。大阪ではミドリ電化(現エディオン)が以前に家具を扱っていたので、それと同じようなイメージを抱いて入店しました。

実態は家電が多いホームセンター

家電住まいる館YAMADA堺本店 売場配置図

しかし、実際に入店してみるとミドリ電化とはまったく別物でした。良く言えば確かに「住環境が(一応)全部揃う店」、逆に悪く言えば「家電の売場が広いホームセンター」という感じです。

以前の売場と比較すると、家電の売場が半分近くに減って、その空いたスペースに住宅・リフォームコーナー、インテリア・家具コーナーができたというのは想定内でしたが、日用品や食料品や化粧品、医薬品まであるとは驚きました。

おまけに、カフェまであります。ここが謎で、たとえば難波のLABI1とかだったら買い物の途中にちょっとお茶でも飲むというのは分かりますが、こんな郊外立地で利用する機会があるのでしょうか。日用品などについても然りで、家電を買うついでにというイメージはなく、逆に日用品ならドラッグストアに行きます。そのほうが品揃えが多くて、しかも安いです。

家具インテリア売場もヤマダ電機なりには頑張っているんでしょうけど、隣にニトリがありますからねー(苦笑)実は昨日11月17日にリニューアルオープンした「家電住まいる館YAMADA和泉中央本店」も隣にニトリがあって、向かいにはDCMダイキまであるんですから、ヤマダってば本当にチャレンジャーです(爆)

ニトリには遠く及ばず

ミドリ電化ではカリモク家具など国産メーカー品から3段カラーボックスまで扱っており、家具専門店に見劣りしない品揃えでした。一方で家電住まいる館はと言うと、安物のベッドが5台ほど、ダイニングセットやソファが数点ずつ。ホームセンターの片隅に置いてある品質ではなくニトリ並みですが、なおさら品揃えの多い隣のニトリに行こうという人が大半だと思います。

ヤマダ電機オリジナルの軽家具もあります。この規模でここまで用意できるというのはスゴイと思いますけど、残念ながらコーナンで扱っている商品の仕様をちょっと変えた程度の商品です。

また、寝具カバー、カーペット、カーテンなどもホームセンター並みには揃っているとは思いますし、ヤマダ電機としては頑張っているのだと思いますが、価格、品質ともにニトリには及ばずです。

総じて、何でも揃うと言えば確かにその通りなのですが、家具インテリア用品を扱うには品揃えが少なすぎます。近所に店がないド田舎だったらまだしも、隣がニトリという場所では無謀としか言いようがありません。

それよりも問題だと感じるのが、品揃えに穴がありすぎるということです。たとえば、引出式衣装ケースやメタルラックがありません。家具は3段カラーボックスの次がいきなりビンテージ風スチールラックで、その中間に位置するような商品がないのです。また、パソコンサプライだけでなく日用品も置いているなら文房具もあると思いきや、ないんですねー。

そもそも、どんな顧客ターゲットを想定しているのかまったく見えてきません。この立地なら、仕事中の営業マンをメインに考えるべきでしょう。現実に、ファミリー層はジョーシンやケーズデンキに取られてしまったからリニューアルを迫られたわけですから。しかし、今の売場を見る限り、サラリーマンはもちろん、シニアも、ファミリーも、独身も、見向きもしないでしょうね。

 

それでも家電が売れれば問題ないんでしょうけど、ホームセンターのように圧縮してただ並べている感じなので、これでは厳しいでしょうねー。物欲はまったくそそられません。

もっとも、家電住まいる館YAMADAの展開はまだ緒に就いたばかり。天下のヤマダ電機ですから、これから家具インテリアに詳しい人材を一人くらいは採用して、売場を改善していくものと思います。頑張ってニトリを脅かす存在になって欲しいものですね。

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