キッチンは主夫にとっての城です。いや、私にとっては城というよりは砦で、せっせと弾を込め(料理を作り)、カウンターで妻と子供を迎撃します(ご飯を食べさせます)。食べ終わったら傷病兵(皿)を回収し、食洗機に放り込んで、また翌日の戦いに備えます(献立を考えて食材を準備します)。
だから、キッチンは本当に重要。パソコンの前でジーッと座っていることが多いオフィスのデスクよりもシビアと言っても良いでしょう。自宅を設計するにあたっても、かなり時間を掛けて構想を練っています。
そんな私にとって、見過ごせない情報が入ってきました。あの、栗原はるみさんが監修したシステムキッチンが発売されるというのです。
※この記事は2018年10月25日時点の情報に基づいています
栗原はるみさん×トクラス×東邦ガス共同開発
改めてご紹介するまでもなく、栗原はるみさんは累計発行部数が2,800万部を超える超有名な料理研究家です。『ごちそうさまが、ききたくて。』(文化出版局)はミリオンセラーを達成していたんですねー。是非あやかりたいものです…(苦笑)
それはさておき、その栗原さんが「もっと料理を楽しく作れたら」と考えて、トクラスと東邦ガスと一緒に開発したのが上のシステムキッチンです。ちなみに、トクラスは元々ヤマハリビングテックという社名だった住宅設備メーカー。東邦ガスは東海3県を地盤とするガス会社です。
オリジナルシステムキッチンの特徴
- 使い方自由で可動式のワークトップワゴン(キッチン、背面収納)
- 広々使える、奥行700mmの人造大理石カウンター(キッチン)
- 側面に折りたたみ椅子の収納も可能(キッチン)
- ダークブルーの跳ね上げ式扉をアクセントにしたカラーリング(キッチン、背面収納)
- サブシンクも選択可能(背面収納)
- 収納物がひと目でわかる引出し式のオープンストッカー(背面収納)
ビルトインされたワゴン
栗原はるみさん監修のシステムキッチンは上記のような特徴を備えています。中でも特徴的と言えるのは、キッチンと背面収納に組み入れられるワゴンでしょう。調理時の補助テーブルとして使えるほか、テーブル代わりにも使えるということです。
奥行700mmで広々
次に、奥行が700mmと巨大だということです。一般的なシステムキッチンは奥行650mm程度ですからたった50mmの違いとは言え、狭い日本の住宅では挑戦的なサイズと言えます。これならコンロの奥側などに鍋などを置きやすいですね。
折り畳み椅子付き
さらに、折り畳みの椅子がキッチンの側面に付いています。調理中に休憩したり、子供を横に座らせたり、調理しながら夫婦でお酒を飲むなんていうのも良いでしょう。高いところのモノを取るのにも便利とありますが、さすがに折り畳み椅子の上に立つのは危険だと思います。
イラストではワゴンが収まる代わりに食洗機が付いていないように見えます。食洗機が必須な私としてはちょっとあり得ない感じがしますが、そこはもちろんセット可能でしょう。それでも、ただでさえ奥行700mmと巨大なのに、ワゴンも食洗機もとなると幅も巨大になってしまいますので、やはりあまり一般的なスペックとは言えなさそうです。
ともあれ、ワゴンや折り畳み椅子は別に用意すれば良いわけですから、これは料理を楽しむための良い提案と言えるのではないでしょうか。
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