靴が増えて玄関に収納スペースが足りなくなったらどうすれば良いでしょうか。
シューズボックス(下駄箱)を置くことができれば理想的ですが、そのスペースがないことがほとんどだと思います。また、仮にそのスペースを捻出できたとしても、圧迫感が強くて玄関が狭く感じられてしまうかもしれません。
そんなときに解決策の一つとして考えられるのが、つっぱり式のシューズラックを置くという方法です。つっぱり式のシューズラックなら多くのスペースを必要としません。また、圧迫感を軽減することができるだけでなく、靴の出し入れが容易というメリットもあります。さらに、木製のシューズボックスよりも割安で撤去や処分もしやすいことが多いです。
このように非常にメリットが多い突っ張り式のシューズラックを今回いくつか紹介したいと思います。
※この記事は2018年7月12日時点の情報に基づいています(2023年7月23日一部更新)
平安伸銅工業・突っ張りシューズラックTSR-70
まずは突っ張り棒の名門・平安伸銅工業から、「突っ張りシューズラックTSR-70」をご紹介します。天地で突っ張る突っ張り棒2本にワイヤーの棚をセットしたようなシンプルな構造に見えますけど、これが実に良くできています。
まず、玄関かまちの段差を跨いで設置することができます。また、棚板の高さを自由に調節することができます。そのため、一番下にブーツや灯油缶を置いて使うということも可能です。
さらに、棚板は斜めにすることも水平にすることもできます。そして、靴はつま先を手前でも奥でもどちらに向けても置けるようになっています。使い勝手に合わせてチェンジすることができるわけですね。
なお、上写真は幅70cmですが、幅55cmタイプ(TSR-55)もあります。
ドウシシャ・ルミナスフィールMD90-7T
もっとシッカリしたものが良いという方には、ドウシシャの「ルミナスフィールMD90-7T」がオススメです。4本脚で安定感があるだけでなく、棚板1枚当たりの耐荷重は80kg(上2段は40kg)、ラック全体では400kgも耐えますので、工具箱などを乗せてもへっちゃらです。また、クリアコーティングで錆びる可能性が少なく、側面のサポート柵に傘などを掛けても大丈夫です。
ちなみにこちらは本来シューズラック専用というわけではないため、ディバイダー(本立て)も付いています。シューズラックとして使わない場合は他の用途に使うこともできますし、分割や組み替えをすることもできるので、長く使うことができます。
なお、上写真は幅895mmですが、ほかに幅745mm(MD76-7T)と幅595mm(MD60-7T)もあります。
ディノス・段差対応突っ張りアクリルシューズラック
ワイヤーの棚板だと下に土が落ちそうと心配になる方にはディノスの「段差対応突っ張りアクリルシューズラック」などいかがでしょうか。透明のアクリルの棚板なので圧迫感がないだけでなく、オシャレっぽく見えます。靴を置くのがちょっともったいなくらいの感じですね。
1列(幅32cm)、2列(幅51.5cm)、3列(幅71.5cm)、4列(幅91.5cm)の4サイズが揃っているので、設置スペースに応じて選べるのが良いですね。
ディノス・玄関の段差対応伸縮シューズラック突っ張り式
続きましてもディノスで、「玄関の段差対応伸縮シューズラック突っ張り式」。こちらは11段と11段ワイドがあり、それぞれ67.5~96.5cm、93~126.5cmに伸縮可能です。そのため、設置スペースや靴の大きさに合わせて調整することができます。
框のほか高さ34cmの段差まで対応可能。しかも、高さ190~270cmの間で4本の支柱がそれぞれ独立して調整できるので、梁などの出っ張りにも対応できます。ブラウンのほか、ホワイトもあります。
ベルメゾン・突っ張りシューズラック
「普通っぽいのはイヤ!」とおっしゃる方にはこちらなどいかがでしょうか。ベルメゾンの「突っ張りシューズラック」は1本脚タイプで、しかも靴は片方ずつ引っ掛けるかたちとなっています。
使い勝手は決して良くないと思います。むしろ、靴好きがお気に入りのスニーカーをショップのようにディスプレイする感覚で使うイメージではないでしょうか。
上写真のホワイトのほか、ブラウン、ブラックがあります。
以上、省スペースで玄関に靴を大量収納できる突っ張り式シューズラックを5つ紹介しました。もちろん他にもいろんなものがありますが、基本的な構造はどれも同じような感じです。
仕様の好みはともかく、玄関の天井から床までの高さは家によって結構違うので、高さだけは間違えないようにしましょう。照明器具や分電盤に干渉するという場合もありますから、設置場所については十分に下調べしておきたいものですね。
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