平安伸銅工業の「LABRICO(ラブリコ)」と言えば、2×4材で壁面収納を作るDIYパーツの代名詞のようになっています。しかし、あまりにも爆発的にラインナップが増えたせいで、どんなものがあるかご存じない方も少なくないことでしょう。
たとえばアジャスター(突っ張りパーツ)ひとつとっても、こんなものがあります。
ほかにも1×4材用や2×6材用、バネだけで突っ張るタイプやスチール製のものもあって、ユーザーがニーズに応じて様々な選択肢から選べるようになっています。
そのような中、ラブリコのライバルのひとつと言える和気産業の「WALIST(ウォリスト)」も黙って眺めているわけにはいかないと考えたのでしょう。強力タイプのジャッキを含む新しいラインナップ「WALIST-ONE(ウォリストワン)」を発売しました!
※この記事は2023年10月10日時点の情報に基づいています
和気産業・ウォリストワン
強力ジャッキW1-001
ラブリコと異なり、ウォリストは基本的に2×4材を束ねて使うことで奥行のある壁面収納を作ることを得意としています。一方で、このたび発売されたウォリストワンは2×4材を1本使いすることを想定したラインナップです。
1×4材1本だけ突っ張るなら従来品よりも安定感があったほうが良いよねってことで、ジャッキ(ラブリコで言うところのアジャスター)の上下は接地面が広くなっています。ちょうどラブリコの強力タイプと同じ考え方です。
自転車ハンガーW1-011
2×4材を1本使いで設置できるとなれば、従来とはまた違ったパーツが欲しくなるというものです。そこで、ウォリストワンでは強力ジャッキ以外にもパーツが用意されています。
まずは「自転車ハンガーW1-011」。これが素晴らしいのは、高さを調整するときにネジ穴を開ける必要がなく、正面のネジを回せば裏面の鉤爪が2×4材を掴んでくれるところです。もちろん、トップチューブが傾斜した自転車も問題なく掛けられるようになっています。
リュックハンガーW1-012
「リュックハンガーW1-012」も同様の構造で、取り付けや高さ調整が簡単になっています。耐荷重が20kgあるので、ランドセルに明日の用意を詰め込んだまま掛けても大丈夫そうですね。
自在フックW1-013
「自在フックW1-013」は水平方向に開閉できる2本のフック。洋服を掛けたり、コートとショルダーバッグを掛けたりすると良いでしょうか。
ギターハンガーW1-014
「ギターハンガーW1-014」はそのまんま、ギターを掛けるためのハンガーです。2×4材用のバイクハンガーは既にいくつかありますけど、2×4材用のギターハンガーというのは初めてかもしれません。
プレイフックW1-015
最後の「プレイフックW1-015」はどう使うかイメージしにくいフックです。フルフェイスのヘルメットを想定しているみたいですが、名前からするとキックボードなどもOKなのかもしれません。
というわけで、和気産業のウォリストワンを紹介しました。
ぶっちゃけ、最初はラブリコ2×4アジャスター強力タイプの二番煎じにしか思えませんでした。しかし、ウォリストワンの特徴はむしろ手軽に高さ調節できる5種類のフックにあると気付きました。これらは壁との距離さえ気を付ければ、ラブリコやディアウォールなどとと一緒に使うこともできそうです。
さすが和気産業、DIY市場全体が盛り上がることを第一に考えているなーと感心しますね。
コメント
ご紹介くださりありがとうございます。
記事の中でご説明くださっているように、フックに工夫があります。
実際にフックを取り付けると、ほんの少しの高さ調整がしたくなる。そのほんの少しを解決できる作りにしました。
開発にもかなり時間をかけたので後発にはなっていますが、長く愛用いただけると嬉しいです。
鈴木加代子さま
こんなところにコメントくださいましてありがとうございます^^
2×4材で使うフックなどのDIYパーツの高さ調整ってめちゃ面倒臭いですものね!
記事中では「ネジ穴を開ける必要がない」と簡単に書いてしまいましたが、実際には位置を測る、下穴を開ける、木ネジを留めるという、3ステップが必要ですから大変です。
それがウォリストワンなら1ステップで済んでしまうというのですから、ノーベル賞ものだと思います^^