昨今、ニトリの「ハコブNインボックス リビング」のように、自宅やオフィスの中で持ち運びできる収納グッズがちょっとしたトレンドになっています。
たとえばお化粧をダイニングでしたり、リビングでしたり、洗面所でしたりするということがあるじゃないですか。そういうニーズを鑑みれば、これは理に適っています。収納はそこにモノがあるからそれに合わせて行動するのではなく、人→モノ→場所の順で考えるべきですから、この傾向は歓迎すべきことだと私は思います。
ともあれ、ハコブNインボックス リビングのようなボックス系だと、それなりに場所を取ります。また、ちょっとしたメモを貼り付けておきたいというニーズには適いません。
そいういうニーズを踏まえた新商品がサンカから発売されました。
※この記事は2024年1月12日時点の情報に基づいています
サンカ・ペグボード
サンカの新商品「PEG BOARD(ペグボード)」は持ち運びできるペグボード(有孔ボード、パンチングボード)です。持ち運びしやすいように、上部にハンドルが付いています。形状や構成はキングジムの「PEGGY(ペギー)」に似ているものの、持ち運びを前提としている点で大きく異なります。
マグネット収納もOK
キングジムのペギーと異なるのは、ハンドルの有無だけではありません。ペギーのペグボードはMDF合板ですが、サンカはスチール製のためマグネットがくっつきます。メモをマグネットで貼り付けたり、市販のマグネット収納グッズが使えるというわけです。
トレー等の背面にもゴム磁石
しかも、サンカのペグボードに付属しているペンホルダー、トレー、ポケットの背面にはゴム磁石が付いており、ペグボードの穴に引っ掛けるだけでなく磁力でシッカリくっつきます。これなら持ち運ぶ際にズレたり落下する心配がないですね。
壁掛けもOK
それだけでもアドバンテージがあるわけですが、サンカのペグボードは壁に掛けることもできます。背面にネジの頭に引っ掛けるための穴が設けられているので、デスク奥やキッチンの壁面に引っ掛けることで、よりスペースを取らずに収納することが可能です。
なお、ペグボードを自立させるための脚部は回転させて上写真のように畳むことができます。
ポケットは仕切り板付き
3030サイズ以外に付属のポケットには、仕切り板が付いています。また、全サイズに付属のペンホルダーの内側底面には格子状の出っ張りが設けられており、ペンなどを立てたときに安定するようになっています。
そういう配慮はプラスチック製品の製造に長けたサンカならではですねー。
ラインナップ
PEG-3030 | PEG-3042 | PEG-4530 | ||
---|---|---|---|---|
サイズ(mm) | W300×D135×H350 | W300×D135×H475 | W450×D135×H350 | |
重量 | 1.4kg | 1.7kg | 1.8kg | |
付属品 | ペンホルダー | 1 | ||
トレー | 1 | |||
ポケット | 0 | 1 | ||
フック | 2 | |||
製造国 | ベトナム | |||
税込価格 | 6,000円 | 7,000円 | 8,000円 |
※税込価格は【サンカ公式】すてき快適ハウスの場合
サンカのペグボードには、30×30cm、30×42cm、45×30cmの3サイズが用意されています。また、それぞれホワイトとブラックの2色展開となっています。
重量は1.4~1.8kgで重いように思われるかもしれませんが、ペギーも40×30cmサイズで1.2kgですからほとんど変わりません。価格についても税込6~8千円というのは決して安くないものの、ペギーも公式ショップで税込4,235円ですから妥当なところかと思います。
以上の通り、サンカのペグボードは卓上型ながら持ち運ぶことができて、おまけに壁に掛けることもできる、これまでにないモバイル収納です。しかも、ペグボードの拡張性に加え、マグネット収納も可能なのですから、使いにくいはずがありません。非常に完成度が高いと思います。
一方で、6~8千円という価格はちょっと手が届きにくいかもしれません。理想を言えば半値くらいですかね。ハコブNインボックス リビングのようにニトリで扱ってもらえたら、それくらいの価格も実現可能ではないでしょうか。
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