無印良品のスチールユニットシェルフとステンレスユニットシェルフには別売オプションパーツのワードローブバーが以前からありました。一方で、パイン材ユニットシェルフにはなく、ワードローブのセット品を買うよりほかありませんでした。
しかし、無印良品のユニットシェルフはオプションパーツを活用して組み替えることができるのがメリットのひとつです。「パイン材ユニットシェルフにも別売のワードローブバーがあれば…」と思っていた方も多いのではないかと思います。
ところが、ここにきて専用のワードローブバーが発売されました。
※この記事は2017年9月29日時点の情報に基づいています(2023年8月23日一部更新)
無印良品・パイン材ユニットシェルフ用ワードローブバー
セット品の「パイン材ユニットシェルフ・ワードローブ」は木製のハンガーバーですが、新たにオプションパーツとして発売された「パイン材ユニットシェルフ用ワードローブバー」は亜鉛メッキのスチール製です。クライアント宅でハンガーバーが折れているのを何度か見たことがあるので、やっぱり木製では厳しいということなんでしょう。見た目は確かにスチール製だとちょっと浮いた感じに見えますけど、折れてしまうのはやっぱり問題ですからね。
また、セット品のハンガーバーは棚板の下からブラケットが伸びるかたちですが、オプションパーツのワードローブバーは帆立のラダー部分に引っ掛けたうえでネジで固定するようになっています。確かに、この方法なら取り付けが簡単です。
しかし、この取り付け方で本当に大丈夫なんでしょうか?無印良品のパイン材ユニットシェルフの帆立のラダー部分なんて簡単に折れますよ?(苦笑)しかも、スチールユニットシェルフとステンレスユニットシェルフ用のワードローブバーは耐荷重が10kgとなっているのに対し、こちらは耐荷重が15kgと無理な頑張りようを見せつけています。
これはおそらく、セット品の「パイン材ユニットシェルフ・ワードローブ」のワードローブバーの耐荷重を20kgと表記しており、一方でスチールやステンレスのユニットシェルフにはワードローブのセットがないことが影響していると思われます。「セット品は20kgって書いちゃってるし、ステンレスとかは10kgにしちゃってるから、間を取って15kgくらいで良いんじゃない?」程度のノリで決めているとしか思えません。
個人的には、セット品の木製ワードローブバーは折れることがあるし、今回発売されたワードローブバーも帆立のラダーを破損することになる可能性が考えられると思います。ですから、あまりオススメとは言えないですね。
なお、今回発売されたパイン材ユニットシェルフ用ワードローブバーはスチールおよびステンレスのユニットシェルフ用と同じように、幅86cmタイプと幅58cmタイプの2種類が用意されています。
無印良品・パイン材ユニットシェルフ用帆布マガジンラック
今回、ワードローブバーと同時に「パイン材ユニットシェルフ用・帆布マガジンラック」というのも発売されています。こんな風に天板も取り付けずに帆布マガジンラックを取り付けたら、ただでさえグラグラ横揺れするのにどうするのかと思いますし、パッと見た目の印象は良くても実際のところは収納効率がすごく悪いのでたぶんあまり需要はないと思います。
ただ、個人的に驚いたのは、私はもはや無印良品がパイン材ユニットシェルフに力を入れることがないと思っていたんですけど、こうして久しぶりに新しいラインナップを追加したことです。
無印良品のユニットシェルフには、パイン材、スチール、ステンレス、オーク材の4種類があります。無印良品は基本的にステンレスを売っていきたいようでステンレス関連のパーツは豊富です。スチールはステンレスとパーツが共有できるし、価格も手頃なのでやはり売れ筋として残しておきたいところだと思います。
一方で、オーク材はやはり高すぎて売れにくいのか、それなりの店舗規模でも置いていない店のほうが多いのが現状です。そうするとやはりパイン材を売っていかなければならないという判断に至ったのでしょうか。
ほかにも今回、パイン材チェストを新商品として投入していますが、こちらは正確にはリニューアルです。以前の仕様が引出しの底板が抜けるというクレームが多かったため改善されたのだと思います。
でもこのくらいの値段のパイン材チェストならわざわざ無印良品でベトナム製のものを買わなくても、国産でもうちょっと品質がマシなものが買えるんですけどね。特にデザインが良いというわけでもないし、信者専用商品といったところでしょうか(苦笑)
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