無印良品のユニットシェルフにはクロスバーよりバックパネルがオススメ

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無印良品週間には各種ユニットシェルフなどサイズの大きな収納家具がよく売れます。なんたって単価が大きいですし、急いで買うというよりはジックリ検討して買うことが多いからでしょう。なので、この機会に無印良品の各種ユニットシェルフを買ってリビングダイニングや子供部屋を片づけようと考えている方も多いと思います。

今回はそんな方のために、私も最近知った意外な事実をご紹介したいと思います。

※この記事は2018年4月24日時点の情報に基づいています(2022/09/26一部更新)

 

無印良品のユニットシェルフの特徴

無印良品・ステンレスユニットシェルフ・オーク材棚セット・ワイド・大

出典:無印良品(以下同)

無印良品のユニットシェルフと言えば、オーク材ユニットシェルフ(廃番)を除いては、いずれも帆立(サイドパネル)がラダー状で、背面はクロスバーで固定する構造であることが特徴です。セット品ももちろんこの組み合わせで販売されていますよね。

無印良品・バックパネル

一方、無印良品にはスチールおよびステンレスユニットシェルフ用に「バックパネル」が用意されています。これはその名の通り、ユニットシェルフの背面に固定するパネルです。

このパネルをユニットシェルフに取り付けた場合、当然、バックパネルと重なり合う位置にはクロスバーは取り付けできません。しかし、実はバックパネルはクロスバーの代わりに使うこともできるんですね!

バックパネルのほうが横揺れしにくい

無印良品のユニットシェルフにはクロスバーの代わりにバックパネルを使っても組み立てられる…という単純な話ではありません。あくまでも理屈上の話ですが、クロスバーよりもバックパネルを使ったほうが横揺れしにくいと言えます。

クロスバーは線で支える一方、バックパネルは面で支えることになるからです。実際、クロスバーは横方向から力が加わるとたわみますが、バックパネルはたわみません。また、クロスバーはネジ4本で固定しますが、バックパネルはネジ8本です(大サイズの場合)。4点で固定するよりも8点で固定したほうが安定するに違いありません。

バックパネルのほうが機能的

クロスバーはユニットシェルフ全体が横揺れしないように固定するという機能しかありません。一方で、バックパネルはマグネットで書類や小物などを貼り付けることができます。また、棚の奥に小物が落ちるのを防ぐ「こぼれ止め」としての機能も果たします。さらに、背面を美しく見せることも可能です。

もちろん、クロスバーを使ったほうが棚の奥の壁がよく見えるので圧迫感が少ないと言うこともできますが、バックパネルのほうが機能的であることは間違いないでしょう。

バックパネルは意外とコスパが良い

サイズ商品名税込価格
幅56cm用スチールクロスバー・小550円
ステンレスクロスバー・小1,190円
バックパネル・小1,190円
バックパネル・大1,790円
幅84cm用スチールクロスバー・大590円
ステンレスクロスバー・大1,490円
バックパネル・小1,490円
バックパネル・大2,290円

※価格は2020/10/16現在(2022/09/26現在も変わらず)

上表はスチールおよびステンレスの、クロスバーとバックパネルの価格を一覧にしたものです。比較しやすいように幅56cm用と幅84cm用の2サイズに分けています。

ライトグレー色のスチールクロスバーとスチールバックパネルは2倍前後の価格差がありますが、たとえば「ステンレスクロスバー・小」と「バックパネル・小」は同じ価格であるなど、意外とバックパネルのほうが高いとも言えません。

もっとも、ユニットシェルフはセット品を買ったほうが1割以上お得なので、バックパネルを組み合わせてバラで買うと価格差が生じてしまいます。なので、何台か連結する場合にバックパネルを組み合わせることを検討してもらえば良いのではないでしょうか。

 

以上の通り、バックパネルをクロスバーの代わりに使うことには多くのメリットがあります。バックパネルを使ったほうが理屈上は横揺れしにくく、機能的に使うことができます。

また、セットではなくバラで購入する場合はコストはほとんど変わりません。組み合わせによる価格差はカタログをめくって比較するよりも「SUSシミュレーター」を使ったほうが早くてオススメです。

バックパネルを取り付けるときにネジが上手く入らなかったという声を聞くことがよくあります。しかしながら、多くの場合は組立ミスであると考えられます。ユニットシェルフにバックパネルをセットするときも、3段カラーボックスを組み立てるときも、ボルトは一旦すべて仮止めしてから最後に本締めするようにしましょう。これは組立家具を組み立てる際の基本です。
ただし、クロスバーに代えてバックパネルを取り付ける場合は組立難易度が上がることは間違いないです。

2020/10/16追記

スチールユニットシェルフにバックパネルを組み合わせてみました。

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コメント

  1. めだかのきんちゃん より:

    収納マンさま

    三度のコメント失礼します、めだかのきんちゃんです。

    あれから、無印のステンレスユニットシェルフ高さ175cm、幅58cm程のものを購入しました。
    後ろはバックパネルにしましたが、取り付けがとても大変で、ネジを取り付けるのに固かったり狭かったりで、穴の塗装がネジを締めるときに取れてしまいました。
    その部分から錆びないか心配です。。
    錆びてしまうとネジがとれなくなりますよね、そうすると棚の高さも変えられらなくなるのが困ります。

    今回は、ユニットシェルフのサイドについてです。
    主に本を置く予定ですが、帆立の間隔が大きいため、(わかっていたことですが)本が落下してしまいます。
    ブックスタンドを置くにしても、高さ20cm以上の大きいものでないと一緒に落下してしまいます。
    メタルラックのようにサイドバーのようなものがあればことは足りるのですが、無印のものにはありません。
    バックパネルを付けているため後ろの帆立の2本のバーの隙間は抜けておらず塞がっており、所々パネルを止めるネジがあります。
    サイドパネルは考えておりません。
    と言いますのも、S字フックで体操袋などを引っかけられるようにしたいと考えているからです。

    落下防止のアイディアがあればご教示いただけますでしょうか?
    なにとぞよろしくお願いいたします。

    • 収納マン より:

      めだかのきんちゃんさま

      おおっ!ステンレスユニットシェルフを購入されたんですね!
      やっぱり、長い目で見たらステンレスのほうがキズが付かなくて良いですよねー^^
      木製の棚板も良い感じになりますし。

      ネジの件、これはたぶん組み立ての際に「仮締め」じゃなくていきなり「本締め」してしまったんじゃないでしょうか。
      いきなり本締めしてしまうと、極端な話、全体が斜めに組みあがってしまって、バックパネルをハメるのに苦労します。

      家具を組み立てる際は、3段カラーボックスでも何でも、まずは仮止めして全体ができ上ってしまってから本締めすると良いですね。
      もっとも、今さら言われてもという話でしょうけど(+_+)

      ちなみに、サビの心配がある場合は「KURE5-56」でも軽く噴いておけば気休めになるかと思います^^
      サビてしまったときもとりあえず5-56を噴けばなんとかなるんじゃないでしょうか。

      それはさておき本題。
      ユニットシェルフの側面からの落下を防ぐためには主に3つの方法が考えられます。

      (1)紐を張る
      (2)ファイルボックスを使う
      (3)高さ18cm以上のブックエンドを使う

      まず帆立に紐を張るという方法は、基本的に不細工ですが、もっとも合理的な方法です。
      白いPPバンドなどを使えば多少は見た目がマシかもしれません。

      もしくは、ファイルボックスの口を正面に向けて置き、それをブックエンド代わりにする方法。
      ナカバヤシのキャパティがコスパ、使い勝手ともにオススメです。
      もちろん、見た目のことを考えたら無印良品のファイルボックスのほうがマッチすると思いますが^^;

      最後、高さ18cm以上のブックエンドを端に置けば、理屈上は文庫本などが落ちる心配はありません。
      本の自重でブックエンドは固定されるでしょうけど、心配なら弱粘着の両面テープで棚板に貼り付けるのもよろしいかと思います。

      以上、ご参考になれば幸いです^^

      • めだかのきんちゃん より:

        収納マンさま

        お返事遅くなり!申し訳ございません。
        固いもの(それこそブックエンドやサイドバーのようなもの)を想像していたので、ひも…なるほど!確かに!
        ということで、三つ編みができるようになった子供が、カラフルなビニールひもで三つ編み縄を山のようにつくってきていたので、それをWのようにバーにはわせました。
        子供用の棚なので、ポップな感じなったし、自分が作ったものが活用されたのもあり、子供は満足げでした!
        あとは、クレ556を週末に手配したいと思います!
        いつも頭が整理できてとてもありがたいです。
        大切に使っていきたいと思います!(^o^)

        • 収納マン より:

          めだかのきんちゃんさま

          それは良いですねー!
          実用性だけでなく、お子さんの作品を飾ることにもなって一石二鳥!
          インテリアやコストのことも考えれば、四鳥くらいのメリットがあるかもしれません^^

  2. yuck より:

    バックパネルはダサい
    必要箇所に使う方が良く
    部屋が重く感じる
    安定感はあるけどクロスバーがスタイリッシュだ

    • 収納マン より:

      yuckさま

      はじめまして^^
      貴重なご意見ありがとうございます。

      バックパネルはダサいですか。
      個人的にはどちらがダサいかカッコイイかというよりも、たとえば間仕切りに使うならバックパネルのほうが目隠して機能するとか、こぼれ止めの機能を果たすとか、横揺れ防止効果を高めるとか、機能性の面で選ぶものかなと思いますが、インテリア的な視点というのも人それぞれなんでしょうね。