テレビCMでもお馴染みのニトリの突っ張り式ユニットシェルフ「Nポルダ」は発売からちょうど1年ほどを迎えました。私が予想した通り、順調に売上を伸ばしているようです。
将来的には無印良品に対抗して幅のサイズバリエーションを増やしていくものだと思っていたのですが、ちょっと想定外の方向に進みました。無印良品のスチールユニットシェルフに近い奥行425mmタイプをラインナップに加えてきたのです。
※この記事は2021年11月25日時点の情報に基づいています(2024年9月8日一部更新)
ニトリ/Nポルダ・ディープ
約1年前に発売された「Nポルダ」は奥行が305mmでした。一方、このたび発売された「Nポルダ・ディープ」の奥行は425mm。無印良品の「スチールユニットシェルフ」の奥行410mmとほぼ同じ奥行です。
従来のNポルダの奥行約30cmというサイズは圧迫感が少ないというのがメリットです。しかし、棚板1段あたりの耐荷重が10kgしかないため、目いっぱい本を並べるというわけにはいきません。本ではなく雑貨類を並べるとしたらもうちょっと奥行が深いほうが良いという声があって奥行約40cmというラインナップを増やしたのではないでしょうか。
Nインボックスとの相性抜群!?
ただ、サイズをよく確認してみると、Nポルダディープは従来のNポルダよりも奥行が深いだけじゃないんですね。高さこそいずれも2200~2600mmで同じなのですが、実はNポルダが幅965mmなのに対し、Nポルダディープの幅は985mmになっているのです。
なんで20mmという微妙なサイズの違いなのかなと思ったんですけど、ディスプレイ写真にヒントがありました。従来のNポルダがNインボックスのレギュラーサイズ(上写真)を横向きに2つ並べられるのに対し、Nポルダディープはが縦向きに3つ並べることができるサイズ設計になっているのですね!
引出NインボックスA4奥深も?
Nポルダディープと同時に発売された「引出 Nインボックス A4 奥深 3段」(上写真)との相性も気になるところです。こちらは従来からある「引出 Nインボックス」よりも奥行が深く、高さはNポルダディープの棚板ピッチ3段分に収まりそうなサイズ感に仕上がっていますからね。
こういう組み合わせができると、ますます無印良品っぽいです。
折りたたみデスクNポルダも?
さらに言うと、こちらもほぼ同時に発売された「折りたたみデスクNポルダ」(上写真)も奥行376mmでNポルダディープと相性が良さそうな感じがします。折りたたみデスクNポルダが発売された当初は「どうして奥行を揃えなかったのかな?」と思いましたが、Nポルダディープの登場で納得しました。
追加ボックス Nポルダディープ
Nポルダディープには従来のNポルダにはなかったオプションパーツが登場しています。それは「追加ボックス Nポルダディープ」。上写真左側の上から2段目の引き戸タイプの木製ボックスです。なんだかいよいよ無印良品のスチールユニットシェルフっぽいですね。
ちなみに、現時点ではNポルダディープにも追加サイドパーツが用意されていますが、追加棚板はまだです。これは必ず登場するはずなので、ひょっとしたら同時に他にもオプションパーツが追加されるんじゃないかと期待してしまいます。
1年ほど前にNポルダが登場したときは、無印良品のスチールユニットシェルフと比べて最初から転倒防止策が講じられているのがメリットと感じられる一方、奥行が浅いのは良し悪しかなと思いました。しかし、Nポルダディープの登場で奥行が選べるようになりましたから、あと無印良品と比較するとすれば幅サイズとオプションパーツの数が大きいでしょうね。
一方で、従来のNポルダの棚板5段タイプが税込9,990円なのに対し、Nポルダディープは同14,900円というところがちょっと価格が高いと感じるかもしれません。高さ1755mmで税込12,900円17,900円の「スチールユニットシェルフ・スチール棚セット・ワイド・大」、高さ2125mmで16,900円の「(同)特大」のほぼ中間のとそれほど変わらない値段ですものねー。
ほか、Nポルダならホワイト系とブラック系がある、棚板が木製、ネットで買った場合に無印良品よりも配送料の負担が少ないなどのメリットもありますが、悩ましいところだと思います。
コメント