お恥ずかしながら、私はこれまで揚げ物をするとき、天ぷら鍋ではなくティファールのフライパンやソースパンを使っていました。
良くないであろうことは分かっていたんです。しかしながら、揚げ物なんて滅多にしないし、モノは増やしたくないので、まあ良いかーと割り切って使っていました。
でも、やっぱり鍋が傷むのが早いと感じます。そこで、主夫歴10年目にして初めて天ぷら鍋を購入しました!
※この記事は2023年3月28日時点の情報に基づいています
宮崎製作所・サスティナ 天ぷら鍋 SU-27TP
こちらがこのたび購入しました宮崎製作所の「サスティナ 天ぷら鍋 SU-27TP」です。
宮崎といっても宮崎県ではなく、新潟県は燕市で作られた日本製。猫に小判と申しましょうか、私などにはもったいない立派なものです。
艶消しサテン仕上げの18-8ステンレス
こちらの天ぷら鍋は艶消しサテン仕上げの18-8ステンレス製。鍋の外径は27cmで、容量は3.7Lとなっています。天ぷら鍋としては大きいほうだと思います。
工芸品のように素晴らしい質感
別に日本製にこだわったとか、デザインで選んだわけではないのですが、見れば見るほど素晴らしい質感です。取っ手の部分なんて、どこで溶接しているのか分からない仕上がりです。
ちなみにこちらの取っ手はほとんど熱が伝わらないように作られているようで、揚げ物を終えたら素手で持つことができます。
鍋の底が厚い!
どうしてサスティナの天ぷら鍋にしたかと言うと、ひとつはオールステンレス製で手入れがしやすいからですが、もうひとつは底面が厚くて保温性が優れているに違いないと考えたからです。揚げ物って、油の温度を高くキープしないと上手にできないですからね。
なお、こちらの天ぷら鍋が1.74kgあるのに対し、比較した日本製&ステンレス製の天ぷら鍋など多くは1kg未満。価格は約1.5倍でも重量が約2倍ならむしろコスパが良いと言えるんじゃないでしょうか。
ちなみに、我が家はガスコンロで使いますが、IHクッキングヒーターでも使えます。
さっそく使ってみました
さっそく使ってみましょう。いつものようにサラダ油と「サクッとあげものちゃん」を入れます。
KEYUCA(ケユカ)の「Lidest オイルポット」、Easy Joyの「排気口カバー」と並べると、やっぱりステンレスはええな~と思ってしまいますね(笑)
爆速で唐揚げが揚がる!
今回は鶏の唐揚げを揚げたのですが、いつもならタネを放り込んでから洗い物などをする余裕があるのに、一瞬でと言って良いくらいすぐに揚がってしまって驚きました!
別に時間を計っているわけではありません。でも、揚がった感じって何となく分かるじゃないですか。それがあまりにも一瞬で来てしまうので「マジか!?」と思ってしまったわけです。
揚げアミがやっぱり便利
最初、揚げアミはタネを入れる際に邪魔だなと思いました。しかし、あまりにもすぐ揚がるもんだから、すぐに拾い上げていかなくてはなりません。そのときに揚げアミがあるとキレイに油を切る必要がなくて便利です。と言うか、ますます爆速で揚げていくことができます。
いつもの半分の時間で揚がった!
いつもなら30分くらいモタモタして揚げるところが、今回は半分くらいの時間で済みました。これはガス代が高騰している昨今、とても助かります。
また、火を消してからも数分は油がパチパチ鳴っているのにも驚きました。それだけ保温性が高いということでしょう。
もっとも、これはいずれもティファールのフライパンやソースパンとの比較です。ちゃんとした天ぷら鍋だったらこれほど驚異的な違いは感じられなかったのかもしれません。
もちろん味は申し分なく
そうして、いつもより早く唐揚げを揚げることができました。
味はいつも通り、パパの唐揚げです。鶏むね肉4枚分が、あっと言う間になくなっていきます。
というわけで、このたび購入したサスティナの天ぷら鍋は大正解でした。
何と言っても、今まで時間が掛かっていたのが何だったのかと疑問に感じるほど爆速で揚げることができます。しかも、常に高温をキープ。激しい音がしますが、油の跳ね具合はこれまでとほとんど変わりません。おまけに、お手入れも楽々です。やっぱりステンレスは最高です。
一方で、不満点がないわけではありません。油を処理しようとしたところ、鍋の底に伝ってしまって調理台に油が大量にこぼれてしまいました。同様の不満はamazonのレビューでも挙がっていますが、廃油する際に工夫が必要なのかもしれません。
あと、今までは内側が黒い鍋だったので揚げ物の状態が見やすかったのですが、ステンレスでしかも油の表面が激しく煮立っていると、見えにくいのが困ります。もっとも、タネを放り込んだらすぐに揚がってしまうので大きな問題はないのですが。
ともあれ、こんなことならもっと早く天ぷら鍋を買うべきでした。せっかくなので、これからは揚げ物の頻度をちょっと増やしたいと思います。
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