住宅展示場では一年を通じて大小様々なイベントを催しています。特に季節の良いゴールデンウィークや秋の連休には大きなイベントが開催されます。
せっかくモデルハウス巡りをしているのだから、この機会を利用しない手はありません。事前に下調べをして、ABCハウジング和泉第二阪和住宅公園の「ふれあい動物園」に参加。ちょっと残念な扱いを受けているウサギやモルモットたちに、しおれたキャベツをあげてきました。
残念と言えば、そのあとで見たタマホームのモデルハウスもそうでした。
※この記事は2019年5月6日時点の情報に基づいています
タマホーム@和泉第二阪和住宅公園
タマホームと言えば、おそらくもっとも有名なローコストハウスメーカーです。以前に木村拓哉さんが登場するテレビCMがジャンジャン流れてましたからね。
社名を連呼する内容のCMにあまり良いイメージを抱けなかった私ですが、まさかそのタマホームの家を検討することになるとは思いもよりませんでした(苦笑)
クオカード品切れですけど、それでも来ますか?
ただ、タマホームについては最初から最後まであまり良い印象を持つことはできませんでした。
ゴールデンウィーク期間中はちょうど20周年記念フェアというのを実施していて、来場予約をしたうえでモデルハウスに行ってアンケートを書くと、計5,000円分のクオカードをもらえるということでした。そういうことならと、事前にホームページから予約。すると翌日、営業マンから電話がかかってきました。
その内容は「予約殺到でクオカードが品切れしてしまったんですけど、それでも来ますか?」というものでした。「来てもらえたら後日郵送はします」という断りもありましたが、ちょっとその聞き方はないだろうと思いますよね。
私もセンターハウスの受付に来る「ものもらい客」が多いことは知っています。ただし、それはあくまでブラックリストに載っている常連の話です。一見のお客さんにそういう対応をすることはありません。
クローゼットの奥行が押入れ同等
それでも対応してくださった営業マンはベテラン風で説明が上手でした。特に、標準装備されているという機械換気の仕組みがよく分かったのは良かったです。
ただ、家そのものの収納のセンスは残念と言わざるを得ません。クローゼットの奥行が押入れと同じ90cm弱もあるなんて、イマドキ、田舎の工務店でもやらないんじゃないでしょうか(苦笑)設計が雑すぎます。
おまけに、ウォークインクローゼットが全然ウォークインできない「ステップインクローゼット」だったりするのです。マンションならそうなるのは分からなくもありませんが、注文住宅でこれをやってしまうのはNGでしょう。
インテリアのセンスがすごく残念
また、インテリアのセンスも残念です。リビングダイニングキッチンや寝室のインテリアは決して悪くはないのですが、子供部屋らしき部屋に変な花柄の壁紙が貼ってあったりします。
こういうのは細部までしっかり手を抜かずにやってもらわないと、任せて安心できる感じがしませんよね。同じローコストハウスメーカーでもアイ工務店などのほうが上手にやってくれるんじゃないかと思ってしまうのではないでしょうか。
レオハウスとの違い
ちなみに、タマホームとレオハウスは同じようなものだと思っていましたが、むしろ違っているところのほうが多かったです。レオハウスはあまり積極的に説明しない代わりにパンフレットあり。タマホームは予約したからかもしれませんが説明は積極的だった半面、パンフレットはなし。
また、レオハウスは2×4工法、タマホームは軸組在来工法。似ているのは、インテリアのセンスが少し残念というところだけですかねー。
というわけで、タマホームは最初の電話対応から、家そのものに至るまで、残念なところが多かったです。これまで複数のモデルハウスを見てきた中で、もっともたくさん「これはないなー」と心の中で呟きました。私だけでなく、家族の反応も同様だったと思います。
これは単に私や家族の主観というわけではなく、世間の評価も同様なのかもしれません。1998年に設立してから10年間で急成長したタマホームも、その後の10年間の売上は上がったり下がったりしつつもほぼ横ばいとなっています。
今期は昨対20~30%増しの受注状況となっていますが、主力の住宅事業は利益率の低下や販管費の増大に伴って営業損失が発生しているようです。住宅業界もなかなか大変ですねー。
2019/05/21追記:
「クオカードは後で郵送します」とは聞いておりましたが、正直、絶対に送ってこないだろうなと思っていました。しかし、訪問から2週間足らずでちゃんと届きましたよ。ありがとうございます。疑ってスイマセンでした。
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