エアコン1台で家中冷暖房OK!小林住宅のモデルハウスに行ってきました

当ブログは広告を掲載しています。詳細はこちら

わたくし収納マンはものすごく寒がりです。夏の暑いのは平気だけど、寒い冬は本当に死にそうになります。風邪をひくと頭が痛くなるし、サイクリングに出掛けても楽しくないし、ロクなことがありません。

だから冬は家の中が暖かければ良いなーと思います。それで以前は、家を建てるなら絶対に外断熱にしたいと思っていました。

ところが、外断熱の家については否定的な声が多いのです。施工コストが高くなるのはともかくとして、断熱材が痩せてくると外壁材がズリ落ちてくる可能性があるとか、大火に見舞われる恐れがあるとか、外観が野暮ったくなりがちだとか、そもそもRC造向きであって木造でやるべきものではないとか、散々な言われようなのです。

おまけにトドメを打ったのは、外断熱の家の多くが全館空調を採用している点です。全館空調の機器を揃えると一般的に300万円くらいします。300万円って言ったら家庭用エアコン30台分くらいに相当するわけで、それなら普通にエアコンを買い揃えたほうが割安です。

それってつまり、外断熱のおかげで暖かいのではなくて全館空調のおかげなのだったら、外断熱なんてほとんど意味がないじゃん!…ということに気づいてしまったんですね。

ところが、全館空調ではなく普通の家庭用エアコン1台で夏も冬も快適に暮らせる本当の外断熱の家があるということで、ABCハウジング中百舌鳥(なかもず)住宅公園にある小林住宅のモデルハウスを訪問しました。

 

小林住宅@中百舌鳥住宅公園

小林住宅@中百舌鳥住宅公園

小林住宅って、ご存知ですか?私は学生時代に清掃スタッフとして中百舌鳥住宅公園に入ることがありましたけど、見た記憶がまったくありません。

にもかかわらず、小林住宅の創業は1946年。70年以上も続く老舗です。大阪市に本社を置く創建の関連会社で、大阪府下を中心に展開しています。

創建は大阪では割りと聞く名前ですが、小林住宅なんて聞いたことがありません。不思議に思って調べてみても分からなかったので営業マンに聞いてみると、どうも途中でイロイロあって創建に拾われたようです。

創建は外断熱の技術が欲しくて小林住宅を傘下に収めたということですから、小林住宅がダブル断熱を発表した2001年以降のことでしょう。これまで戸建分譲をメインにやってきたので注文住宅で名前を聞くことがなかったということなのかもしれません。



外も内も!屋根も基礎も!家全体をKurumuように断熱

小林住宅・ダブル断熱

出典:小林住宅

中百舌鳥住宅公園にある小林住宅のモデルハウスの商品名は「Kurumu」。木造の外&内ダブル断熱工法、しかも屋根も基礎も断熱して、家全体をくるむように断熱するというのが大きな特徴です。

壁の外側には隙間なく硬質ウレタンボードを貼り、内側には発泡ウレタンを吹き付け。それによって家全体を発泡スチロールの箱みたいにしてしまって、外気をシャットアウトします。

その結果、気密性はハウスメーカーNo.1、さらに北海道基準並みの超断熱性能を誇るということです。だから家庭用エアコン1台でも夏は涼しく、冬は暖かくできるというわけですね。

もしこれが本当なら、エアコンを何台も買って設置して買い替える必要がないうえに、室外機の設置スペースも少なくて済むわけで、多少イニシャルコストが高くなっても十分ペイできるはずです。

壁内に結露が発生しないから躯体が長持ち

小林住宅・断熱材と湿気の関係

出典:小林住宅

小林住宅のダブル断熱は冷暖房効率を高める以外にも大きなメリットを生みます。一般的な内断熱の木造住宅の場合、外からも内からも湿気を壁内に取り込んでしまって、断熱材は劣化し、躯体も朽ち落ちていく可能性があります。

ハウスメーカーはどこも耐震性のテストを頑張ってやっていますが、それはすべて新品の木材を使用しています。しかし、新築から何年も経過して湿気で劣化した躯体では期待した耐震性を得られない可能性がある…と小林住宅は考えているそうです。

まさしくドリーム!しかし妻は「頭が痛い」と…

小林住宅のダブル断熱なら冷暖房器具のイニシャルコストは抑えられるし、冷暖房コストは安いし、おまけに躯体を傷める心配もなく安心です。小林住宅のホームページのドメインは”dreamhome.co.jp”ですが、私にとってはまさしく夢の家であります。

しかし困ったことに、モデルハウスで営業マンと話しているうちに、妻が「頭が痛い」と言い出しました。

お金の話をしていたわけではありません。気密性が高すぎるからでしょうか、息苦しくなってきたそうです。おまけに、貼り替えたばかりだというフローリングの臭いも影響したのかもしれません。ちなみに、ホルムアルデヒドに割りと敏感な私は問題なかったので、その影響ではないと思います。

ともあれこの一件で、妻にとっては小林住宅はNGとなってしまいました。

 

ダブル断熱の小林住宅、寒がりでエアコン嫌いな私にとってはすごく魅力的なんですけどねー。おまけに、外断熱の家っていうのはだいたい外観が野暮ったくなりがちなんですけど、小林住宅は私のイメージを覆すスマートなデザインです。

でも妻はNG。坪単価も50万円台からとなっていますが、たぶんそんなには安くなりません。価格さえ折り合えば、宿泊体感会などにも参加して頑張って妻を説得してみたいのですが、さてどうなのでしょう。

関連記事

レクサスの塗装の極太鉄骨!トヨタホームのモデルハウスに行ってきました
堺市北区にある中百舌鳥住宅公園にトヨタホームのモデルハウスを見に行ってきました。鉄骨ラーメンユニット工法を採用しており、その鉄骨は125mm角で非常に頑丈。さらに、レクサスやクラウンにも使われているカチオン電着塗装を施しており、サビに強いのが特徴です。
現実的すぎて安っぽい!?レオハウスのモデルハウスに行ってきました
堺泉北住宅博にあるレオハウスのモデルハウスに行ってきました。現実的なサイズの3階建てリアルモデルハウスという通り現実的すぎて安っぽいですが、実際に坪単価が50万円台後半なのですから安いのです。パンフレットが馬鹿でも読める感じで、すごく工夫されていると感じました。さすがナックの関連会社ですね。
開放的かつ機能的にもシンプル過ぎ!無印良品「木の家」を見てきました
無印良品の家のモデルハウス、貝塚市の大阪南店「木の家」を見てきました。建築家の難波和彦氏の「箱の家」のように開放的なのは結構ですが、家族のプライバシーがなく、光熱費の心配もあるところが、少なくとも我が家には合っていないと感じました。ただ、セールスがしつこくないのが良いです。
フルハイドアなのに安い!アキュラホームのモデルハウスに行ってきました
堺泉北住宅博に行って、アキュラホームのモデルハウスに行ってきました。アキュラホームはハウスメーカーと言うより巨大な工務店で、中間マージンを抑えることができます。また、ジャーブネットを通じてシステムキッチンなどを大量一括購入することでコストを抑えます。おまけにフルハイドアが標準装備というのが素晴らしい。
収納マンの家作り
収納マンをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
New!収納教える.コム

コメント