ニトリの「敷きパッド(NクールWSP i-n)」を使って5回目の夏を迎えました。隣のモダンデコ「接触冷感敷きパッド・プレミアム」は冷感があるのに、Nクールはまったく冷たさを感じられません。おまけに表面はザラザラ、しかも細長く伸びてしまってマットレスの縁が見えています。当初はどちらもあまりクールさを感じなかったのですが、洗濯を繰り返すうちにここまで差がついてしまったのでしょうか。
ともあれ、クールじゃないNクールを使い続けても意味がありません。モダンデコの同じものに買い替えようかと思ったものの、それでは芸がない。
そんなとき、以前から気になっていたボックスシーツを楽天プレミアムパートナーで試す機会に恵まれました。今回はそのレビューをお届けしたいと思います。
エアロシルク/ボックスシーツ
今回ご紹介するのは「エアロシルク」のボックスシーツです。私は寝具類をだいたいグレー系で揃えているので、全34色の中からダークグレー色をチョイスしました。
私がこのシーツに興味を持ったのは、累計43万枚も売れている大ヒット商品という点です。しかもレビュー件数もすごく多いです。シルク(絹)なのに洗濯できるから?みんなそんなにシルクが好きなの?接触冷感というのも意味不明。
ツヤツヤテカテカな見た目で、本当に冷感があるのかも怪しい。いろいろと訝しく思いながら、真偽を確かめてみることにしました。
本当にシルク85%なの?
エアロシルクのボックスシーツは手に取るととても軽いです。しかし、手触りはあまりシルクっぽくありません。シルク85%+ポリエステル15%ということですが、ポリウレタン系の生地のような質感です。しかも、あちこちに折り目がついています。
全周ゴム部分はシッカリとした縫製
表地はツヤがあってポリウレタンっぽい質感ですが、裏地は光沢がなくナイロンのような手触りです。全周ゴム部分の縫製などは意外とシッカリしています。
とってもバブリーな雰囲気に
エアロシルクのボックスシーツをマットレスに敷いてみると、ギンギラギンのバブリーな感じになりました(笑)なんだかすごく斬新です。
厚み30cmでもOK
私が使っているマットレスは厚みが30cmありますが、ぴったりカバーできています。一般的なマットレスならだいたい大丈夫と言えるサイズでしょう。
まるで寝袋みたいな寝心地!
エアロシルクのボックスシーツを敷いたマットレスの上で寝てみると、なんだか今までに体感した気がして、「なんだろう…」としばし考えて閃きました。「そうだ!寝袋だ!」
ツルツルと滑る感じです。テントの中は地面が平らではないので、どこまでも滑っていく感じがします。マットレスはフラットですけど、体のラインに合わせて沈み込みがあるので、テントの中と同じようにどこまでも滑っていくような感じがします。
ちなみに、厚みは一般的なポリエステルなどのボックスシーツと同様で、敷パッドの感触がダイレクトに伝わってきます。
冷感はまったくなし
接触冷感についてはどうでしょうか。隣のモダンデコの接触冷感敷きパッドは冷たさを感じますが、エアロシルクは冷たくありません。暑かったり、熱がこもる感じではないものの、これはさすがに接触冷感があると言うのは無理があると思います。
掛け布団が滑り落ちてしまう
予期せぬデメリットもありました。エアロシルクのボックスシーツはスベスベなので、掛け布団がスルーッと滑り落ちてしまうのです。そのため、掛け布団は右脚で挟んで固定しています。
というわけで、とても評価の高いエアロシルクのボックスシーツですが、残念ながら私にはその良さがサッパリ理解できませんでした。手触りがまったくシルクっぽくないし、接触冷感でもありません。見た目は好みではないうえ、まるで寝袋で寝ているみたいな感じだし、掛け布団が滑り落ちてしまうのも厄介です。
強いてメリットを挙げると、滑りやすいので寝返りを打つときの抵抗が少ないことくらいでしょうか。もっとも、それも逆に滑りやすくて踏ん張る必要があったりします。
うーん。こんなに売れているのに、私の感性が狂ってるのかなー。謎はますます深まってしまいました。
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