時間が経つのは早いもので、アキュラホームで建てた収納マンの自宅も築1年を迎えました。
思い起こせば一昨年前。恐る恐る偵察に行った泉北住宅博のアキュラホームのモデルハウスは、今年1月に閉鎖されました。展示場全体がなくなってしまったんです。
代わりに、今週4月29日に毎日ハウジング和泉中央住宅展示場で新しいモデルハウスがオープンします。地元の人じゃないと分からないと思いますが、コストコ和泉倉庫店の近くのビバホームの向かいですね。
それに先立ち、昨年にはアキュラホームの大阪支店も移転しました。元の場所からそんなに離れているわけではありませんが、我が家からはさらに遠くなりました。にもかかわらず、何かあったら江坂の大阪支社から1時間以上かけて来てくれるんですよー。本当に心強い限りです。
コロナ禍でなければオーナー向けに各種イベントも開催されるんですけど、その代わりに先日はwebセミナーがありました。そこでクイズがあってどうも正解だったようで、忘れた頃に景品が送られてきました。
※この記事は2021年4月27日時点の情報に基づいています
アキュラホーム・ウィルスシールド
クイズの景品として送られてきたのは「ウィルスシールド」というもの。20mlの液体が入ったガラス瓶。これが2本です。
販売元はアキュラホームとなっていますが、ウィルスシールドは小松マテーレ(旧・小松精練)という繊維メーカーが商標を持つものだと思います。
市販はされていないと思ったんですけど、amazonで1本=3,200円で売っていてビックリ(笑)ついでに、新居の引き渡しのときにいただいた輪島塗の金箔椀が26,000円で販売されていることにも驚きましたー。
ドアノブなどの抗菌処理をするもの
付属の施工説明書を読むと、ウィルスシールドはドアノブなどに塗布することで抗菌加工をするもの…と私は理解しました。
ガラス瓶のラベルを見ると、”抗ウィルス・抗菌性能、撥水・撥油性能、超離型性能”と書かれていますが、金属製のドアノブの水や油を弾いても仕方ないし、ドアノブに付着した何かしらを剥がしやすくする必要性も特に見当たりませんからね。明らかにコロナ禍を意識したものだと思います。
プラモデルの接着剤のような臭い
ウィルスシールドは”一液性特殊防汚セラミック塗料”と記載されています。金属製のフタと中蓋を取ると、中身はサラッとした無色透明の液体で、プラモデルの接着剤のような臭いがします。火気厳禁です。
まずはドアハンドルの除菌から
それでは早速、施工して参りましょう。今回はドアハンドルを除菌するところから始めます。
「抗菌加工するのにまず除菌する必要があるなんて…」と思ったりもするわけですが、菌が繁殖しているところをコーティングするわけにもいきませんからね。ここはちゃんと施工説明書の通りに進めたいと思います。
幸い、我が家には除菌率99.999%を誇る「すっごい掃除水」があります。これで掃除も除菌も一発OKです。
化粧用パフでウィルスシールドを塗る
ドアハンドルの除菌が済んだら、化粧用パフにウィルスシールドを染み込ませて、塗っていきます。このとき、ビニール手袋は必須です。
マイクロファイバーの布で拭き取る
ウィルスシールドを万遍なく塗ったら、速やかにマイクロファイバーの布で拭き取ります。これは完全に拭き取ってしまうためではなく、余分なウィルスシールドを取り除くということだと思います。
30分乾燥→塗る→拭く→30分乾燥→完了
その後、30分乾燥し、再び化粧パフで塗る→マイクロファイバーで拭く→30分乾燥をもう一度繰り返して、施工完了。塗膜がベタつかなければ普通に触って大丈夫ですが、基本は24時間放置。完全乾燥には2~5日間も掛かるそうです。
塗膜の厚みは食品用ラップ1~2枚分程度もあるそうですけど、正直まったく分かりません(苦笑)もちろん、効果もサッパリ分かりません。
手術室などのクリーンルーム並みに除菌?
ウィルスシールドの施工説明書を見ても効果がよく分からなかったのですが、別ソースで確認すると、「そこまで言って大丈夫なのか?」と逆に心配になるくらいのことが書かれていました。
- 新型コロナウィルスに有効
- 抗ウィルス・抗菌性能あり
- 超撥水・超撥油性能
- 加工塗膜は無色透明
新型コロナウィルスに有効と謳った商品が景表法違反で摘発されるケースがあったので、それを踏まえるとかなり怪しい感じがすることでしょう。しかしながら、経済産業省が特殊第4級アンモニウム塩を新型コロナウイルスに有効と認定しているということです。
ただし、そもそもウィルスシールドに成分表が付記されていないため特殊第4級アンモニウム塩を含むかどうか確認できません。また、特殊第4級アンモニウム塩を含む商品一覧というのは経済産業省から発表されていないようで、すっごい掃除水や花王のバスマジックリンなどと違ってウィルスシールドという商品名を独立行政法人製品評価技術基盤機構(nite)のホームページで確認することはできませんでした。
一方で、それよりもインパクトがあり、かつ分かりやすいと感じるのが、ウィルスシールド施工箇所にウィルスが付着すると10分後には99.9%減少するということです。結果的に手術室などのクリーンルーム並みに除菌できるというのですからスゴイことだと思います。
ちなみに、触れる頻度にもよるということですが、効果は5年ほど続くそうです。こういったことは施工説明書にはまったく記述がなく、あとでamazonの商品ページを見て分かりました(苦笑)
あと、小松マテーレのホームページを見ると、ウィルスシールドは一般的な光触媒加工と異なり、弱い室内光でも抗ウイルス効果を発揮することが大きなメリットだということです。つまり、我が家のように窓のないトイレや廊下でも効果を発揮できるということですね。
結局、イマイチ腑に落ちないところはあったものの、家中のドアハンドルや片引き戸の引手をウィルスシールドで抗菌加工しました。スイッチプレートや手すりもOKらしいですが、成分がよく分からないのでウチでは塗布していません。それで結局、1瓶の半分=約10mlほど使いましたかね。
でも、いかんせん抗菌作用というのは目に見えないので判断が難しいです。手間暇を考えると、すっごい掃除水で小まめに除菌するほうが合理的な気もします。まあ、抗菌加工しつつ時折り除菌もするというのが望ましいのでしょうけど、ともあれ早くコロナ禍が収束して欲しいものですねー。
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