以前に比べると、室内物干しの選択肢はかなり増えました。鴨居やドアに引っ掛けるタイプ、建具の枠に取り付けるタイプ、石こうボード壁に固定するタイプなどなど。100均ショップでも様々なものが扱われているので、もはや目新しさは感じにくいと思います。
でも、このたびダイソーで発見した室内物干しは画期的ですよ。シールフックで壁面に固定でき、しかも折り畳み可能。これまでハンガーやピンチハンガーを掛ける場所がなかったというお宅でも使える可能性が高いに違いありません。
というわけで、久しぶりにワクワクしながら買ってみました。今回はそのレビューをお届けします。
※この記事は2024年7月29日時点の情報に基づいています
ダイソー・壁掛けハンガー用フック
JANコード | 4550480371795 |
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材質 | ポリプロピレン |
耐荷重 | 1kg |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 110円 |
今回ご紹介するのはダイソーの「壁に固定して掛けられる 壁掛けハンガー用フック」という商品です。粘着式のシールフックで固定しますから、壁と言っても壁紙はダメです。ドアなどの建具や、窓ガラス、家具など、平滑な面に取り付ける必要があります。
シールフックで壁に固定
本体の裏面はこんな風になっています。付属のシールフックを壁面に貼り、そこに本体を上から挿し込むかたちです。
フックは手前に90°倒せる
フックは手前に90°倒すことができます。全体の長さは168mm、フック部分は145mmあります。なお、正面から見たときの幅は72mmです(いずれも収納マン実測に基づく)。
取り付けは簡単
ドアに貼り付けてみました。シールフックを先に貼り付けてから本体を上から挿し込むのが基本ですが、それだと取り付け位置が分かりにくいと思います。なので、シールフックを最初からセットした状態で剥離紙を剥がし、壁に押し付けてから本体を外してシールフックを強く壁に貼り付ければ、簡単に思い通りの位置に取り付けることができます。
何度でも貼って剥がせる
シールフックなので、粘着力は強力ですが、何度でも貼り直すことができます。また、吸盤と違ってツヤツヤの鏡面でなくとも、多少の凸凹面なら問題なく貼ることができます。ユニットバスの壁面やキッチンパネルもOK。一方で、塩ビや布の壁紙は無理です。
ハンガーを掛けてみた
ハンガーを掛けてみました。フックの上面に凹部が8つあるので、ハンガーを8本掛けるとちょうど良い感じです。Tシャツを干したり、洗濯機のそばにハンガーを掛けておきたいときなどに便利なサイズ感ではないでしょうか。
バッグを掛けても良し
バッグを掛けるにもちょうど良いと思います。ただし、耐荷重は1kgですから中身が詰まった状態は危険です。
山崎実業のドアハンガーと比較
山崎実業の「使わない時は収納できるドアハンガーtower(タワー)」と比較してみました。
壁面からフックの先端までの長さはほぼ同じです。タワーはスチール製でドアから引っ掛ける構造なので耐荷重は7kgあります。
一方でダイソーのほうは1kgしかありませんが、ドアの高さを気にせずどこにでも取り付けられるのがメリットです。おまけに税込110円ですから、気軽に購入することができます。見た目もまったく問題ないと思いますよ。
サッシに取り付けると便利
ダイソーの壁掛けハンガー用フックはシールフック式なので、窓サッシに貼ることもできます。上写真のように窓の中央に貼り付ければ、カーテンを閉じたままでも掛けることができます。また、使わないときはフックを畳むことでカーテンの開閉に支障が生じることもありません。これはとても便利!
ただし、シールフックの粘着面は56×56mmあるので、サッシが太くて平らでないといけません。我が家の場合は掃出し窓ならギリギリOK、腰窓はNGでした。ちなみに、窓ガラスに貼る方法もあると思いますが、その場合はカーテンを閉めたときにカーテンにほぼ埋もれてしまいます。
洋服のチョイ掛けにも便利
壁掛けハンガー用フックはウォークインクローゼットや玄関、リビングなど、洋服をチョイ掛けするにも便利です。我が家の場合は上写真のようにウォークインクローゼットの枕棚に取り付けると、脱いだシャツの湿気を飛ばしたり、翌日のコーディネートをセットするのに最適だと思いました。
プリント紙はNGです!
しかし、やってしまいました!枕棚からシールフックを剥がそうとすると、表面のプリント紙が剥がれてしまったのです。
我が家のドアなどの建具はほとんど表面がエンボスシートなので、枕棚もそうだと思い込んでいました。妻が帰ってきてから平謝りしましたよ(泣)
ともあれ、それほど強力なので、貼り付ける面にはくれぐれもご注意ください。
以上の通り、ダイソーの壁掛けハンガー用フックは期待を裏切らない商品でした。ドアハンガーや鴨居フックなど100均でも室内干しに使えるグッズはたくさんありますが、今回のはシールフックですからこれまで取り付けできなかったところにも取り付けできる可能性があります。
特に便利なのがサッシや窓ガラスに取り付けできること。好きな高さに取り付けられるうえ、カーテンを閉じる際も支障になりません。見た目もチープではなく、決して悪くないと思います。
これは以前にダイソーで販売していた「カーテンレール用フック」に匹敵する商品と言えるのではないでしょうか。
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