愛知県にヒマラヤ化学工業所という、プラスチック製の家庭用品を作っているメーカーがあります。100円ショップのセリアのほか、ホームセンター各社にも商品を卸しているんですが、ヒマラヤ化学工業所が作る商品は地味に渋くて私は結構好きなんです。
たとえばこちらの「CU-BOX(キューボックス)」。
パッと見た目はどこにでもありそうなカラーボックス用インナーケースですが、中に取り外し可能な仕切り板が付いているというのが独特です。
どこにでもありそうで、他にはない。けれども、一見してその良さがまったく伝わらない(苦笑)そのあたりが私がヒマラヤ化学工業所をして”地味に渋い”と評する理由です。
今回は、そんなヒマラヤ化学工業所の地味に渋い新商品を紹介したいと思います。
※この記事は2017年3月13日時点の情報に基づいています
ヒマラヤ化学工業所・ジョイントBOX
こちらがそのヒマラヤ化学工業所の新商品、「ジョイントBOX」です。浜乙女のパン粉たあ、さすが愛知県のメーカー。郷土愛が伝わるってもんです(笑)
それにしたって、商品名も地味、見た目も地味。けれどもこれが地味に渋いのです。
パール金属・やさいストッカー仕切付 H-5890
私はヒマラヤ化学工業所のジョイントBOXを初めて見たとき、パール金属の「やさいストッカー仕切付」(上写真)かと思いました。サイズもほとんど一緒ですし。
しかし、これらは微妙に違うんですね。まず、ジョイントBOXは箱の底に付けられたパーツを引き出すことで積み重ねできるようになっていますが、やさいストッカーは上の持ち手の部分を内側に折り込むことで積み重ねる仕組みです。どちらが優れているというわけではないですけど、構造が異なるわけです。
ほか、やさいストッカーは仕切り板が付いていますが、ジョイントBOXには付いていません。その代わりと言ってはナンですが、ジョイントBOXには大きめのコロが付いていて前後の移動が楽です。ちなみに、やさいストッカーは専用のキャスターと同じくフタが別売で用意されています。
裏返せば普通のカラーボックス用インナーケース
ジョイントBOXのほうが地味に渋いと言える点はもうひとつありまして、それは前後を逆にすると普通のカラーボックス用インナーケースと同じように見える構造だということです。やさいストッカーは前後を逆にして置くことは想定しておらず、この違いが地味に渋いところです。
ヒマラヤ化学工業所のジョイントBOXはまだ新商品ということでネットで販売しているところは少なく、冒頭の写真のリンク先ではボッタクリのような価格がついていますが、DCMダイキでは税込753円で販売されていました。ですから、パール金属のやさいストッカー仕切付とはほとんど値段は変わりません。
以上、ヒマラヤ化学工業所が”地味に渋い”ということが少しは伝わったでしょうか(笑)会社名からして渋いわけですが、その商品も渋い!これからもその会社名の通り、地道に世界一の頂きを目指していただきたいものです。
コメント