我が家ではテレビ裏などに電源タップや余った配線を収納できるケーブルボックスを使用しています。見た目がスッキリするだけでなく、ホコリが溜まらないうえに掃除がしやすいといったメリットがある一方、意外とデカくて邪魔、過不足なくケーブルを収めようとすると結構面倒臭いといったデメリットもあります。排熱孔が設けられているものの、ちゃんと放熱されるんだろうかと不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そういったデメリットを解消できる第三の選択肢をキングジムが提案してくれました。ペグボード(有孔ボード)を使った配線収納グッズです。
※価格および仕様はすべて2022/04/12現在
キングジム・Route Board(ルートボード)
2022年5月18日にキングジムから発売予定の「Route Board(ルートボード)」は付属のバスケットに電源タップを乗せたり、ケーブルガイドで配線を固定したり、束ねたケーブルをフックで引っ掛けておくことのできる有孔ボードです。デスクの天板などに付属のクランプ金具で固定することができます。
デスク天板上にも下にも設置OK
配線は手の届くところに置きたいという人もいれば、見えないところに設置したいという人もいることでしょう。ルートボードはどちらのニーズにも対応できます。上写真のように、デスク天板の下側に設置したり、逆に上側に設置したり、クランプ金具を真ん中寄りに取り付けることでデスク天板の上下両方で使えるようにすることもできるのです。
さらに、表裏両面を活用することもできるので、手前によく使うケーブル類を引っ掛けて、奥には挿しっぱなしの電源タップを置くといった使い方も可能です。
オプションパーツもアリ
ルートボードはグレーとベージュの2色展開。ベースとなるパネルとクランプ金具のほかに、ケーブルガイド×5個、フック×2個、バスケット×1個が付属していますが、パーツは追加で購入することもできます。
さらに、オプションパーツのスペーサーを併用することで、同じくキングジムの「ペギー」のパーツを取り付けることも可能です。穴径6mm、穴ピッチは25mmということなので、百均など市販の有孔ボード用パーツも組み合わせできそうですね。
キングジム・HARU PEGGY(ハルペギー)
キングジムからはほぼ同時期(2022年5月27日)に「HARU PEGGY(ハルペギー)」という商品も発売予定です。先ほどチラッと紹介したペギーをマグネット式にした感じのもので、有孔ボードでできた扉を開けると小物入れになっています。
SとMの2サイズ展開
ルートボードは1サイズのみですが、ハルペギーはSとMの2サイズ展開。Sサイズは有孔ボードが153×153mmで中にCDが収まる大きさ(一般的なCDジャケットは不可)、Mサイズは262×203mmで同じくB5ノートが収まる大きさとなっています。
3色展開
ハルペギーは白、グレー、ナチュラルの3色展開。L字フックがSサイズには2つ、Mサイズには4つ付属していますが、ルートボードと同様にペギーのオプションパーツを取り付けることもできます。なお、その際はルートボードのようにスペーサーを併用する必要はありません。
キングジムとしてはペギーの販売が好調だったもので、満を持してルートボードとハルペギーの投入に踏み切ったところだと思いますが、いずれも魅力的な商品だと思います。特にルートボードは今までになかった配線収納のスタイルなので、従来のケーブルボックスでの収納に不満や不安を持つ人の支持を得られるのではないでしょうか。
一方で、ルートボードは税込定価11,000円と高額なのがネック。この値段でも売れるならと、amazonで中華商品が続々出てくるような気もします。
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