わたくし収納マンはファイルボックスが大好きで、かねてよりそのまま持ち運べないものかと考えておりました。しかしながら、自分で持ち手を取り付けたところで不細工になるのは必至。馬鹿なことは考えないように自制しておりました。
ところが、同じようなことを考える人がいるものですね!コクヨからバッグのような持ち手付きのファイルボックスが発売されたので、さっそく試してみることにしました。
※この記事は2022年11月4日時点の情報に基づいています
コクヨ・NEOSキャリーボックス
コクヨの「NEOS(ネオス)キャリーボックス」には2サイズ、3カラーがラインアップされており、今回は「A4 ブラック A4P-NELFM-D」と「A4ハーフ オリーブグリーン A4PH-NELFM-DG」を購入。ファイルボックスですが、組立式なのでペラペラです。
組み立てはワンタッチで簡単
組立式と言っても、ワンタッチ式のダンボール箱と同じ構造で簡単です。内側から底面を押して中心部を噛み合わせ、2ヶ所のツメを挿し込むだけです。
A4、A4ハーフともに、隅に水筒を立てられるくらいの仕切りが付いているのですが、これも指1本で立ち上げたり折り畳むことができます。
ちょっと歪んでしまう…
ただ、ペラっとしたポリプロピレンシートを使った組立式なので、ちょっと歪んでしまうんですよねー。こんなんじゃ、ファイルを収めると底が抜けるんじゃないかと心配になりました。
耐荷重5kgで意外とシッカリ
NEOSキャリーボックスはA4、A4ハーフともに、耐荷重が5kgとなっています。試しに2リットルのペットボトルを2本と1リットルの紙パック飲料を入れてみたところ、底が抜ける気配はまったくありませんでした。さすが、意外と丈夫なのですね。
立ててもシッカリ
また、棚に収納してもシッカリと立ちます。右端の無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス」と並べても違和感がないことがお分かりいただけると思います。もちろん、ファイルを収めても問題ありません。
一般的なファイルボックスよりも大きめ
無印良品のファイルボックスの高さ1/2サイズが手元になかったので、ダイソーのものと比較してみました。
こうやって並べてみると、NEOSキャリーボックスは縦横高さともにダイソーのものより一回り大きいことが分かります。無印良品やニトリと比べても同様です。
ファイルボックスがすっぽり収まる!
「ファイルボックスより一回り大きいということはまさか…」と思って無印良品のファイルボックスをNEOSキャリーボックスの中に入れてみたところ、「これをシンデレラフィットと言わずして何と言うか!」と言わずにおれないほどピッタリと収まりました!無印良品だけでなく、ニトリ、ダイソーも同様です。
つまりNEOSキャリーボックスは従来のファイルボックスのカバー、もしくは専用バッグとして使えるということです。普段はファイルボックスに収めているモノを、ファイルボックスごと簡単に外に持ち運べてしまうというわけですね。
あー、これはファイルボックス好きにはたまらん…。スマホにネックショルダーストラップ付きのケースをセットするようなもんですよ。
穴の位置もまあまあ合う
ちなみに、穴の位置もまあまあ合うんですよ。完全に一致しないところを見ると、狙ったわけではないと思います。
カタログなども収納しやすい
NEOSキャリーボックスに無印良品などのファイルボックスが収まることに興奮して暴走してしまいましたが(苦笑)、一回り大きいということは従来のファイルボックスでは収まらなかったカタログなども収めやすいということです。
と言っても、内寸(長手方向)は無印良品よりもちょうど1cm大きいだけですけどね。なので、角型2号封筒(A4用紙を折りたたまずに収納できる封筒)はさすがに入りません。
仕切りはA4とハーフでちょっと違う
NEOSキャリーボックスの内側には折り畳みできる仕切り板が付いているので、ファイル以外の小物を持ち運ぶにも便利です。
ただ、A4とA4ハーフとでは仕切り板の形状がちょっと違います。A4ハーフのほうは全体を2:1に分ける感じで仕切るのですが、A4のほうは約30mm厚のファイルを収納するスペースを残して約75×75mmのスペースを切り出すような感じになっています(上写真参照)。これはおそらく500mlのペットボトルとファイルを一緒に持ち運ぶことを想定しているのだと思います。
持ち手はリベットでシッカリ固定
持ち手の付け根の部分はリベットで固定されているので、簡単には外れそうにありません。一方で、仕切り板や全体の接合部は溶着ですから、強い力が加わると取れてしまうこともあるでしょう。
ちなみに、持ち手はナイロンではなくポリエステルですから、重いモノを入れて持ち運ぶ際も手が痛くなりません。
持ち手はもうちょっと長ければ…
NEOSキャリーボックスの持ち手はボックスから中身がちょっとハミ出しても差し障りのない長さとなっています。
おそらく、持ちやすく、それでいて収納時に邪魔にならない長さを目指したのだと思いますが、個人的には肩から掛けられるトートバッグぐらいの長さだったら良かったなと思います。そうすればこれはもう、ファイルボックス風のバッグとして普通に使えたことでしょう。
フラットにすれば収納しやすい?
最後に、NEOSキャリーボックスは再び折り畳むことで省スペースで収納することができます。
ただ、長辺は425mmもありますから、書棚などには収納しにくい大きさです。個人的にはファイルボックスの状態で置いておくのがベターではないかと思います。
というわけで、コクヨの新商品・NEOSキャリーボックスを紹介しました。ファイルボックスをそのままバッグ代わりに持ち運べるというコンセプトはもちろん素敵ですが、それよりもファイルボックスそのものがすっぽり収まるというところに私はシビれました!(笑)これはもう、ファイルボックス好きにとってはマストアイテムと言えるのではないでしょうか。
ポリプロピレンシートを箱状に組み立てたものですからそれほど丈夫とは言えないものの、そういった材質や構造のものとしては十分に使用に耐えるシロモノだとも思います。持ち手がもっと長いものや、フタが付いたものなど、バリエーションが増えることも期待しています。
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