100円ショップでも売られている袋止めクリップを使えば、食べかけのお菓子の袋に湿気が入るのを防いでくれます。輪ゴムよりも確実に、しかも美しく封をできるというのもメリットです。
しかし、これが完全に湿気の侵入を防いでくれるかというと、確実とは言えません。スナック菓子の袋を綴じて振ってみると、すき間から粉が漏れてくることもあります。
そんな問題を解決できそうな商品で、以前から気になっていたものがあるのですが、このたびその機会に恵まれましたのでレビューしてみたいと思います。
※この記事は2019年10月4日時点の情報に基づいています
クラレ・Anylock (エニーロック)
こちらがその商品、クラレの「Anylock (エニーロック)」です。もう10年位前からある商品だと思います。気になりつつも買ってまで使うということがなかったのですが、楽天市場の「リフォーム エコ雑貨 satani」さんにご提供いただいて試してみることにしました。
サイズは3種類。左から順に5号(有効長100mm)、4号(同150mm)、3号(同190mm)となっています。
エニーロックの使い方
エニーロックの使い方は簡単です。まず袋の口を折り曲げ、折り曲げた内側に先端を挿し込みます。そのままグイグイ押し込むと、袋を密封することができます。
袋止めクリップより美しく密封
一般的な袋止めクリップで菓子袋の封をすると、上写真のようにグシャッとなってしまいますが…
このようにエニーロックなら美しく封をすることができます。美しいだけでなく、かさ張らず省スペースで収納できます。中身も見やすいですね。
エニーロックなら液体も漏れない
しかも、エニーロックなら水を入れても漏れません。当然、粉も漏れませんし、湿気が入る余地も少ないと思われます。ニオイ漏れの心配も少なくて良いでしょう。
長さが足りなかったりする
一方で、デメリットもあります。「この長さで大丈夫かな?」と思って綴じてみると短いことが多いです(苦笑)個人的には5号(有効長100mm)は片栗粉の袋以外にはほとんど使い道がなく、3号(同190mm)もしくはそれよりも長い2号(同250mm)の2種類がメインかなと思いました。
ちなみに、「豆の蔵元」は収納マンの地元の銘菓です(笑)
袋を折り重ねることはできない
袋のほうが大きすぎるなら袋の口を折り重ねれば良いと思われるかもしれません。しかし、それでは厚みがありすぎてエニーロックでは綴じることができません。
袋が薄すぎても綴じにくい
かと言って袋が薄ければ良いのかと言うとそうではありません。食パンの袋のように薄すぎると、エニーロックを通すのが難しいです。なかなか扱いづらいやつですね(苦笑)
このように、エニーロックはオールマイティーというわけではありません。袋の大きさに合わせて最適なサイズを選ぶ必要がありますし、袋の厚みによって使えたり使えなかったりします。長いので収納場所もちょっと思案してしまいそうです。
一方で、手軽に密封できるというのは大きなメリットです。シーラーや真空パック機に比べると中途半端かもしれませんが、それらよりも遥かに簡単に密封できるというのはありがたいですね。
ちなみに、ジッパー式の食品保存袋があれば同様のメリットは得られるかと思いますが、エニーロックを使えば、わざわざ袋を移し替える必要がありません。なくても大丈夫だけど、あったら便利という感じでしょうか。
我が家では食器棚の引出しにキッチンツールと一緒に並べて収納しておきたいと思います。
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