先日、飲料のストックなどを収納しているルミナスラックの足元を見ると、双輪のナイロンキャスター(IHL-CSL2P/NCL-60CST)が壊れていることに気づきました。上写真の通り、片輪が軸の根元で折れたような感じです。
ナイロンキャスターの耐荷重はキャスター静止時で300kg、移動時で50kgです。対して、収納物の総重量はせいぜい80kgといったところで、キャスターが壊れたのは静止時です。
ちょっと腑に落ちないところもありましたが、そういうこともあるんだと割り切って、より耐荷重性能の高いゴムキャスター(IHL-GCL075)に交換することにしました。
ルミナスレギュラー・ゴムキャスター
amazonから届いたゴムキャスターのパッケージにはルミナスという表示はなく、バルク版といった感じでした。しかし、中身には違いありません。簡易スパナも付属しています。
フローリング上で使用するときは注意
パッケージには、ゴムキャスターをフローリングの上で使用するとキズが付く可能性がある旨がデカデカと書かれています。ナイロンキャスターよりも表面が軟らかいゴムキャスターのほうがキズ付きにくいと勘違いする人が多いんでしょうね。
ナイロン製の双輪キャスターならキズが付かないとは断言できませんが、床に2点で接する双輪キャスターのほうが床がキズ付くリスクは低いです。
ナイロンキャスターとの比較
ナイロンキャスターとゴムキャスターを比較すると、まずキャスターの径が異なります。ナイロンはφ50mmのところ、ゴムはφ75mm。ポール取付時の高さはナイロンだと68mm高くなるところが、ゴムは98mmとなります。
また、ストッパーはゴムのほうが大型化しますし、ゴムのほうは根元にベアリングが内蔵されているので移動時の方向転換がスムーズです。
耐荷重についても、ナイロンが静止時300kg、移動時50kgであるのに対し、ゴムは静止時400kg、移動時80kgと、より頑丈になります。
ちなみに、ゴムキャスターにはより大型(φ100mm)の「IHL-GCL100」がありますが、耐荷重は同じです。基本的には、より大きな段差を乗り越えるのに適したものと思われます。
ナイロンキャスターとの比較
ちなみに、ゴムキャスターに近い商品に「クリアキャスターIHL-B2P75S」があります。ゴムがφ75mm、クリアがφ70mmという違いはあるものの、ポール取付時の高さはいずれも98mmで、耐荷重も静止時400kg、移動時80kgで変わりません。
また、クリアと言ってもパッと見た感じは黒で、クリアは軸にもベアリングが内蔵されていますが、移動時のスムーズさが大きく改善されているという感じはありません。違いは主にストッパーの形状と、表面がゴムではなくポリウレタンで変質しにくいというところでしょう。
ゴムキャスターに交換完了
というわけで、ゴムキャスターに交換が完了しました。これでひとまず、壊れる心配はなくなったと思います。
ただし、ベアリングというのは良し悪しで、スムーズに動く半面、5年に1度くらいはグリスアップしないとベアリングの玉が落ちてくる可能性があります。フローリングの床を傷める可能性もあるので、注意しないといけません。
それにしても、これまで軽く100台以上のルミナスラックを組立設置してきましたが、ナイロンキャスターが壊れたというのは初めてです。ましてや、設置からわずか1ヶ月強での出来事で、2日ほど前まで問題ありませんでした。おそらくは、たまたま成型不良があったのではないかと思います。
信頼のルミナスラックでもこんなことがあるんですねー。
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