家の中で「ここだけは見られたくない!」という場所があるお宅は少なくないと思います。我が家の場合は洗濯機パン。特に洗濯機パンと壁の間の巾木のところにホコリが溜まるのが気になるんですよー。
いっそ、カモ井のマステですき間を塞いでやろうかと思っていました。ところが、そんなときに使える専用のパッキンというのがあることを知って、さっそく取り寄せて試してみました。
ミヤコ・洗濯機パン用スキマパッキン
今回ご紹介するのはミヤコの「洗濯機パン用スキマパッキン」です。洗濯機パンの大きさに合わせて、「SPK640」、「SPK740」、「SPK900」の3サイズがあります。我が家の洗濯機パンは幅740mm×奥行640mmなので、SPK740とSPK640をそれぞれ1本ずつ購入しました。
パンと壁のすき間に挿し込むだけ
洗濯機パン用スキマパッキンはエラストマー樹脂というゴムのような素材でできており、断面は「T」の字のようになっています。基本的にはこのTの字の縦棒を洗濯機パンと壁の間のすき間に挿し込むだけですき間が解消できるというお手軽アイテムなんですねー。
洗濯機を移動してパンを掃除
ともあれ、まずは洗濯機を移動して洗濯機パンをキレイに掃除しないといけません。しかし、これが大変。我が家のパナソニックの洗濯乾燥機は約80kgもありますからねー。私のような、か弱い主夫にとっては重労働です。
いつもなら力づくで引っ張り出すのですが、今回は先日購入した無印良品の「縦にも横にも連結できるポリプロピレン平台車」を使いました。力任せに引っ張り出すよりは楽に洗濯機を移動することができます。
もちろん、無印良品ではなく、本家・日東「ホームキャリー」でもOKです。
パンと壁のすき間のホコリを除去
洗濯機パンと壁のすき間の巾木の上に積もったホコリを取り除く際は、フローリングワイパー用のドライシートを使います。ウェットシートや濡れ雑巾だとコーキングにホコリがこびりついてしまうからです。
ドライシートを割り箸に巻き付けて、YouTubeで暴走して話題になった元女優のナントカ棒みたいにして隙間のホコリを除去します。もちろん、ついでに洗濯機パン全体もキレイにします。
スキマパッキンをハサミでカット
洗濯機パン用スキマパッキン2本でL字型にしてすき間を埋める場合はコーナー部分が重なり合ってしまいます。それを避けるために、あらかじめコーナー部分をハサミでカットします。アルミテープでできたコーナー用シールが付属しているので、その大きさに合わせて切ればOKです。
ちなみに、洗濯機パン用スキマパッキンの姉妹商品に長さが短いだけの「洗面化粧台用スキマパッキンSPKD500」というのがあるのですが、それにはコーナー用シールは付属していません。しかしながら、洗濯機パン用には1本につき1枚のシールが付属しているので、洗面化粧台用を組み合わせて使用する際も困ることはないでしょう。
設置してみて微調整
洗濯機パン用スキマパッキンをすき間に挿し込むと、壁からパンの内側に向けて「ノ」の字型にしなります。そのため、直線でカットすると上写真のようにコーナー部が少し重なってしまいます。そんなときは再度ハサミを入れて微調整しましょう。
全体の長さもカットして調整
洗濯機パン用スキマパッキンは長すぎるくらいのほうが広範囲にホコリの侵入を防いでくれます。しかし、洗濯機パンより出っ張っていると、見た目はちょっと不細工です。そのため、必要に応じてカットします。「T」の字の縦棒の部分は斜めにカットしてやると、外側から見えにくくなって仕上がりが美しいです。
ちなみに我が家の場合、奥側は出っ張っていても目に触れにくい位置なので、敢えてカットせずそのままの長さで使うことにしました。
コーナー用シートを貼ってL字型に接合
カットが済んだらコーナー用シールで角部を接合します。前述の通り、スキマパッキンをすき間に挿し込むと「ノ」の字型にしなっているのでシールにシワが入ってしまいますけど、細かいことは気にしないようにしましょう。
コーナー用シールはアルミテープなのでかなり強粘着です。
スキマパッキン設置完了
そんなこんなで洗濯機パン用スキマパッキンで洗濯機パンと壁のすき間を埋めることに成功しました。
あー、気持ち良い!これでもう、すき間にホコリが溜まることはありません。
排水ホースに当たると少しすき間が…
しかし、喜んだのも束の間、いざ洗濯機を設置してみると僅かにすき間が生じていました。洗濯機パン用スキマパッキンに洗濯機の排水ホースが当たって、パッキンの一部を押してしまっていたのです。
もっとも、これは排水ホースの向きをちょっと変えてやるだけで解決しました。洗濯機パン用スキマパッキンはエラストマー樹脂でゴムのように自在に曲がるので、僅かでも隙間が生じたらシッカリと押し込むようにしましょう。
というわけで、洗濯機パン用スキマパッキンを使うことで、洗濯機パンと壁の間にホコリが溜まるのを防ぐことに成功しました。パッキンにはホコリが付きますが、ホコリが目立つようになったら洗えばキレイになるということですから、今後は掃除がしやすくなると思います。
また、今回初めて洗濯機の移動に際して無印良品の平台車を使いましたが、これは便利ですねー。今までは関取がシコを踏むように左右に振りながら洗濯機を引っ張り出してたんですよ。でも、平台車を使ったら、その労力が半分くらいで済むように思います。もっとも、洗濯機をパンに戻すときはちょっと大変というか、上手くバランスを取る必要があります。
洗濯機パン用スキマパッキンを設置し、なおかつ平台車で洗濯機を動かす術を習得したことで、今後は今までよりも洗濯機パンを掃除しやすくなることでしょう。と言ってもやっぱり面倒臭いので、半年に1回やるのが限界かなー(苦笑)
コメント