クローゼットや押入れの枕棚、キッチンの吊り戸棚など、高いところの収納というのは難しいものですね。頻繁に使うモノを収納するわけじゃないからテキトーでも良いと思う反面、もう少し手軽に出し入れしやすくなればと思っている人は少なくないと思います。
そんな気持ちに応えるべく、「squ+インボックス」や「Nインボックス」でお馴染みのサンカから、枕棚や吊り戸棚に便利な「squ+オンボックス」が発売されました。
サンカ・squ+オンボックス
サンカの「squ+(スキュウプラス)オンボックス」は、高いところに収納しても取り出しやすいように、下方から手を差し込める持ち手が付いています。この持ち手の形状が良くできていて、スッと手を差し入れやすく、枕棚などからスムーズに下ろせるようになっているのです。
ちなみに、上写真では分からないところですが、持ち手は片面だけにあります。そのため、反対側を正面に向けるとフラットになりますし、両側に持ち手があるゆえに収納量が無駄に減ってしまうということもありません。
サイズラインナップ
サイズ(mm) | 税込価格 | |
---|---|---|
S | 245×335×155 | 610円 |
M | 290×400×190 | 818円 |
L | 335×490×230 | 999円 |
※価格は2019/10/15現在、クラハコ楽天市場店
オンボックスのサイズラインナップはS、M、Lの3サイズ展開。奥行490mmのLサイズならウォークインクローゼット、奥行400mmのMサイズならクローゼットや押入れの枕棚に適していると思います。また、奥行335mmのSサイズはシステムキッチンの吊り戸棚に合うこともあるかもしれません(私の経験上、吊り戸棚の奥行は300mm以下のほうが多いです)。
カラバリはクリアのほか、ホワイトとブラックがあります。価格については島忠ホームズでもほぼ同じでした。
天馬「とっても便利箱」との比較
下方に持ち手が付いた収納ボックスには、ほかに天馬の「とっても便利箱」(上写真)があります。これはこれで便利なのですが、オンボックスとはいくつかの点で違いがあります。
とっても便利箱のフタはロック付き
天馬の「とっても便利箱」のフタはロック付きである一方、オンボックスはインボックスと同様にロックはなく乗せるだけの構造です。そのため、オンボックスは傾けて下ろすときにフタが外れて危険かもしれません。
オンボックスのほうが安い
一方で、オンボックスのほうがシンプルなため価格が手頃です。サイズが近いオンボックスのMサイズと、とっても便利箱の35Mサイズを比較すると、オンボックスは2/3~半値程度で済みます。
とっても便利箱のほうが大きめ
サイズ(mm) | 税込価格 | |
---|---|---|
35M | 350×400×250 | 1,680円 |
40M | 400×550×250 | 2,080円 |
40L | 400×550×330 | 2,480円 |
45S | 450×980×170 | 3,380円 |
※価格は2019/10/15現在、テンマフィッツワールド
また、とっても便利箱のほうが総じて大きめです。オンボックスがキッチンの吊り戸棚からクローゼットの枕棚に最適化されているのに対し、とっても便利箱はクローゼットや押入れ用という側面が強いです。高さ180~200cm程度の折れ戸を備えたクローゼットの枕棚ではちょっと使えないかもしれません。
オンボックスは3色展開
そのほか、半透明の衣装ケースは中身が見えるのでイヤという方もいらっしゃいますから、そんな方にはホワイトやブラックのあるオンボックスのほうがありがたいですね。対して、とっても便利箱はクリアの箱にカプチーノのフタの1色のみです。
以上の通り、サンカのオンボックスと天馬のとっても便利箱はともに下方に持ち手を備えた収納ボックスという点で類似性はあるものの、フタの構造やサイズなどの点で違いがあります。一概にどちらの方が優れているというわけではなく、各ご家庭の収納スペースに合わせて最適だと思われるものを選んでもらうと良いでしょう。
ただ個人的には、いずれもフタがないタイプも欲しいと思います。枕棚にバッグを収納したいというニーズが多いので、フタはなくても良いんですよね。フタなしでもう少し背が高いものもあると理想的です。
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