既に「学習机評論家のオススメ」のほうではお知らせさせていただいておりますが、ナラ材で家具を作らせたら日本一と言われる浜本工芸とわたくし収納マンがコラボしたブランド「たなとつくえ」が、高級家具販売店として名高いIDC大塚家具で販売開始されました!
※この記事は2017年8月13日時点の情報に基づいています
ナラの家具を作らせたら日本一!浜本工芸とは
IDC大塚家具は全国に店舗を持つ大きな家具販売店なのでご存知の方が多いと思います。でもそれに比べると、浜本工芸についてはご存知の方は少ないのではないでしょうか。家具のメーカーなんてあまり意識されることがないですからねー。
浜本工芸は広島市に本社を置くメーカーで、国産木工家具メーカーとしては10本の指に入る規模の総合家具メーカーです。学習机はもちろん、ダイニングセットやリビングセット、食器棚、テレビボードなども作っています。
浜本工芸の家具の特徴は、高級家具用材として評価の高いナラ材で作られていることです。現在は一部オーク材も扱っていますが、いずれも非常に硬くてキズがつきにくく、木目が美しいことから、家具や住宅の業界では重宝されています。浜本工芸の家具はナラやオークの素材の良さを活かしたベーシックなデザインで、誰が見ても良いものだと分かるというのが大きな特徴であり素晴らしいところです。
浜本工芸は高い技術と本物志向を持ち合わせた職人気質の高級家具メーカーです。良いものを安く作れば売れるという時代は終わったとは言え、あろうことか収納マンとコラボするなどということは誰が予測したでしょうか?
minima(ミニマ)デスクセット
ともあれ、私もお声掛けいただいた以上、このチャンスを逃す手はありません。わたくし収納マンが学習机評論家として活動しているということもあり、手始めに学習家具からスタートしようということになりました。
そのひとつ、「minima(ミニマ)」デスクセットはいま学習机をお探しでない方にはピンと来ないかもしれませんが、自分で言うのもナンですけど大変素晴らしい机です。大人が使っても全然問題ないデザインと質感を備えています。
コンパクトで背の高いブックスタンド(上棚)は作業スペースを広く使うのに邪魔にならない位置にあり、仮に邪魔になったとしても足元に設置して足元棚として使うことができます。また、ブックスタンド横のコンセントは机の中央奥に位置するため、スマホなどの充電にも便利です。ブックスタンドを足元棚として使う場合は、コンセントはデスク横に取り付けることもできます。
デスクとワゴンの天板はナラ無垢、ブックスタンド棚板やワゴン側板はナラ突板で、基本的に表に見える部分にはプリント紙は使っておらず大変高い質感となっています。引出し内部材は本桐を使ったアリ組みの四方囲い構造で、まるで婚礼箪笥のような上質さ。引出しの開閉もウットリするほどスムーズです。
halow(ハロウ)チェア
デスクにセットしているチェアの名前は「halow(ハロウ)」と言います。横から見た姿がアルファベットの「h」の形をしており、「ハロー!」と言って出迎えてくれたら子供はうれしいだろうなーと思ってそう名付けました。
ハロウの特徴は、背もたれが低くて圧迫感が少なく、低重心で倒れにくいこと。また、足置きステップが大きいので、子供が座ったときに安心感があり、勉強に集中することができます。
学習チェアではキャスター付きが一般的ですが、ハロウは4本脚にしました。これは近年リビングダイニングで子供に学習をさせるご家庭が増えていることから、ダイニングテーブルにセットしても違和感のないデザインで、カーペットを敷いていないフローリングでも使いやすいように配慮したためです。
FLEM(フレム)オープンシェルフ
「ウチの子はもう学習机という歳ではないから」という方には親戚のお子さんにでもミニマとハロウをオススメいただくとしまして(笑)、こちらで特にプッシュさせていただきたいのは「FLEM(フレム)」オープンシェルフです。
サイズは幅45cmと60cmの2サイズ展開で、奥行35cm×高さ180cmというのが共通です。フレームはナラ材、棚板はプリント紙ではなくナラ突板となっており、やはり国産最高級と呼ぶにふさわしい完成品のオープンシェルフです。
こちらのブログでもかねがね私はロクな木製オープンラックがないとボヤいておりましたよね。すぐグラつくとか、安全性を無視しているとか、棚板の高さが調整できないとか、できても間隔が広すぎるとか。「どうして日本の家具メーカーはオープンシェルフを作らないんだ!」と怒り気味に申しておりました。
そうしたら、こういうチャンスが巡ってきたわけです。今まで家具屋にはこういうちゃんとしたオープンシェルフがなかったので、価格は立派ですがひょっとしたらかなり売れるかもしれません。逆に、家具屋に今までなかったのは売れないからということを証明してしまうことになるかもしれません(苦笑)
まあそれはフタを開けてみないと分からないですけれど、私としては自分が欲しいと思うもの、たぶんみんなこういうのが欲しいだろうなーというものを、少ない脳ミソをフル回転させて考えました。
私は、こちらのブログや学習机のブログ上で、みなさんのご要望をうかがいながら家具を作ることができたら最高だなーと思っています。
いまの消費者は決して家具に興味がないわけではないんですよね。ただ、家具屋に足を運んでもなかなかコレといったものに出会えないだけなんです。あちらを立てればこちらが立たずというか。決め手に欠けるというか。
でも、些細なこと、無理っぽいことでも、自分がイメージした家具がカタチになるとしたらどうでしょう?フルオーダー家具であればカタチにすることはできても、さすがに高すぎて手が出ません。でも、量産家具なら私のような庶民であっても、ちょっとくらい価格が高くても無理をしてでも買うと思うんですね。
「たなとつくえ」は、まだヨチヨチ歩きを始めたところなので、今はまだそれを夢として語ることしかできません。ですが、私にとっては間違いなく努力次第で実現可能な夢であり、日本の家具メーカーが進むべき道ではないかと思っています。
そんなわけで、浜本工芸×収納マンの「たなとつくえ」。学習家具に興味がある方もない方も、書斎デスクやリビングシェルフとして使ってみたいという方もそうでない方も、是非IDC大塚家具に足を運んでいただいて、「コレはアレだけどココがこうなってたらな~」などとご意見を賜れれば幸いです!
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