積水ハウスの粗見積りを見て、早々に大手ハウスメーカーは諦めてしまった収納マン。最近は大手ハウスメーカーの家に住んでいる人を見ると、強い劣等感を抱くようになりました(苦笑)
それでも、見るのはタダです。この機会にシッカリと現実を目に焼き付けておこうと腹を括り、息子が大好きで仕方がないトヨタの関連会社であるトヨタホームの門を叩くことにしました。
※この記事は2019年5月3日時点の情報に基づいています
トヨタホーム@中百舌鳥住宅公園
堺市北区にあるABCハウジング中百舌鳥(なかもず)住宅公園。実はここで収納セミナーを開催したことがあるので、10年ぶりくらいの訪問です。
それはさておきトヨタホーム。中百舌鳥住宅公園のモデルハウス「シンセ・フィーラス」は、左右対称に近い威風堂々とした佇まいとなっています。
レクサスにも使われている塗装の125mm鉄骨
トヨタホームの工法は鉄骨ラーメンユニット工法です。箱状に組み上げた鉄骨を一夜にして積み上げるという工法ですね。工場で作るから品質が安定し、大工の技量に頼る必要がありません。また、工期も短くて済みます。ちなみに、ラーメンと言うとちょっと美味しそうですが、ドイツ語で「枠」を意味する言葉だそうです。
トリビアはさておき、トヨタホームでは125mm角の鉄骨を使っていることがポイント。他社は一般的に100mmを使っていることが多いので、当然それよりも頑丈。木造などとは比べるまでもありません。
おまけに、鉄骨にはレクサスやクラウンにも使われている「カチオン電着塗装」を施しています。この塗装は非常に防錆効果が高いそうで、ハウスメーカーで使用しているのはトヨタホームだけだそうな。よそのメーカーでは価格が高くて手が出せないけれど、トヨタグループで大量に仕入れているのでコストを圧縮できるということです。
メーターモジュールを体感できる!
トヨタホームのモデルハウスで面白かったのは、トイレが2つ並んでいるゾーンです(上の間取り図の最上部)。普通に考えて同じフロアにトイレが2つ並んでいるなんて変なんですけど、トイレとその横の廊下はそれぞれ尺モジュールとメーターモジュールになっているのですね。
尺モジュールは910mmピッチ、メーターモジュールは1000mmピッチ。都合90mm違うわけですが、この差が実に大きく感じられます。言うまでもなくトヨタホームはメーターモジュールを採用しており、この点は私にとっても魅力的です。
そのほか、こちらのモデルハウスでは全館空調を採用しているのが特徴です。鉄骨ラーメンユニット工法を採用していることで窓面積が広いだけでなく、変に仕切る必要もないのでとても開放的です。
おまけに、家全体がシックでラグジュアリーなインテリア。妻の大好きな感じです(笑)一方、息子は自動車のトヨタとリンクしなかったようで、いまいちピンと来ない様子でした。
私の印象は、なんだかパナソニックホームズに似た感じだなーというものでした。パナソニックホームズも鉄骨造で、インテリアもシックでラグジュアリーな感じ。また、トヨタホームのモデルハウスの水回りはほとんどパナソニックの製品なのです。
価格帯も坪当たり60万円台からということで、競合するところが多いのかなと思います。ちなみに、収納面では特筆すべき点は見当たりませんでした。
コメント