一般的に、食器棚の引出しの中を仕切るというと、上写真のような感じが多いと思います。我が家ではイノマタ化学の「キッチントレー」を2段重ねにすることで、効率良く収納できているものと自負していました。
ところが、山崎実業の新商品を見て、「カトラリー類を収納するのにこんな方法があったのか!」と驚いた次第です。
※この記事は2021年7月23日時点の情報に基づいています(2023年6月6日一部更新)
山崎実業・立体斜めカトラリーケースTOWER
この写真だとちょっと分かりにくいと思いますが、山崎実業の新商品「立体斜めカトラリーケースTOWER(タワー)」はナイフやフォークなどのカトラリー類を斜めに挿すように収めることで、省スペースかつ出し入れしやすい状態で収納することができる画期的アイテムです。
なお、TOWERシリーズの他の商品と同様に、ホワイト(5413)とブラック(5414)の2色展開となっています。
透明で可動式の仕切板が3枚
こちらのカトラリーケースをもうちょっと近づいて見てみるとこんな感じ。透明で可動式の傾斜した仕切板が3枚付いていて、そこにスプーンなどを挿し込むようになっているわけですね。
外寸は350×120×55mmということで、家電収納スペース付きの奥行50cm以上の食器棚にはちょっと短いかもしれません。逆に、食器オンリーの奥行45cmくらいのものだったらちょうど良いでしょう。
ティースプーンなども収めやすい
こちらのカトラリーケースは仕切り板を2cm刻みで動かせるので、ティースプーンやケーキ用のフォークなど短いカトラリーも収納しやすいというメリットがあります。おまけに、仕切り板は透明なので、どのカトラリーかが把握しやすいというメリットもあります。
一方で、仕切り板はポリスチレン樹脂のようですから、キズつきやすく割れやすいんじゃないでしょうか。耐久性はちょっと心配です。
ジョセフジョセフ・ドロワーオーガナイザー コンパクト
「この収納方法を編み出した山崎実業ってスゴイ!」と感心したら、実は元ネタがあったのですね。Joseph Joseph(ジョセフジョセフ)の「ドロワーオーガナイザー コンパクト」(上写真)がまさにそれで、同じように省スペース&出し入れしやすい状態でカトラリーを収納することができます。
こちらの商品は私は店頭で見たことがなかったのですが、イギリスをはじめとするヨーロッパでは大ヒットしているようで、amazonでの評価数はなんと8万件を超えています。そのため、amazonでは既にパクリ商品が氾濫している状態です。
山崎実業の立体斜めカトラリーケースも広い意味ではパクリと言えるかもしれません。しかしながら、デザインは実にTOWERシリーズらしいし、仕切り板は透明で中が見やすいし、可動式なのでカトラリーの大きさに合わせて効率良く収納することができます。全体の奥行がジョセフジョセフよりも5cmほど短いのも、日本の食器棚事情を考慮してのことではないかと思います。
耐久性の面だけがちょっと心配ですが、これは実に画期的な商品ですよー。久しぶりに「収納グッズオブザイヤー」にノミネートできそうな商品なので、早く実物に触れてみたいと思います。
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