お金持ちのためのものと思っていたホームプロジェクターを、庶民である私が使って収納法を開発してご覧に入れましょうという今回の企画。引き続き、”日本の4Kプロジェクター部門で53%の歴史的市場シェアを達成”(※出典)したBenQの提供でお送りします。
前回は無印良品の「PPキャリーボックス」を使ってリビングテーブルの下から出し入れするという収納法をご紹介しました。リビングに圧迫感を与えないだけでなく、税込1,580円で済むという低コストも魅力的なアイディアです。
今回も大変コストパフォーマンスが良い方法です。なんと税込2,999円!我らがIKEA(イケア)の家具を使った収納方法でございます。
IKEA・LACKコーヒーテーブル
こちらがIKEAの「LACK(ラック)コーヒーテーブル」のパッケージです。フラットパックのお手本のような合理的なパッケージで、たたみ半畳に近いサイズながら8.8kgと実に軽いです。
ビニールを剥がすと、天板裏面には得体の知れない白い粉が噴いていました。でも大丈夫。だってIKEAの家具は高品質ですから。日本男子なら黙ってウエットティッシュで拭き取りましょう。
天板に脚を取り付けたら、今度は付属の治具を使って棚板を取り付けるための金具の下穴を開けます。これは大変。電動ドライバーがないと無理ですねー。
コーヒーテーブルを買ったというよりは、コーヒーテーブルを作る材料を買ったという感じです(苦笑)
金具で脚に棚板を取り付けます。このタイトな位置にナメることなくネジを留めるというのはなかなか難しいですな。
ともあれ、電動ドライバーさえあれば実質15分ほどで完成しました。十数年前に購入したニトリのリビングテーブルと並べてみると、天板がかなり高いことが分かります(ニトリ41cm、イケア45cm)。
コーヒーテーブルをセッティング
さて、それではIKEAのLACKコ―ヒ-テーブルをソファの前にセットしましょう。
あれ、BenQのプロジェクターはどこに行った?
テーブル90度回転でプロジェクター台に
なんということでしょう!LACKコ―ヒ-テーブルを90度回転させると、そのまま使えるプロジェクター台になったではありませんか!
ケーブルとリモコンはバスケットに
電源ケーブル、FireTVstick、リモコンは、バスケット(Timb.オーバルM)に収めてプロジェクターと一緒に並べて置きます。ケーブルはギアータイなどで結束して。もちろん、バスケットは100均のプラかごなどを使っても良いと思います。
なお、テーブルを回転させる前にあらかじめバスケットを取り出して配線を繋ぐと作業がスムーズです。
A4ノートPCを収める余裕も
棚板にはA4ノートパソコンを一緒に並べて収める余裕もあります。プロジェクターに接続する機器を一緒に収納するだけでなく、リビングで散らかりがちな雑誌や小物を収納すれば、リビングの収納の悩みまで一気に解決するかもしれませんね。
テーブルを買い替えただけなので合理的
ソファ側から見るとこんな感じ。前回は無印良品のPPキャリーボックスを買い足しましたが、今回はテーブルを買い替えただけなので、部屋が狭くなることなくプロジェクターの収納スペースを確保できた格好です。しかも、テーブルの向きを変えることで、むしろ部屋が広くなったように見えます。おまけにIKEAのLACKコーヒーテーブルならめちゃ安いです。
もちろん、プロジェクターはテーブルの上にわざわざ移動しなくてもそのままの位置で使えます。ただし、テーブルを動かす前に配線をしておいたほうが良いでしょう。
このようにメリットが多い一方で、デメリットもいくつかあります。まず、LACKコーヒーテーブル自体はとても軽いのですが、付属のプラスチックの脚を取り付けると滑りが悪くなります。頻繁に動かす場合は家具用フェルトを貼ったほうが良いでしょう(テーブルの下にラグを敷いてない場合に限る)。100円ショップでも購入可能です。
あと、見た目が非常にチープです。もともとニトリのテーブルを使っていた私が言うのもおかしな話ですが、それ以上にチープに見えるのです。ここまでというのはさすがに想定外でした。
以上のデメリットを総合すると、棚板とキャスターが付いたもうちょっと高級なリビングテーブルを使えば、よりパーフェクトなプランになると言えるでしょう。
最近は棚付きやキャスター付きのリビングテーブルというのは珍しくなってきているので、なかなか良いものが見つかりにくいかもしれません。しかし、眼鏡に適うものさえ見つかれば、別にプロジェクター台を用意する必要がなくて非常にスマートな収納方法と言えるでしょう。
プロジェクターを常時接続しておくほどではないけど、気が向いたときにすぐにプロジェクターを使えるようにしておきたいという方に、最適な収納方法だと思います。
以上、BenQの4KプロジェクターTK800の提供でお送りしました。次回のプロジェクター収納法の第3弾もお楽しみにー!
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