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IKEAの下駄箱は「安物」を狙え!?高額品ほど地雷アイテムという摩訶不思議

欧米では玄関で靴を脱ぐという習慣がないためか、基本的にIKEA(イケア)には日本の一般的な住宅にあるような大きな下駄箱はありません。店頭ではPAX(パックス)を大型の下駄箱にアレンジしたものもありますけど、メインは小型の下駄箱ばかりです。

それらは似たりよったりのところがあるのですが、よくよく比較してみると「おや?」と思うところがあるんですね。それは「安物のほうがしっかりしていて高額品のほうがショボイ仕様」だということです。

いったいどういうことでしょう?以下、IKEAの下駄箱を安いものから順番に並べて比較してみたいと思います。

 

BISSA(ビッサ)靴収納用キャビネット

BISSA(ビッサ)靴収納用キャビネットはIKEAの木製の下駄箱としてはもっとも安い2,999円(税込、以下同)。2段カラーボックスにフラップ式の扉が付いたような形状なので、冷静に考えればそれほど安いというわけでもありませんが、日本のメーカーが海外で作らせてもこの価格はなかなか難しいでしょう。

ビッサは2段タイプと3段タイプがありますが、いずれも最下段はハイカットの靴が2足並び、上側の1段ないし2段は上下というか前後で仕切られており、ローカットの靴を4足収納することができます。

で、この上下というか前後で仕切っている板がポイントで、ビッサの場合は樹脂フィルム貼りのパーティクルボード(合板)でできています。ここ、とりあえず頭の中に入れておいてくださいね。

 

FÅGGEN(フォッゲン)シューズキャビネット

次に価格が安いのはFÅGGEN(フォッゲン)シューズキャビネット。こちらは急に値段が上がって7,999円です。IKEAの下駄箱はほとんどがフラップ式扉であるのに対して、フォッゲンは普通に観音扉式で、棚板もフラットです。

これに関しては構造が他と異なるため比較する意味がないので、サラッと流しておきます。

 

BRUSALI(ブルサリ)靴収納用キャビネット

BRUSALI(ブルサリ)靴収納用キャビネットは9,990円。構造的には冒頭のビッサの3段タイプとほとんど同じ構造、ほとんど同じ素材ですが、価格は約2倍です。違いはビッサがいかにもカラーボックス的であるのに対し、ブルサリは装飾性があるということと、ビッサは幅49cmであるため紳士靴を2足並べるには窮屈、ブルサリは幅61cmなのでゆったりというところでしょうか。

ビッサのところでチェックしてもらったフラップ扉内部の仕切板は同じく樹脂フィルム貼りのパーティクルボードとなっています。

 

STÄLL(ステル)靴収納用キャビネット

STÄLL(ステル)靴収納用キャビネットには内部1段×4ボックスの4コンパートメントと、内部2段×3ボックスの3コンパートメントがありますが、今回は3コンパートメントを比較対象とします。価格は14,990円です。

ステルは前述のビッサやブルサリと異なり、前脚が付きます。また部分的に塗装が施されています。また、幅は79cmなので靴を3足並べることも可能です。脚があるので高さも10cm以上高くなっています。

だからブルサリよりも高価だと言えばその通りではあるのですが、問題は内部を仕切っている仕切板です。ビッサやブルサリは樹脂フィルム貼りのパーティクルボードだったわけですが、ステルの仕切板は100均クオリティーのような穴ボコ&フニャフニャのポリプロピレン樹脂なんですよ。靴を入れる前から反ってしまっています。これに靴を3足並べて入れるのはちょっと無茶だと思います。

 

HEMNES(ヘムネス)靴収納用キャビネット

最後はHEMNES(ヘムネス)靴収納用キャビネット。こちらも4コンパートメントと2コンパートメントの2タイプがありますが、今回は2コンパートメントを比較対象とします。価格は16,990円です。

前述のステルと比較すると、素材はほとんど同じです。構造も似ていますが、フラップ扉が2枚で浅い引出しが1段付きます。価格が高いのはやはりフラップ扉よりもコストが掛かる引出しがあるからというところが大きいと思われます。

で、フラップ扉の仕切板があるのは2段のうち上段のみなんですが、こちらも穴ボコ&フニャフニャのポリプロピレン樹脂なんですね。ヘムネスよりもさらに幅が広いから余計にフニャッとしています。

 

下駄箱に限らずIKEAの家具は文字通りハリボテという感じが強くて、これまで見てきたように見えないところはかなり手を抜いています。というかこれはIKEAに限った話ではなく、ヨーロッパ家具の多くはそういうイメージです。つくづく日本人は舶来品信仰が強い人種だなーと思いますが、ヨーロッパでもちゃんとした家具を作っているのは日本人と気質が似ていると言われるドイツ製くらいですね。

しかしながら下駄箱に関しては安物のほうがしっかりしていて、高額品のほうがショボイ仕様というのは何とも解せません。ひとつ言えるのは、IKEAのビジネスモデルは安物で釣っておいて高額品で利益を上げるというものらしいということです。テーブルを見ても、ソファーを見ても、ベッドを見ても、そう考えれば素直に納得できます。IKEAでテーブルを見て「ちょっと良さそうかな」と思ったらIKEAにそぐわない価格だし、ヨーロッパ製のソファーやベッドなんて中を開いてみたら思わず苦笑いしてしまうものばかりですからねー。

まあそんなわけで、今回IKEAの下駄箱を価格別に比較してみて、妙に納得してしまうのでありました。

 

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