以前に少し触れましたが、新居に引越して早々、”壁紙に貼って剥がせる割れない鏡”「はるピタ」を落として巾木を割ってしまいました。はるピタは割れずとも、巾木はパクッと割れてしまったわけです。
このままでは見た目がよろしくないので、この1年ほどは白いマステで応急処置していました。しかし、マステの端が剥がれてきたため、この際ちゃんと修繕することにしました。
※この記事は2021年8月17日時点の情報に基づいています(2024年4月7日一部更新)
ダイソー・穴埋めウッドパテ
JANコード | 4549892380075 |
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成分 | 炭酸カルシウム、アクリルエマルジョン、リトボン |
完全硬化時間 | 約24時間 |
製造国 | 韓国 |
税込価格 | 110円 |
巾木の修繕をするにあたって今回チョイスしたのは、ダイソーの「穴埋めウッドパテ」です。価格はもちろん税込110円。今回購入したホワイト以外に、ナチュラル、ジャックウッド、ダークウォールナットの3色があります。
ダイソーでは他に成分がよく似た「壁の穴埋めパテ」(JAN:4947678650907)という商品もあります。ただ、今回購入したほうは床や家具などの木部用とされていたことや、こちらのほうが少しベージュがかっていること、ヘラ付きで施工性の良さが期待されることから、こちらを選択した次第です。
適度な硬さのパテ
こちらの穴埋めウッドパテの成分は、炭酸カルシウム、アクリルエマルジョン、リトポンとなっています。正確性に欠く表現ですが、石こうボードの粉を木工用ボンドで溶いた感じと言えば質感をイメージしてもらいやすいでしょうか。
歯磨き粉より硬く、一方でエポキシパテよりはかなり軟らかくて、施工性が良さそうな感じです。
マステで養生してからパテで埋める
それでは早速、巾木の割れ目をパテで埋めていきましょう。まずは壁紙や巾木の他の部分を養生するためにマスキングテープを貼っておきます。
そのうえで、ヘラを使ってパテを割れ目に押し込んでいきます。割れ目が深いので、上から押し込まないと奥まで浸透しないからです。
指で触るとボロボロと崩れる
ヘラでは表面を滑らかにしにくいので、仕上げは指を使いました。すると、粉っぽくてボロボロと削れてしまいました。完全硬化には約24時間かかるとのことですが、すぐに水分が抜けていってしまうようです。
24時間経過後、まずまずの仕上がり
24時間以上が経過したので、養生用のマステを剥がし、周囲を少し拭いてみました。
やはり、多少の痩せはあるようで、割れ目を完全に埋めてしまうことはできませんでした。割れ目の縁が少し浮いて見えます。
ただし、遠目で見ればまったく分からないレベルです。また、仕上げに削ったりする必要がなく、施工性が良いことを考えれば、これくらいの仕上がりなら満足と言えるでしょう。
ネジ穴を埋めてみた
今度はテーブルの天板の裏に間違って開けてしまったネジ穴を埋めてみることにしました。
ウッドパテが痩せることを前提にウッドパテを多めに盛り、24時間以上が経過してから表面を削ることに。紙やすりで削ることも検討したのですが、ウエットティシュで摘まみ取るようにしてみたところ、多めに盛った部分は簡単に削れてしまいました。
どうもこのウッドパテはまったく耐久性がないようです。なので、フローリングの補修に使うなんて100%あり得ません。あくまで施工性重視で、あまり触らないような穴を埋めるという目的だけに特化しているように思います。
ダイソー・補修速硬タイプ耐水エポキシパテ
JANコード | 4549131120905 |
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成分 | エポキシ樹脂充填剤顔料硬化剤 |
製造国 | 台湾 |
税込価格 | 110円 |
ちなみに、ダイソーで扱っているパテには他にエポキシ系の3種類があります。上の耐水用のほか、万能用、木工用があります。いずれも税込110円です。
これらは適当な大きさにちぎって練り合わせることで硬化します。粘度が高く、施工性に優れているとは言い難いです。硬化してから削れば表面を平滑にできると思いますが、口で言うほど簡単ではありません。壁紙やフローリングを傷めることなく巾木を補修する場合は、さらに難易度が高くなるでしょう。
というわけで、ダイソーのウッドパテを使って巾木の割れ目を埋めることができました。施工性が良く、手軽にできたことはとても良かったと思います。
一方で、24時間が経過して完全に硬化しても簡単に削れてしまう耐久性のなさはちょっと不満でもあります。でも、巾木をエポキシパテで埋めて削るのは大変です。それを思うと、今回チョイスしたウッドパテで正解だったかなとも思います。
コメント
木粉ねんどの方がお得
値段は同じで容量多い
確かにそうですね。
おっしゃる通りだと思います。