ダイニングチェアの脚裏のホコリ対策!粘着式フェルトを打ち込み式に交換

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粘着式フェルトだとホコリを寄せやすい

ダイニングセットをフローリングの上で使用する場合は、納品時に脚裏に粘着式フェルトを貼ってくれるのが一般的です。そうしたほうがフローリングにキズがつく心配が少ないだけでなく、椅子を楽に引くことができるからです。

ただ、粘着式だとどうしてもホコリや髪の毛が付きやすく、掃除が面倒です。そこで、私が冨士ファニチアのダイニングチェア「Koti」を買ったときは打ち込み式のフェルトをお願いしました。しかし、脚が細すぎるので無理だと断られてしまいました。

 

キタリア(北川工業)・フェルトキーパー丸型FK-19

打ち込み式フェルトの定番と言えばキタリア(北川工業・上写真)ですが、確かにこんなものを細くて硬いウォールナットの脚に打ち込む自信はありません(苦笑)2本爪の光の打ち込みフェルト(LCQ-195 )も爪が折れてしまいそうです。

和気産業・打ち込み式フェルトFPK-01

それで我慢して粘着式フェルトをしばらくそのまま使っていました。しかし、やっぱりホコリや髪の毛が付きやすいし、剥がれてきたりするので、打ち込み式を改めて検討することにしました。

そこで出会ったのが和気産業の「打ち込み式フェルトFPK-01」(上写真)。下穴を開けてから脚裏に打ち込むタイプです。これなら細くて硬いウォールナットの脚でも取り付けることができそうです。

しかしながら、結構良いお値段なんですよ。1脚あたり600円くらいします。一応、フェルト部分だけを取り替えできるようになっているのは便利なんですけど、それも500円くらいするんですよね。

1脚あたり6万円以上する椅子を買っておきながらケチなことを言ってすいません(苦笑)

 

uxcell・家具フェルトパッド17mm

uxcell・家具フェルトパッド17mm 

最終的にケチな節約上手な収納マンが選んだのはuxcell「家具フェルトパッド17mmブラウン」。購入時価格は16個入り(=4脚分)&送料込みで税込334円(2020/10/04現在、楽天市場では同260円)。和気産業の1脚分の半値ほどで済む計算です。

その代わり、中国から郵便で届くのをひたすら待つ必要があります。通常1ヶ月ほど掛かるそうですが、私のところへはちょうど2週間で届きました。やっぱり日頃のおこないが良いからですねー(笑)

クオリティーはまずまず

uxcell・家具フェルトパッド17mm ブラウン

今回は4脚分16個入りを2セット購入しました。不良品が混じっていたり、数が足りていない可能性があったからです。私自身が取付け時に破損させたり、使用中に交換する必要が生じる可能性も考えました。

しかし、届いた商品を確認してみると、不良品はなく、数もちゃんと揃っていました。ただ、接着剤がハミ出していたり、バリが出ているのはありました。クオリティーはそれなりかなという感じです。

なお、フェルトは押せば凹むくらいの硬さです。

電動ドリルで下穴を開ける

電動ドリルで下穴を開ける

さて、早速ですがフェルトを取り付けましょう。養生のためにバスタオルを敷いて椅子をひっくり返し、まず粘着式フェルトをキレイに剥がします。

そのうえで、SK11(藤原産業)の下穴用ドリルビット(2.0mm)で下穴を開けます。インパクトドライバーを使わなくても、電動ドライバーで問題ありません。ただし、硬い木であることに違いはないし、細いビットなので、気を抜けばすぐに刃が折れます。

ちなみに、こちらの椅子の脚の裏は幅20mmにも満たないので、正確に中央付近に穴を開ける必要があります。ズレたら不細工なだけでなく、バランスを崩して破損しやすくなります。

ハンマーで叩いて押し込む

ハンマーでフェルトを叩いて押し込む

下穴を開けたらフェルトの釘を刺し、ハンマーで叩いて押し込みます。目いっぱい叩く必要はない代わりに、脚裏に対して真っ直ぐ打ち込まなければなりません。

打ち込み完了で9mm高く

打ち込み完了で9mm高く

打ち込み式のフェルトは厚みがあるのでどうしても高くなってしまいます。今回の場合は約9mm。粘着式に比べると約8mm高くなる計算です。

肘置きや座面も高くなる

打ち込み式フェルトで肘置きや座面も高くなる

当然、肘掛けや座面も同じく8mmほど高くなります。私のようなノッポには些細な話ですが、背の低い妻にとっては大問題です。

しかしながら、本人はまったく気にならないそうな。妻よりデカくなってしまった娘と息子は言わずもがなです。

テーブルの幕板などに当たる場合があるので注意

テーブルの幕板などに肘置きが当たる場合があるので注意

それよりも問題になる可能性があるのが、肘置きがテーブルの幕板や反り止めに当たるケースがあるということです。我が家の場合は問題なかったですけど、それでもテーブルの下面と肘置きのすき間は15mmほど。そんなに余裕はありません。

 

こうして、思いのほか無事にダイニングチェアに打ち込み式フェルトを取り付けることができました。下穴を開けるのに失敗して6万円以上するダイニングチェアをパーにしなくて良かったです(笑)

取り付けてから数日が経ちますが、今のところホコリや髪の毛が付くこともなく、スムーズに椅子を引くことができています。椅子を引くときの音が乾いた感じになったのが少し気になるところですけど、しばらくすれば慣れるでしょう。

あとはこれがどれくらい持つかが気になるところ。1年は持って欲しいですねー。

2022/06/29追記:

打ち込み式フェルトを使って2年経たず、釘が飛び出てきた

妻が椅子を引いたときに変な音がすると言うので調べてみたところ、釘の頭が飛び出してきていました。より正確に言うと、フェルトが擦り減ってきて釘の頭が露出したようです。

最初から釘がシッカリ刺さっていなかった可能性もありますが、下穴がちゃんと開いていなくて十分に釘が椅子の脚の裏に刺さっていなかったのかもしれません。なお、釘の頭が完全に露出していたわけではないので、フローリングにキズがつくには至っていません。

ちなみに、使い始めてから2年近くが経ちますが、フェルトの厚みは圧縮されてはいるものの、まだまだ使えそうです。必要に応じて予備と交換しながら引き続き使っていきたいと思います。

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