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これで解決!合板のネジ穴が馬鹿になってしまったときの対処法

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合板のネジ穴が馬鹿になってしまった状態

木質系壁や木製家具のネジ穴が馬鹿になってネジが抜けてしまった…。そのような経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか。

ちょうど、我が家でもテレビボードの側面に電源タップを取り付けるために留めたネジが抜けてしまいました。フラッシュ合板(中空合板)なんだからそのままネジを留めたらこうなることは分かってたんですけどね(苦笑)とりあえずやってみて、その後なにも問題なかったのでそのままにしてしまっていたのです。

今回は我が家の事態を解決する話を中心に、合板のネジ穴が馬鹿になってしまったときの対処法について紹介したいと思います。

 

中空合板以外の場合

木工用ボンドと爪楊枝

フラッシュ合板やハニカムコア合板などの中空合板以外、つまりいわゆる無垢板(集成材)や積層合板であれば対処は簡単です。

用意するのは木工用ボンドと爪楊枝だけ。爪楊枝の先に木工用ボンドを付け、緩んだネジ穴にブスッと挿します。そして、ネジ穴からハミ出した爪楊枝の上部をニッパーなどでカット。これをネジ穴にもう爪楊枝が刺さらなくなるまで繰り返します。

あとはそのままネジを挿せばOKです。シンプルな対処法ですが、これは普通に家具屋も使う方法です。

中空合板で強度が必要な場合

無垢板などであれば簡単なのですが、フラッシュ合板などの中空合板の場合は厄介です。ネジをホールドする部分がないので、それを作ってやる必要があるからです。

特に、重いモノを引っ掛けたいときなど、強度が求められる場合が難儀します。その場合は、高島の「スピード・ミニ10」(上写真)を使います。

スピードミニを使う場合はドリルを使ってネジ穴を10m以上に広げる必要があります。また、スピードミニは非常に高価です。しかも、使わずに放置すると固まってしまいます(保管困難)。今回は電源タップを引っ掛けたいだけでそれほど強度は必要ないため、できればスルーしたいところでした。

なお、厚みのあるフラッシュ合板なら(およそ40mm厚以上)、中空プラグを使うという方法もあります。

 

中空合板で強度が不要な場合

コニシ・ウッドパテ

というわけで、今回はコニシの「ウッドパテ」を使うことにしました。これをネジ穴に過剰に注入すればフラッシュ合板の内部で団子ができ上がり、ネジをホールドしてくれるんじゃないかと考えたのです。

ネジを留めるなら本当はエポキシ系のほうが良いんでしょうけど、それだとネジ穴を広げないといけません。ウッドパテ(エマルジョン形)の説明書には「乾燥後は釘・ネジの使用ができる」と書いてあるので、問題なしと判断しました。

ウッドパテのラワン色

ウッドパテ・ラワン色

ちなみに、今回購入したのはラワン色。ほぼ肌色という感じです。よって、タモ白色のほうはかなり白木に近い色と思われます。

爪楊枝では押し込めず

爪楊枝ではウッドパテを押し込めない

最初はウッドパテを爪楊枝でネジ穴に押し込んでやろうとしました。しかし、この方法だと爪楊枝でウッドパテを絡め取ってしまい、押し込んでるんだか掻き出してるんだか分からなくなってしまいます。

穴に直接チューブの先から流し込む

チューブの口を押し当ててウッドパテを流し込む

そこで戦略変更。チューブの先端をすき間が生じないように押し当てて、チューブを押してウッドパテを流し込みました。これでフラッシュ合板の内部にウッドパテの団子ができているはずです。

拭き取って放置

ハミ出したウッドパテをティッシュで拭き取る

ハミ出したウッドパテをティッシュで拭き取って完了。硬化するまで24時間以上放置します。

硬化すればネジOK

24時間以上放置後ネジ留め

そうしてネジ留めしてみたところ、問題なくホールドしてくれました。これで当面は、テレビボードから電源タップが外れることはないでしょう。

 

以上、我が家の事例を中心に、合板のネジ穴が馬鹿になってしまったときの対処法について紹介しました。

ネジが緩んでしまったというときはほとんどの場合、それまでは問題なかったというわけですから、最初の木工ボンドと爪楊枝で解決できることが多いはずです。扉の蝶番が外れてしまったときなど、建具の補修の際にも使うシーンは多いことでしょう。

一方で、DIYしたものに不具合が生じたという場合に多いのが中空合板だったということ。強度が必要な場合はやはりスピードミニを使うのが鉄板ですね。ウッドパテを使うというのは邪道だと思います(苦笑)

 

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