私の息子の部屋にはたくさんのぬいぐるみが並んでいます。多くはテーマパークで買ってきたものやUFOキャッチャーでゲットしたものなどです。さすがに高校生にもなってぬいぐるみで遊ぶことはないので、ただホコリを被るのを待っている状態です。同様のお宅は少なくないのではないでしょうか。
ホコリを防ぐならビニール袋に入れれば良いわけですが、それも結局ビニール袋にホコリが積もるだけです。かと言って大きなコレクションケースやアクリル製のディスプレーボックスを買うのは、スペースや費用の面で抵抗があります。
そんなときに良さそうなケースがニトリから発売されました。「透明収納ケース」という商品です。
※この記事は2024年9月9日時点の情報に基づいています
ニトリ・透明収納ケース
こちらがこのたびニトリから発売された透明収納ケースです。商品名の通り、確かに透明な収納ケースです。
ただ、もうちょっとひねりのある商品名でも良かったんじゃないかと思ったりするわけですよ。でも、そういう商品名だし、用途についても何ら説明はありません。
形状はNインボックスっぽい
商品名に納得がいかないのはその形状によるところも大きいです。どう見たって「Nインボックス」と同じだからです。持ち手穴の形状や位置、独特のリブ構造、外寸に至るまでほぼ同じですからなおさらです。
しかし、サイズが微妙に異なる(最大4mm)からか、Nインボックスシリーズとは積み重ねができないそうです。形状が似ていても互換性がないことから、敢えてNインボックスという商品名を避けたのかもしれません。
材質はポリスチレン
また、Nインボックスはポリプロピレン製ですが、透明収納ケースはポリスチレン製です。ポリスチレン樹脂はスチロール樹脂とイコールで、透明度を高めることができる一方、曲げや衝撃に弱く、キズがつきやすいというデメリットがあります(出典:wikipedia)。
つまり、日常使いとして収納するのに便利なNインボックスに対し、透明収納ケースはあまり動かさないで趣味性の高いモノをディスプレーするのに最適と言えるかと思います。
ラインナップ
サイズ(mm) | 税込価格 | |
---|---|---|
トレー | 385×264×121 | 799円 |
ハーフ | 385×264×120 | |
レギュラー | 385×264×236 | 999円 |
透明収納ケースはカラーボックス1段分に相当するレギュラーのほか、その高さ半分のハーフ、ハーフの手前の板をカットした形状のトレーの3つがラインナップされています。
Nインボックスのレギュラーが税込699円、同じくハーフが599円であることを考えると3~4割ほど高価ですが、ロットが少ないであろうことを考慮すれば妥当なところかと思います。
カラボ併用でコレクションボードに
透明収納ケースはNインボックスとほぼ同じサイズなので、カラボにセットすることでコレクションボードのようになります。小型のものでも1万円以上するコレクションボードが多い中、透明収納ケース3つと3段のカラボで5千以下で済むと考えればコスパは良いと思います。
また、Nインボックスがちょうど合うモジュール設計の「ワイヤーシェルフNポルダ 」も透明収納ケースと相性が良いと思います。Nポルダなら側板がないので、より中身が見えやすいのではないでしょうか。
というわけで、ニトリの透明収納ケースはNインボックスとサイズ互換性がないのは少し残念ではあるものの、カラボ1段分の使いやすい大きさで、ぬいぐるみやプラモデルなどをディスプレイするのに最適だと思います。
価格も手頃で、これならたくさんあるコレクションを飾りつつ詰め込んで積み上げて置くにも負担になりません。あとはフタや縦型ハーフも追加してもらえるとうれしい人が多いんじゃないでしょうか。
コメント
サイズ互換が無いのが痛いと思うのですが、クリア樹脂だと製造方法の違いだとかで持たせられなかったパターンなのでしょうか
Akさま
こんにちは^^
最大4mmという僅かな違いからすると、おっしゃる通り素材によって収縮率が異なるため、同じサイズに仕上げられなかった可能性が考えられます。
また、そもそもポリプロピレン製のNインボックスと積み重ねるという使い方は想定していないのでしょう。
サンカの他の製品ではどうだろうと思って調べてみましたが、ポリスチレンとポリプロピレンの両方が揃っているものは見つけられませんでした^^;