組み立て簡単で、手軽な収納グッズの代名詞とも言えるカラーボックス。しかし、そんなカラーボックスも意外と組み立てに手こずる人が多いのも事実です。過去、軽く100個以上のカラーボックスを組み立ててきたであろう収納マンでも、下穴不良のカラーボックスに出くわしたり、狭い場所での組み立てに四苦八苦することがあります。
そんな、意外と組み立てが面倒なカラーボックスに新潮流。ネジ釘不要であっという間に組み立てられるのが伸晃(ベルカ)の「キューブボックス」です。
※この記事は2016年1月25日時点の情報に基づいています
伸晃(ベルカ)・キューブボックス
伸晃(ベルカ)はキッチンのシンク下用伸縮棚などでお馴染みです。てっきり樹脂や金属の家庭用品が主体だと思ってましたが、こういう組立家具のジャンルも扱っていたんですね。
ともあれベルカのキューブボックス。パッと見た感じはどこにでもあるようなシロモノにしか見えないんですが、組み立て方が画期的に簡単なのです。
パタパタと折り曲げて金具で留めるだけ!
ベルカのキューブボックスは上図のようにパタパタと折り曲げて金具で留めるだけで完成。もちろんネジ釘不要。しかも連結も付属の金具だけでできてしまうというお手軽さです。
一般的なカラーボックスとは構造が違いますが、このお手軽さや素材(化粧繊維板)はまさにカラーボックス。より正確に言うと、組み立ての手軽さはカラーボックス以上ですし、一般的なカラーボックスは表面材がプリント化粧紙なのに対して、キューブボックスはPVC(ポリ塩化ビニル)ですから汚れや水気にも強いです。
価格は一般的な3段カラーボックスが1,000円程度で手に入るのに対し、キューブボックスは3つで4,000円前後ですから、ちょっと割高感はあります。ただし前述の通り組み立てが簡単で表面材も丈夫であることを考慮すれば、決して高くはないと思います。
何を収めて良いのか分からない微妙なサイズ
ベルカのキューブボックスのひとつあたりの外寸はW300×D300×H300mm。奥行は一般的なカラーボックスとほぼ同等、高さもカラーボックス1段あたりとほぼ同等です。幅はおよそ2/3程度というところです。
これはつまり、一般的なカラーボックス同様に何を収めて良いのか分からない微妙な寸法だということです。A4版の雑誌やファイルは入りません。B5ファイルならちょうど良いですが、単行本を収めると上にも手前にも無駄な空間が生じてしまいます。
強度面や歩留まりの問題があったかとは思いますが、どうせ作るなら350m四方が良かったかなーと思います。コストパフォーマンスは悪くないとは言え、決して安いと言える価格ではないですからね。
ベルカのキューブボックスは組み立てが簡単で表面材も丈夫。一方でカラーボックスの弱点も受け継いだ微妙な寸法です。
収納はやっぱり使いやすくてナンボです。何を収めるかをよく考えたうえでチョイスしていただければと思います。
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