100円ショップには様々な大きさやデザインのプラスチック製バスケットがあります。特にここ数年はとても100円とは思えないほどのクオリティーのものが揃ってきており、カラーボックスに最適化された寸法のものも多くなってきています。
そんな中、先日セリアで見つけたヒマラヤ化学工業所の「FIT（フィット）バスケット」は、カラーボックス用インナーボックスとしてはコスパ最強なんじゃないかと思う出来栄えでした。
ヒマラヤ化学工業所・FITバスケット
こちらが100円ショップのセリアで見つけたヒマラヤ化学工業所の「FITバスケット」のワイドです。
これ単品で見たら、どこにでもある「100均のプラカゴ」だと思われるかもしれません。ポイントはバリエーションにあるのですが、実はこれ単品で見てもスゴイところはあります。
どこがスゴイのかというと、四方に持ち手があるということ。このバスケットはA4ファイルが収まるくらいの大きさですが、普通は短辺2ヶ所にしか持ち手が付いていません。しかし、カラーボックスのインナーボックスとして使う場合は長辺に持ち手が付いていないとダメなんですよね。
カラボにフィットするサイズバリエーション
ヒマラヤ化学工業所のFITバスケットが優れているのは、サイズバリエーションがよく考えられている点です。ラインナップは以下のようになっています。
| 外寸（mm） | 用途 | |
|---|---|---|
| ワイド | 380×260×80 | A4ファイル |
| スクェア | 250×260×120 | DVD |
| ハーフ | 190×260×150 | |
| 積重ね | 190×260×130 | 文庫本 |
| 積重ねスリム | 125×260×165 | DVD |
| スタンド | 125×275×183 | A4ファイル |
…と、このようにスペックを一覧にしてもピンと来ない方も多いでしょう。実際にカラーボックスに収めると、以下のような感じです。
FITバスケットのスクェアと積重ねスリムを並べると、こんな風に収まります。
スクェアと積重ねスリムも同じように並べることができます。また、積重ねスリムはスクェアに入れ子にして仕切ることもできます。
スクェアと積重ねスリムをワイドの中に収めることもできます。
なお、カラーバリエーションはこちらで紹介した4色で、アイボリー、チョコブラウン、ローズピンク、モスグリーンが揃っています。
100円でできることを一生懸命やっている感じ
私の考え方がセコイだけかもしれませんが、100均の商品って、お店にとって儲かる商品と儲からない商品があるように思いませんか？プラカゴひとつとっても、大きさが違うのに値段が同じというのは、大きいほうが得で小さいほうが損なような気がしてしまいます。
その点、ヒマラヤ化学工業所のFITバスケットは100円でできることを一生懸命やっているように思います。幅が狭くなれば代わりに高さが高くなり、相対的に小さいものは積み重ねができるようになっています（上写真）。
また、スタンドタイプは他のタイプに比べて奥行が少し深いです。これはA4ファイルを立てられる寸法にしてあるためで、とても芸が細かいというか、使い勝手をちゃんと考えていると感心してしまいます。
デザインも100均にしては良いと思いますし、強度面でも十分だと感じます。冒頭でも述べた通り、持ち手の位置や大きさもよく考えられていると思います。
それでいて安心の国産。たかが100均などと侮れません。100均のプラ箱は数あれど、ヒマラヤ化学工業所のFITバスケットほど良くできたものはなかなかないと思います。
ちなみに、ヒマラヤ化学工業所のFITバスケットは100円ショップのセリアのほか、楽天市場とアマゾンでアイボリーとチョコブラウンの一部サイズが購入できます。
しかしまあ、出来栄えに感心したからと言って、必要もないのにホイホイ買ってきちゃダメですね。最近、こういうのが手元に増えてきて困ってしまいます（苦笑）
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