ニトリには「ステイン」というカフェ風もしくはヴィンテージ風と言えるスチールと合板を組み合わせた家具のシリーズがあります。デスク、シェルフ、ローボードからソファまで幅広くラインナップしています。
最近は従来のミドルブラウンだけでなく、ホワイトウォッシュも投入しているところを見ると、順調に売れているのでしょう。デザインの好みは別として、お値段相当にシッカリしており、割りとよくできた商品だと思います。
ともあれ、こういうテイストの家具はニトリがオリジナルというわけではありません。似たようなものは他にもたくさんあります。
※この記事は2018年4月19日時点の情報に基づいています(2023年8月23日一部更新)
アイリスオーヤマ・スチールウッドラックSWR
そんな中、また似たようなスチール&合板のカフェ風なラックが発売されました。アイリスオーヤマの「スチールウッドラックSWR」です。
スチールウッドラックSWRには幅62cmタイプのほかに、幅42cmタイプもあります。また、いずれも3段タイプ(高さ80cm)と4段タイプ(高さ120cm)があり、奥行きはすべて共通で26.7cmとなっています。
逆に言うと、ラインナップはこれだけ。ニトリのステイン・シェルフに比べるとコンパクトなラインナップで、レパートリーに富んでいるというわけではありません。
しかしながら、同じデザインのデスクが映り込んでいる写真があることから、今後レパートリーが増えるのかもしれませんね。
あくまで見た目重視のラック?
スチールウッドラックSWRは棚受けパーツに棚板を掛けるだけで棚板の移動ができる構造になっています。そのため、収納物の大きさに合わせて効率良く収納できるというメリットがある一方で、棚板1枚あたり15kgとスチールラックにしては耐荷重が低くなっています。
もっとも、ニトリの「ブックシェルフ(Nステイン 60)」は耐荷重を記載していないので、この点では比較できません。
また、「スチールウッドラックSWR-4280」(幅42cm/3段タイプ)はA4ファイル対応の2段カラーボックスと同程度の収納量です。それでいて価格は3倍近くもしますし、棚板1枚あたりの耐荷重はカラーボックスの半分しかありません。
つまるところ、スチールウッドラックSWRは棚板の高さを変えられるというメリットがあるものの、コスパが悪く、あくまで見た目重視のラックと言えるでしょう。それでいて棚板の表面材はプリント紙ということですから、見た目の面でもあまり期待できないのかもしれません。
基本的にアイリスオーヤマは世の中のトレンドに合わせて商品を投入してくる傾向があります。ただ、それでも独自性を打ち出してくることが多いのですが、今回はちょっとそういう感じではなさそうです。
今後レパートリーが増えれば化ける可能性もあるかもしれませんが、現状ではちょっと厳しいかもしれませんね。
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