最近はブルックリン系のインテリアが流行っているのでホワイト系よりもブラック系のシェルフのほうがよく目につくように感じます。
しかし、実際はそうでもないんです。流行っていれば人気化して定着しそうなものですが、気が付けば1年も経たない間に廃番になっているというケースも散見されるのです。
というわけで今回は、定番品と言えるものを中心にコスパや手軽さも考慮しつつ、黒いメタルラック&スチールラックを10点チョイスしてみました。
※価格および仕様はすべて2020/10/20現在
ドウシシャ「ルミナス・ノワール」
黒いメタルラックとして今もっともメジャーなのはドウシシャの「ルミナス・ノワール」でしょう。棚板を数段備えたセット品はもちろん、ワードローブ、デスク、テレビボード、天井突っ張り壁面収納などラインナップが豊富で、拡張可能なオプションパーツも豊富に揃っています。
サイズバリエーションが多いだけでなく、 付け外しが簡単なワイヤー置きシェルフなど、従来のルミナスラックにはなかったパーツまで用意されていることもうれしいところです。
ポール径は25mmで耐荷重は棚板1枚あたり80kg。ハンマートーン塗装でヴィンテージな風合いです。機能性、インテリア性の両方を備えつつ、コスパにも優れたシリーズと言えるでしょう。

ナフコ「レイリー」

出典:ナフコ21スタイル
「レイリー」は前述のルミナス・ノワールのナフコ21スタイル版オリジナル商品と言えます。パッと見た目のラインナップはルミナス・ノワールに似ていますが、全12アイテムとノワールに比べると1/10程度しかアイテムがなく、オプションパーツも存在しません。
しかしながら、ノワールはポール径25mmなのに対し、レイリーは19mm。そのため耐荷重も控えめですが、価格はノワールよりもちょっとお手頃です。なお、以前にレイリーを紹介したときとは仕様や価格が変わっているようです(改訂済み)。

コーナン「LIFELEXカラーラック」
コーナンの「LIFELEXカラーラック」もナフコに負けていません。ポール径は25mmのほかに19mm、12.7mmもあるのです。
ただし、それぞれにサイズバリエーションが豊富にあるわけではありません。また、コーナンのLIFELEXのワイヤーシェルフと言えばルミナスラック互換品ですが、カラーラックはドウシシャが作っているのかどうかすら分かりません。基本的には拡張性はないものと思ったほうが良いでしょう。
ドウシシャ「ルミナス・ブラック」
ドウシシャの「ルミナス・ブラック」は黒光りするメッキを施したシリーズです。ノワールやレイリーのようなハンマートーンではなく、LIFELEXカラーラックのようなプレーンな黒でもなく、ラグジュアリーな感じがします。
ポール径19mmで、基本的には小型なラックがメイン。また、棚板やポールなどのオプションパーツは一通り揃っているという感じです。ブラックメッキなので通常のルミナス19mmのクロムメッキパーツを取り付けてもさほど違和感がないと思います。
アイリスオーヤマ「カラーメタルラック」
アイリスオーヤマにはポール径25mmの大型シェルフでブラックのものもあったのですが、現在は19mm径の「カラーメタルラック」に移行しています。
しかしながら、オプションパーツは結構充実していて、棚板はもちろん、コの字バーやフック、コネクターなども用意されています。使い勝手は決して悪くないのではないでしょうか。

山善「おうちすっきりスチールラック」
山善のメタルシェルフも以前はオプションパーツが充実していたのですが、最近またリニューアルされてパーツは用意されず、仕様も変わってしまいました。新しい「おうちすっきりスチールラック」は幅2サイズ×高さ3サイズというラインナップになっています。
なにしろ山善の場合は仕様がコロコロ変わりますから、敢えて選ぶ理由がないんですよね。あくまで単品買いと割り切って、楽天市場でのセール時に買うならアリという感じでしょうか。
IKEA「LERBERG(レールベリ)」
ここからはいわゆるメタルラックとは違うスチールラックです。IKEA(イケア)の「LERBERG(レールベリ)」は棚板が全段固定ですが、高さ148cmタイプが税込2,499円と手頃なのが魅力。
価格が安いだけでなく、スチールメッシュの棚板や上に行くほど浅くなる圧迫感のないデザインもグッドです。実のところカラーメタルラックも同程度の価格で買えますが、インテリア性で言えばレールベリのほうが上でしょう。
ニトリ「Nステイン」
ニトリでブラックのスチールラックと言えば「Nステイン」が定番。ユーズド感のある木目調の棚板はボリュームもあり、より男前な雰囲気を醸し出しています。
シェルフに複数のサイズバリエーションが用意されているだけでなく、ワードローブ、デスク、テレビボードもあります。
市場「アンセム」
市場の「アンセム」は今回ピックアップした商品の中で最もロングセラーとなっているシリーズです。たぶん20年近く前から存在しているのではないでしょうか。
現在はカウンターテーブルやデスク、椅子なども含めて約30アイテム。ブラック系と言うとどうしても男性的なイメージになりがちですが、アフタヌーンティーリビングでも扱っていたように女性受けするデザインが特徴です。
関家具「イジボ」
関家具の「イジボ」は非常に画期的な構造で、折り畳み式のシェルフの要領で工具を使わずとも組み立てることができます。しかも、引出しやデスク天板などを自由に組み合わせることができ、これが組立家具とは侮れないほどシッカリした作りなのです。
価格は決して安くありませんが、表面材はメラミン化粧板なのでキズにも強く、価格に見合った仕様と言えます。

以上、黒いメタルラック&スチールラックを10点ご紹介しました。価格だけで選ぶなら何でも良いと思うのですが、今後買い足したり拡張する予定ならルミナス・ノワールがもっとも安心できるでしょう。ノワールはここ数年でもっともヒットした商品なので、これから数年は廃番になる可能性が低いと思います。
また、市場のアンセムも定番品なので安心。ラインナップは多いもののサイズバリエーションはそう多くはありませんが、そこは機能性よりもインテリア重視と考えていただければと思います。
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