前々回のソングドリーム神戸店、前回のNDstyle.Shop神戸がテナントを構えている、六甲アイランドの神戸ファッションマート。ソングドリームやNDstyleの他にも複数の家具店が入っています。
今回、私が神戸ファッションマートに足を運んだのはちょっと見ておきたい家具があったからなんですが、お恥ずかしながら、これまで神戸ファッションマートの存在すら知りませんでした。
でも、ここは家具を探すには穴場かもしれません。ソングドリームやNDstyleをはじめ、結構手頃な価格の家具が並んでいますし、芸術品と言えるような家具もじっくり見ることができます(しつこい販売員さえいなければ・苦笑)。
今回はそんな神戸ファッションマートにある家具店をまとめて紹介したいと思います。
※この記事は2017年2月4日時点の情報に基づいています
全米売上No.1・アシュレイ
「Ashley HOMESTORE(アシュレイ・ホームストア)」は先日紹介しましたソングドリームと同じく、富士家具工業がライセンスを得て日本で展開しています。アシュレイは全米売上No.1の家具販売店ということで、日本で言えばさしずめニトリのような存在というわけですね。
見た目はたいそう立派ですが価格はリーズナブルなので、ハッタリが効きます(笑)一方で引出しを開ければいかにも組立家具という粗末なもので、背板はザッとペンキを塗って木ネジをガーガー打ったという感じです。とは言え、組立前の状態で日本に輸入されて、日本でしっかりと組み立てる体制が整っているようですから、クレームの心配は少ないと思います。
なお、アシュレイは神戸店のほか、横浜店(横浜市青葉区)、愛知店(愛知県みよし市)があります。
アメリカの伝統的高級家具・ドレクセルヘリテイジ
「DREXEL HERITAGE(ドレクセルヘリテイジ)」は100年以上の歴史を持つアメリカを代表する高級家具ブランドです。とは言ってみても、私のような庶民にはまったく無縁のものですが(苦笑)こちらがオリジナルのはずなのに、私は逆に「マルニ木工の地中海みたいだなー」だなんて呑気に考えておりました。
庶民向けのアシュレイとアッパークラス向けのドレクセルヘリテイジが同居している神戸ファッションマートって素敵ですね。
ドレクセルヘリテイジは、大丸と松坂屋の共同持株会社であるJ.フロントリテイリング100%出資のJ.フロント建装が運営しており、直営店はこちらの六甲と東京は青山の2店舗。ほかに全国の百貨店などに卸しています。
チーク家具専門店・スキャンティーク
「SCANTEAK(スキャンティーク)」は全国に12店舗ありますから、ご存知の方も多いかと思います。意外と首都圏よりも関西に多いのには驚きましたが。
スキャンティークはチーク材を使った家具だけを扱っており、テイストは完全に絞られています。イメージとしてはハワイなどのオーシャンビューのリゾートのホテルにある家具という感じですね。
ここで驚いたのは、天板がバクッと割れたチーク無垢のダイニングテーブルなどがアウトレットで販売されていたことです。無垢板(集成材)は当然割れる可能性があるものですし、日本とは風土が異なる海外で作られたものならなおさらです。そういうことをちゃんと説明して売れるというのはとても誠実だと思います。もっとも、国産家具ならここまで派手に割れることはないと思いますが(苦笑)
まるで家具の美術館!大丸インテリア館ミュゼエール
「大丸インテリア館 Musee Air(ミュゼエール)」は、「ミュゼ=美術館」、「エール=空間」の名前の通り、まさしく家具の美術館と言える品揃えです。買う気で行くと劣等感しか感じませんが、美術館だと思って見ればとても目の保養になります(笑)
ただ、品物は超一級品ばかりですが、売場のメンテナンスがまったくなっていないですねー。ポップはめちゃぐちゃ、引出しを開ければ随分と古いプライスカードなどが放置されています。そりゃあ、百貨店の家具の売上もだだ下がりになって当然です。
関家具の直営店・フェデリコセコンド
「Federico2(フェデリコセコンド)」なんて聞いたことないなーと思ったら、九州は大川の関家具が2014年からイタリアで仕入れたソファーを販売している店舗なんですね。神戸店のほか、代官山店、仙台店、福岡店の計4店舗があります。
個人的には、関家具と言えばカジュアルなソファーが中心というイメージでしたので、こちらに並んでいるソファーのお値段を見て目を丸くしました(苦笑)手広くやっておられて、まことに結構なことだと思います。
確かにワンスタイル。1-style
「1-style(ワンスタイル)」は岐阜県高山市に本社を置く第一産業高山本店が運営する直営店で、神戸店の他には本社ショールームだけです。同じく岐阜県に本社を置くNDstyleの野田産業と揃って神戸ファッションマートに出店するとは、随分と仲がよろしゅうございますね。
1-styleの店名はおそらく第一産業高山本店という社名からインスピレーションされているんだと思いますが、店頭に並んでいる家具も割りとワンスタイルというかワンパターンで、どこの家具屋に行ってもありそうな感じです。
もっとも、こういう無難なデザインのほうがむしろ買ってもらいやすく、私としても嫌いではないんですけど、コレと言った魅力に欠け、お値段も微妙かなーと感じました。
以上、神戸ファッションマートに出店している家具店を6店舗紹介しました。それぞれに特徴があり、魅力を感じてもらえる店や商品もきっと見つかるのではないかと思います。
土日はどうか分かりませんが、平日の神戸ファッションマートの中はまるで営業していないかのようにひっそりしているので、じっくり見れるというか、逆に気味が悪いくらいです(苦笑)ぜひ一度、神戸ファッションマートに足を運んでいただいて、その独特の雰囲気を堪能していただければと思います。
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