新婚さんの家具購入率は西高東低、価格帯ではニトリの支持率が圧倒的!

当ブログは広告を掲載しています。詳細はこちら

新婚さんの家具購入・イメージ

今年の5月にも取り上げました「ゼクシィ新生活準備調査」。その2015年版が公表されましたので、その中でも「インテリア・家具の購入」に絞って内容をお伝えしたいと思います。ただ、基本的に2014年版と大きくは傾向は変わらないので、今回は前回触れていない点を中心に触れてみたいと思います。

※この記事は2015年12月4日時点の情報に基づいています

 

新生活準備調査2015「インテリア・家具の購入」の要旨

  • 新生活準備のためにかかった費用は76.5万円で、昨年の調査から1.6万円減少
  • インテリア・家具の購入にかかった費用は43.2万円で、昨年の調査から1.4万円減少
  • 家電製品の購入にかかった費用は36.7万円で、昨年の調査と同程度
  • 「一度に買い揃えた」人は約26%だったのに対し、「後日買い足しをして買い揃えた」人は約61%
  • インテリア・家具を購入する際に訪問した店舗数は「3店舗」が約28%でトップ、次いで「4店舗」が約18%、「5店舗」が約17%、「2店舗」が約15%と続き、平均は4.0店舗
  • インテリア・家具を購入する際に利用した店舗数は「3店舗」が約28%でトップ、次いで「2店舗」が約26%、「4店舗」が約17%と続き、平均は3.2店舗
  • インテリア・家具を購入した店舗の種類は「ホームセンターの家具売場」が約74%でトップ、次いで「インテリアショップ・家具専門店」が約66%、「インターネット通販」が約36%
  • インテリア・家具の購入にかかった費用は「20~40万円未満」が約30%でトップ、次いで「20万円未満」が約26%、「40~60万円未満」が約18%と続き、平均は約43.2万円
  • インテリア・家具購入の費用負担者は「2人で」が約58%、「夫」が約17%、「妻」と「妻の親」がともに約10%
  • インテリア・家具のアイテム別の購入率は「カーテン類」が約87%でトップ、次いで「ダイニング家具」が約65%、「自分たち用の布団」が約59%、「ソファ」が約58%、「食器棚」が約57%、「ベッド」が約56%と続いた
  • AVボードを「購入した」人は約52%
  • たんすの購入状況は「整理だんす(チェスト)」が約36%、「洋服だんす(ワードローブ)」が約8%、「和だんす」が
    約2%、「婚礼たんすセット」が約1%で、「購入した」人の合計は約42%
  • 来客用の布団を「購入した」人は約16%
  • ドレッサーを「購入した」人は約10%
  • 今後買い足す予定のインテリア・家具の種類は「ソファ」が約41%でトップ、次いで「AVボード」が約33%、「整理だんす(チェスト)」が約31%と続いた
  • アイテム別の購入費用の平均は「ベッド」が約14.3万円でトップ、次いで「ダイニング家具」が約8.3万円、「ソファ」が約6.4万円、「食器棚」が約6.3万円と続いた
  • 購入したソファの総額は「5~10万円未満」が約36%でトップ、次いで「3~5万円未満」が約25%、「3万円未満」が約19%と続き、平均は6.4万円
  • 購入したベッドの総額は「5~10万円未満」が約29%でトップ、次いで「10~15万円未満」が約21%、「5万円未満」が約14%、「20~25万円未満」が約12%と続き、平均は約14.3万円
  • 購入したたんすの総額は「1~2万円未満」が約34%でトップ、次いで「1万円未満」が約23%、「2~3万円未満」が約12%、「3~4万円未満」が約8%、「12万円以上」が約6%と続き、平均は約5.1万円
  • 購入したダイニング家具の総額は「5万円未満」が約43%でトップ、次いで「5~10万円未満」が約24%、「10~15万円未満」が約15%と続き、平均は約8.3万円
  • 購入した食器棚の総額は「5万円未満」が約52%でトップ、次いで「5~10万円未満」が約30%と続き、平均は約6.3万円
  • 購入したAVボードの総額は「2万円未満」が約45%でトップ、次いで「2~4万円未満」が約23%、「4~6万円未満」が約14%と続き、平均は3.7万円

引用:ゼクシィ新生活準備調査2015

2014年版と比較してみましたが、ほとんどの項目で大きな変化は見られません。強いて言えば、「新生活準備のためにかかった費用」のうち下がったのは「家具・インテリアの購入」がほとんどだったということ。

「今どきの若者は…」なんてフレーズは太古の昔から言われてきたそうですが、データを見る限り、今どきの新婚さんの堅実な様子が見て取れます

価格帯ではやっぱりニトリの支持率が圧倒的に高い!?

インテリア・家具を購入した店舗の種類は「ホームセンターの家具売場」が約74%でトップとなっていますが、確かに各エレメントの平均購入価格を見ると、大きなカートに放り込んで買っているのかと思うような単価であることが多くなっています。

ホームセンターで家具を買うと言えば、西日本ではナフコ、東日本では島忠と言って差し支えないと思われ、それ以外ではやはりニトリじゃないかと思います。ニトリはホームファッションであってホームセンターではないのですが、一般の方からすればホームファッションもホームセンターも同じなんでしょう。

日本全国、多くの新婚さんにニトリ、もしくは同等の価格帯のお店が支持されている様子が見て取れます。

 

家具購入率は西高東低

家具の購入率や平均購入価格を見ると、総じて首都圏は東海地方や関西地方に比べると低い傾向にあります。その理由として考えられるのは、他の地域に比べて首都圏は親・親族からの援助が少ない傾向があったためと考えられます。

首都圏だとどうしても床面積が狭くなりがちだからという理由も考えられましたが、ソファの購入率は他の地方よりも高くなっています。ソファの購入率だけでは断定的に言えない部分はありますが、やはり首都圏のほうが先進的&都会的な暮らし方に憧れる傾向が強いのかなと感じます。

 

ニトリやイケア、その他の大型家具量販店を見ても、やはり力を入れているのはソファとベッドです。また、タンスの代わりに引出式衣装ケース、洋服タンスの代わりにワードローブ型のラックが使われることが多くなっており、家具も組立式やニトリやイケアで扱われるような単価がボリュームゾーンとなっています。

もはや家具は「良いものを長く使う」という時代ではありませんね。堅実に消費しつつバンバン捨てる。これがこれからの正しい暮らし方と言えるのでしょう。

関連記事

ニトリvsナフコvsマナベvsゲン!家族4人でマットレスを比較してみた
ニトリの「Nスリープ プレミアムP1-CR」、ナフコ21スタイルの「グランリーヴェTS-400」、マナベインテリアハーツの「ノンコイルマットレス プライム」、タンスのゲンの「低反発ウレタン8cm厚」+「高反発ウレタン20cm厚」、以上4種類のマットレスを家族4人がそれぞれ1週間試して比較のうえランキングしてみました。最も人気だったのはナフコ。包み込まれるような柔らかさです。
ニトリvsナフコvsカインズvs専門店!既製カーテンを比較してみた
ニトリ、ナフコ、カインズ、カーテンじゅたん王国で、既製カーテンを購入して比較してみました。品揃えが豊富で品質も価格も良いと感じたのはナフコ。ニトリは品揃えこそ十分ですが、品質はおねだん相当。カーテンじゅうたん王国は専門店の割りにイマイチ。もっとも最悪だったのはカインズでした。
プロが教える!リビングセット(ソファー+センターテーブル)の選び方
プロが教える、リビングセット(ソファー+センターテーブル)の選び方。第1回目は配置の仕方とそれに応じたソファーの形状について見ていきます。動線や圧迫感、使い勝手、家族それぞれが座る場所などをよく考えて選びましょう。
プロが教える!ダイニングセット(食卓セット)の選び方【1】レイアウト編
プロが教える、ダイニングセット(食卓セット)の選び方。第1回はレイアウト編。テーブルのサイズ、脚の形状、背もたれの高さなどが選ぶ際のポイントです。座り心地の良さを求めると厄介なことになりがちなので注意しましょう。

コメント