一昔前は自宅でマグネット収納をすると言っても、冷蔵庫の扉や集合住宅の玄関ドアくらいだったと思います。しかし、タカラスタンダードのキッチンパネルやユニットバスの壁面にマグネットがくっつくことが一般に知られるようになったことで、マグネット収納の虜になる人が続出。そうして、マグネット収納がメジャーになったと感じます。
「こんなに便利なマグネット収納を家の中のどこでも使えたら…」そんな風に考える人も少なくないでしょう。しかし、日本の住宅の壁は塩ビ壁紙で覆われた石こうボードが一般的で、そのままではマグネットがくっつきません。
ホワイトボードを壁に掛ければマグネットがくっつくとは言え、それはちょっと違う感じ。そこで、コクヨからこんなマグネット収納グッズが発売されました!
※この記事は2023年10月30日時点の情報に基づいています
コクヨ・壁につけるマグネット
2023年11月8日から発売されることになったコクヨの「壁につけるマグネット」は、ステープルと粘着テープで石膏ボード壁にくっつけるスチール板とマグネットのセットです。スチール板がマグネットに隠れるくらいの大きさのため目立たず、まるで壁紙に直接マグネットがくっついているような印象になるのですね。
取り付け方
壁につけるマグネットの取り付け方は上の動画をご覧いただければ分かりやすいと思います。
まずポリプロピレン製のベースシートをステープルで壁に固定し、その上にスチール補助板の粘着シートで貼り付け。あとはスチール補助板にマグネットをくっつければ使用できます。
貼り直しはできないものの、剥がしてもステープルの穴ならほとんど目立ちません。
コスパも決して悪くない
コクヨの壁につけるマグネットシリーズは、丸タイプとバータイプの2つが用意されており、いずれもホワイト、グリーン、グレージュの3色があります。
バータイプはマグネット、スチール板&ベースシートがそれぞれ1つ500円くらい、丸タイプはそれぞれ5個入りで500円前後。ひとつあたり100円(1組で200円)くらいと考えると、そんなに割高感はないかなと思います。マステの上に100均のスチール補助板を貼り付けて、マグネットをくっつけても、200円くらいになりますからねー。
専用ホッチキスも!
コクヨの壁につけるマグネットシリーズには専用のホッチキスも用意されています。全開にできるホッチキスが手元にあればわざわざ買う必要はないものの、個人的にはこれ単体でも欲しいです。
一般的なホッチキスだと壁との接点が少ないので滑りやすく、ステープルを打ち損ねやすいんですよね。おまけに、針の先端がやや下を向くように打つのがもっとも良いのですが、これが微妙に難しかったりします。
こちらの専用ホッチキスならステープルの打ち込み角度が斜め30度になっており、しかも壁との接地面が広いので打ち損ねが少ないと思います。なお、アタッチメントを外せば普通のホッチキスとして書類を綴じることもできます。
ステープルと粘着テープで壁紙に取り付けられるスチール補助板はセリアでも販売していたことがあるので、決して目新しさはありません。しかしながら、こんなくだらない商品をコクヨが販売開始するというインパクトは絶大だと思います。
もちろん、くだらない=ダメという意味ではないですよ。今まで大手のメーカーが手掛けなかったニッチな商品だということです。専用ホッチキスも含め、私は素直に欲しいと思います。
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