キッチンの壁面に取り付けたマグネット式のキッチンツールバーってカッコイイですよね。実際のところ、こんな風に刃物をむき出しのままにしておくというのはちょっと怖い気もしますけど、必要な時にサッと手が届くし、フックに掛けるのと違ってブラブラしないというのはやっぱり理想的です。
ともあれ、さすがにこういうのは100円ショップに売っていないと思っていたのですが、このたび超ミニサイズながらセリアで発売されましたので試しに購入してみることにしました。
※価格および仕様はすべて2022/07/18現在
両面テープ式ピタッと吸着マグプレート
JANコード | 4571336081033 |
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メーカー | だいゆう |
サイズ | 32×32×6mm |
材質 | 本体:PP樹脂 テープ:ポリエチレン |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 110円 |
このたびセリアで新たに取り扱いが開始されたのは、だいゆうの「両面テープ式ピタッと吸着マグプレート」という商品です。マグネットツールバーと呼ぶには小さすぎますが、壁面に貼り付けて金属製のモノをくっつけるという目的は同じです。
ただ、この商品には耐荷重が示されていません。カギ、クリップ、工具、キッチン用品などの小物の収納にと書かれているのであまり期待はできないものの、試してみる価値はあると思いました。
約50gのハサミはOK
ピタッと吸着吸着マグプレートは裏面の剥離紙を剥がして粘着テープで壁面に固定します。今回は冷蔵庫のドアに貼って試してみることにしました。
まずはオーソドックスにハサミから。約50gですがまったく問題なくくっつけることができました。
約130gの包丁もOK
次に約130gの包丁を試してみることにしました。これはさすがに厳しいんじゃないかと思ったのですが、意外と問題なくくっつきました。
ただし、ちゃんとしたマグネットツールバーのように「バチンッ!」とくっつく感じではなくて、「ポスッ…」とくっつく感じです。ちょっと心許ないのは確かです。
約200gのモンキーでもOK
続いて約200gのモンキーレンチで試してみたところ、こちらも問題なくくっつきました。意外と耐荷重が大きくて驚きます。
約400gのハンマーもクリア
「いったいどこまで耐えるんだろう…?」と不思議に思いながら検証を進めるも、約400gのハンマーもクリアしてしまいました。さすがにこのあたりが限界のような気もしますが、未だ底が知れません。
表面がツルツルだと危うい
そこで、空き缶をくっつけて、そこに重りを入れていくことにしました。しかし、たった66gという重さにもかかわらず、今にも落ちそうな感じに。どうも表面がツルツルだとダメなようです。
つまるところ、耐荷重は最大400g程度まで大丈夫なものの、くっつけたいモノの表面の状態に左右されるところもあるようです。
約70gのドライバーはOK
では、ドライバーなどの細いものはどうでしょうか。ドライバーの軸は細くて丸いので接地面が少ないわけですが、これは意外と問題なくくっつきました。ただし、柄が太いものは軸が斜めになってしまって吸着マグプレートと接する面が少なくなりダメです。キッチンツールでも同様のことが言えます。
中身は20mm角のネオジム磁石
ピタッと吸着マグプレートの粘着シートはかなり強力で、壁面から剥がそうとしたら分解してしまいました。中を見ると、フェライト磁石ではなく約20mm角のネオジム磁石でした。ポリプロピレンのカバーが付いていても強力にくっついたのも納得です。
くっつけたいモノのほうに貼り付けることも可能
ピタッと吸着マグプレートを壁面ではなく、くっつけたいモノのほうに貼り付けて使うことはできないものかと考えました。約135gのハリナックスに貼り付けてスチール面で試してみたところ、概ね問題なくくっつきました。
ただし、冷蔵庫のドアのツルツルした面ではやや滑りやすく、マット塗装のスチール面のほうが滑りにくいと感じました。吸着マグプレートの表面がポリプロピレンなので、基本的には滑りやすいんでしょうね。
以上の通り、だいゆうのピタッと吸着マグプレートは非常にコンパクトながらマグネットツールバーとして使えることが分かりました。包丁などのキッチン用品から文房具、工具に至るまで、様々な場所で活用できると思います。
ただ、耐荷重が意外と大きくて400g程度までなら問題ない反面、表面がツルツルしたモノは苦手なようです。くっつけたいモノがちゃんとくっつくかは試してみないと分からないところがあると言えるでしょう。
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