こちらでも以前に紹介しました世界初の全自動衣類折りたたみ機「laundroid(ランドロイド)」が、いよいよ市販モデルのの購入予約を開始しました。
ランドロイドはセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズの製品で、製造はパナソニックがおこなっています。2017年5月30日から予約の受付、9月下旬から10月初旬に正式な受注を開始、出荷は2017年末からというスケジュールで、予定価格は税別185万円からということです(出典:朝日新聞DIGITAL)。
※この記事は2017年5月31日時点の情報に基づいています
laundroid(ランドロイド)市販モデル
話題のランドロイドがいよいよ市販を開始、しかしその価格は税別185万円からということで、思わず「高い!」と思ってしまうわけですが、実際の仕様などが分からないことには何とも言えないところです。
今回のニュースではビジネス的な側面が大きく取り上げられ、その中身について触れられたものが少なかったんですけど、一部でその詳細について報じられていました。
ランドロイドの大きさは冷蔵庫よりも大きい感じ
正確な寸法は分かりませんが、ランドロイドの大きさは冷蔵庫よりも大きい感じです。一番下の引出しに乾いた衣類を入れ、たたみ終れば中央から取り出すという単純な作業を担うだけの割りには、かなりスペースを取るという印象です。
高級感のある外観、Wi-Fi内臓でアップデートも
強化ガラス、天然木、本革を用いてデザインされており、ダークミラーにはローズウッド、ブラックガラスにはウォールナットなど、各素材の組み合わせを変えることで全4パターンを用意。中央上部の「サークルインターフェース」からスタート、ストップなどの操作ができ、詳細な設定は、専用の「ランドロイドアプリ」から実行する。
家庭用電源で駆動するほか、Wi-Fi機能を内蔵し、各家庭のランドロイドは、「/laundroid cloud(ランドロイドクラウド)」とつながることによって、AIを進化。アップデートをしていくことで、衣類をたたむスピードが速くなったり、新しいたたみ方を覚えたりと機能を拡張できる。
引用:cnet japan
想定売価は185万円と、一般家庭では手が届きにくい価格です。その理由について阪根社長は「先端テクノロジーを投入した第1弾製品で、ブランディングも兼ねてこの価格設定にした」と語ります。将来的には「食器洗い乾燥機と同等価格にする」との目標も明かしました。
引用:engadget
外観をもっと質素なものにすれば価格は抑えられたようです。ただ、それでも高価になることは避けられず、初物買いを好む人に満足感を得てもらえるような質感に仕上げたということでしょう。早く食器洗い乾燥機と同等価格になり、洗濯から衣類の収納まで一気通貫でできるようになると良いですね。
また、ランドロイドはAI(人工知能)とWi-Fi機能を内蔵していることで、衣類をたたむスピードやたたみ方を改善したり、外部のサービスとの連携も可能になるということです。既に女性向けの月額制ファッションレンタルの「airCloset(エアクローゼット)」と協業を発表し、たたんだ洋服に合ったレンタル衣装を提案するということもできるみたいです。
投入可能な衣類には限界があり1度に20~30枚対応
なお、一度に投入できる衣類の数は、20~30枚。折りたたみ可能な衣類は、「Tシャツ/カットソー」「ボトムス」「ホームウェア(パジャマ)」「バスタオル/フェイスタオル」で、パジャマやシャツなどは長袖/半袖問わず対応する。今後可能になる機能として、靴下のペアリングがあるという。
引用:家電Watch
個人的に一番気になっていたのはこの部分です。一度に投入できる衣類は20~30枚。しかも、今後は靴下のペアリングも可能となるものの、現時点では下着は対応していない模様です。
でも下着以外で20~30枚ということなら、家族4人分くらいは1度にたたんでしまうことができそうですね。なお、”衣類1枚をたたむのに約10分は掛かる”(引用:家電Watch)そうですから、30枚で約300分=約5時間ということになります。
既に東京は表参道に「laundroid cafe(ランドロイド・カフェ)」をオープンし、そこでランドロイドのティザーモデルを体感できるそうです(出典:家電Watch)。
一般庶民の感覚で言うと「誰が買うの!?」という価格ではありますが、イノベーターモデルとなる「laundroid Ø (ランドロイド・ゼロ)」は税込270万円で販売したところ、限定100台が既に完売しているとか(出典:cnet japan)。
あるところにはあるもんだなーとは思いますが(苦笑)、価格はともかく、早く洗濯機のスペースで洗濯から折り畳みまで全部できるようになると良いのになーと思います。
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