我が家は新築するにあたり、妻の希望で家族4人分の布団を干せる幅のベランダを設けました。
妻はそれで満足してくれていると思いきや、突如として「布団乾燥機が欲しい」と言い出しました。これにはさすがに戸惑ったのですが、そう言えばこの春は花粉が多いからと言ってあまりベランダに布団を干していませんでした。これから梅雨に入ることを思えば、確かに布団乾燥機があったほうが良いのかもしれません。
そこで、あまりモノは増やしたくないなーと思いつつも、素直に妻に従って布団乾燥機を購入することにしました。
※価格および仕様はすべて2022/05/13現在
アイリスオーヤマ・カラリエFK-D1
このたび購入した布団乾燥機はアイリスオーヤマの「カラリエ FK-D1」です。側面が木目調のデザインタイプで、我が家はフローリングの色に合わせてナチュラルオーク色を選びました。ほかにダーク系のスモークオーク色があります。
一般的な布団乾燥機はゴツゴツしたデザインのものがほとんどですが、FK-D1は滑らかな曲線のデザインです。これなら部屋にポンと置いても違和感がないと思いました。
ホースがスッキリ収納できる
一般的な布団乾燥機はホースを畳んでも丸見えのものが多いと思いますが、FK-D1はご覧の通りスッキリと収納することができます。なので、パッと見た感じはまったく布団乾燥機には見えないのです。
80cmのロングホースでベッド上に十分届く
収納することでコンパクトになるホースですが、伸ばせば80cmもあるので高さ約50cmのシングルベッドの中央あたりまで十分に届きます。なお、本体を横に倒して温風を送ることもできます。
ノズル先端形状は最上位モデルと同じ
ノズルの先端は最上位モデルの「FK-WH1」と同じ形状で、上写真のように開くことで約14.5cm布団を持ち上げることができます。これによって隅々まで温風を行き渡らせることができるのですね。
2タッチで1時間放置するだけ
あとはホースの周りにすき間ができないように掛け布団を広げて、電源オン→スタートボタンを押すだけ(冬期の場合)。60分待てば乾燥終了です。
動作音は小型のセラミックファンヒーターくらい。乾燥後の臭いもセラミックファンヒーターを使った後に似ていると思います。
まるで洗って天日干ししたみたい!
布団乾燥機と言えば、昔は大きな専用の袋に布団を入れて使うのが当たり前でした。しかし、今回購入したものはホースを伸ばして布団を掛けるだけ。ぶっちゃけ、気休め程度にしかならないと思っていました。
ところがその晩、布団に入って驚きました。シーツも掛け布団もまるで洗いたてのようにサラサラ。羽毛布団や毛布は天日干ししたようにふわっとしていて暖かいのです。しかも、シーツも掛け布団も隅から隅まで!デザインだけで機能的にはイマイチかと思ってましたが、十分すぎますねー。
ちなみに、この布団乾燥機を1時間稼働して掛かる電気代は約20円。それを妻に報告したところ、「たった20円でこんなに気持ち良く寝られるなら安い!」と言われました。もちろん、私も同感です。
象印「スマートドライRF-FA20」との比較
というわけで、アイリスオーヤマのカラリエ FK-D1は期待以上だったわけですが、初めに妻から提示されていたのは象印の「スマートドライRF-FA20」でした。
象印のスマートドライはホースがなくて文字通りスマートで良いと思ったものの、マットレスよりも大きな掛け布団を乾かすのにベッドの上で寝かして設置するというのはちょっとやりにくいと感じて選択肢から外しました。ただし、消費電力が910W(60Hzの場合)と大きいのは魅力的ではありました(=よく乾きそう)。
日立「アッとドライHFK-VS2500」との比較
もうひとつ候補に挙がったのは日立の「アッとドライHFK-VS2500」。こちらは逆に消費電力が680Wとカラリエ FK-D1の780Wより非力で不安がありましたが、スッキリとした外観が魅力でした。
でも、カラリエ FK-D1に出会うと急に貧相に見えてしまったというのも事実です(苦笑)
いやはや、布団乾燥機なんて絶対に要らないと思ってたんですけど、使ってみたらもはや手放せませんねー。これから梅雨に入ったら大活躍間違いなしですし、冬になったら毎日でも使いたくなってしまいそうです。寝室でエアコンを使うよりも省エネで一石二鳥だと思います。
ちなみに、カラリエ FK-D1は収納式のノズルハンガーが付いていて衣類乾燥機として使うこともできますが、ウチには除湿機とドライルームがあるので今のところ使う予定はありません。それよりも濡れた靴を乾かすのに使えたらと思うのですが、くつ乾燥アタッチメントが付属しておらず、別売でも用意されていないので、そこはちょっと残念です。
コメント