セブンドリーマーズ、パナソニック、大和ハウス工業の3社が、全自動洗濯物折り畳み機「laundroid(ランドロイド)」の共同開発をスタートすることが発表されました。
パナソニックの住宅事業にはパナホームがあるのに敢えて大和ハウス工業ということは、マンションに組み込むことを前提に考えているんでしょうか?もしくは大和ハウス工業の資金面での協力が大きいのか?よく分かりませんが、もし本当に取り入れた洗濯物を自動で畳んでくれるなら、リビングに積まれた洗濯物がすべての家庭から無くなる日も近いのかもしれません。
それはさておき、今回のプレスリリースには全自動洗濯物折り畳み機「laundroid(ランドロイド)」についての詳細が一切記されていません。セブンドリーマーズは既に10年の開発期間を経ているそうなので、プロトタイプらしいものはあるんじゃないかと思いますが。そこで今回は、勝手に「laundroid(ランドロイド)」なるものを予測してみたいと思います。
基本ユニットは洋服折り畳みボードか?
冗談抜きで、洋服を畳むわけですから物理法則に逆らわずに考えると、基本ユニットは洋服折り畳みボードじゃないかと思います。洋服折り畳みボードとは、この6枚のパネルを広げた上にTシャツなどを置き、手動でパタパタとTシャツごとパネルを畳むと、折り畳んだ状態のTシャツなどが取り出せるというものです。ランドロイドはこれを物理的基本ユニットとして、機械がTシャツを差し入れ、パネルを折り畳み、折り畳んだTシャツを取り出すという仕組みなんじゃないでしょうか?
もしくは。この洋服折り畳みボードのパネル自体にロボットを組み込んで、洗濯物の山に飛び掛かり、次々と洋服を畳んでいく…というのもアリかもしれません。想像したらちょっとコワイですね…。気を付けないと私も折り畳まれてしまいそうです ((( ;゚Д゚)))
家族全員の洋服を洗濯→乾燥→畳む→収納する巨大マシーン?
パナソニックが開発に参加するわけですから、やっぱり全自動洗濯乾燥機と別にしちゃうわけはないでしょう。昔の二層式洗濯機みたいに途中で手を煩わされるのは不便ですよね。そう考えると、洗濯→乾燥→畳む→収納という一連の作業をすべて全自動化するものこそがランドロイドじゃないでしょうか?
全自動洗濯乾燥機でも半畳程度のスペースが必要ですから、洋服を折り畳む機械と収納スペースを足すと最低でも2畳以上のスペースが必要になりそうです。洋服は折り畳む前にすべてスキャンしてモニターに表示。着替えるときにはモニターに表示された一覧から洋服を選ぶと、パーキングビルもしくは自動販売機のように取り出し口から排出される…そんな感じでしょうか?
うーん…。私が開発した「収納ロボにゃんAF型」より現実的でスゴそうですねー。

2015/10/15追記:
全自動洗濯物折り畳み機「laundroid(ランドロイド)」の詳細が少し明らかになりました。
⇒ ”大和ハウスが「全自動折り畳み機」に描く夢”(東洋経済オンライン)
やはりかなりの「大型商品」のようですねー。しかも”現在は1枚のTシャツを畳むのに3分40秒かかる。試作機は一度に最大40枚(4.5キログラム)の洗濯物を畳むことができる”ということ。思った以上にノロくて、処理能力も低いんですね。
さらに、”2020年には「ホームビルトイン」タイプをスマートハウスにオプションとして装備する計画”だそうで、本格的な実用化にはまだまだ時間が掛かりそう。またそれは”家の中に装備されたランドロイドに汚れた衣類を放り込むだけで、きれいに洗い上げた洗濯物を家族ごとに仕分け、それぞれの部屋のタンスの中にしまい込むまでを行う”ということから、パチンコ屋の天井を流れるパチンコ玉のような状態になるんでしょうか。詰まったらなかなか大変ですね(苦笑)
2017/05/31追記:

2019/04/23追記:
ランドロイドを開発したセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズが破産申請してしまいました。パナソニック、大和ハウスも見切りをつけたということですかね。
ともあれ、洋服を畳む作業はまだしばらく人間の手に委ねられることになりそうです。

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