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これが基本の3パターン!洋服の畳み方と引出への収納の方法

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前回まで室内物干しの話をしてきましたので、今回は干した洋服を畳んで収納する話をしましょう。

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洋服と一言で言っても、Tシャツ、ブラウス、下着まで様々ですが、今回はカットソーで説明をしたいと思います。

基本的にカットソーの畳み方は3パターン。そしてそれぞれに応じて引出しに収納する方法も3パターンです。いずれが正しいとか間違っているとかいうことはありません。それぞれにメリットとデメリットがありますので、その点にも言及したいと思います。

 

ブティック畳み

まず最初に紹介するのは「ブティック畳み」です。ブティック畳みというのはブティック(洋服屋)での洋服の畳み方で、もっとも衣類にシワが入りにくい方法です。一方で、収納スペースに合わせることは無視するので、収納効率が悪い方法とも言えます。

それではブティック流の畳み方を順を追って説明しましょう。

1.カットソーを広げる

洋服の畳み方(1)

まずカットソーを広げて置きます。

2.裏返して端から内側に折る

ブティック畳み(2)

裏返して、幅の1/4程度を反対側に折り畳みます。

3.反対側も同様に折る

ブティック畳み(3)

反対側も同じように約1/4程度を折り畳み、それに合うように袖も折り畳みます。

4.縦方向に3つ折りにして完成

ブティック畳み(4)

縦方向に3つ折りにして完成。慣れれば一連の作業は、ブティックの店員のように空中でもできるようになります(エア・ブティック畳み)。

【難点】引出しへの収まりが悪い

ブティック畳みで引出に収納

ブティック畳みで畳んだカットソーを引出しに収めると、こんな風に無駄なスペースが多くなります。もちろん引出しの寸法にもよりますが、引出しの寸法に合わせて畳んだわけではないので当然の帰結と言えます。

また、引出しの底のほうの洋服が取り出しにくい、底のほうがプレスされやすい、ローテーションがスムーズにいかないなどのデメリットもあります。一方で、ゆとりを持って収納できるため、衣類にシワができにくいというメリットがあります。

以上のことからブティック畳みは、洋服の収納スペースに余裕があって、洋服を大事に扱いたい人に向いている収納方法と言えます。底のほうが取り出しにくくプレスされやすいので浅めの引出を使ったほうが良いです。もしくは、引出しに収めるのではなく、棚に重ねて置くのに向いています。

ちなみに、年配の方はこの畳み方をしていることが多いです。洋服に対するこだわりやリスペクトが感じられますね。

CD畳み

「CD畳み」は引出しの中にCDを立てて収納するように洋服を収納する方法です。収納効率は良いのですが、若干シワがつきやすいのと、引出しの寸法に合わせて畳む必要があるので、畳み方が難しいと言えます。

1.カットソーを広げる

洋服の畳み方(1)

まず、カットソーを広げて置きます。

2.引出しの寸法を考えながら折る

CD畳み(2)

次に裏返して、引出しの内寸の幅に合うように畳みます。今回は約1/3を折り畳みます。

3.反対側も同様に折る

CD畳み(3)

反対側も同じように約1/3程度を折り畳み、それに合うように袖も折り畳みます。

4.縦方向は引出しの深さに合わせて折る

CD畳み(4)

縦方向は引出しの深さに合わせて畳みます。今回は4つ折りにして完成。ちょうどCDジャケットくらいの大きさになりました。なお、CD畳みは正確性が求められるので、エア・ブティック畳みのように空中で畳むことは難しいです。

引出しに効率良く収められるのがメリット

CD畳みで引出に収納

今回は引出しの幅の1/2になるように畳んだので効率良く収納することができました。こうやって並べると洋服が選びやすくて、出し入れも容易です。

一方で、家族それぞれサイズの違う洋服、家中の様々なサイズの引出に合わせて畳み方を調整する必要があるという点でかなり難しいと言うことができます。また、端のほうはちょっとシワになりやすいですね。

向きを変えることで仕切り要らず

CD畳みで向きを変えて引出に収納

ちなみにCD畳みではこのように向きを変えて収納することで、ある程度ゆとりを持って収納したり、仕切り板を用いずに仕切ったような感じにすることが可能です。

以上のことからCD畳みは、洋服の収納スペースに限りがあって、マメに洋服を管理できる人に向いている収納方法と言えます。洋服の畳み方としては現在もっとも主流の方法と言えますが、自分に合ったファッションが把握できていない人や不揃いな引出を使っている人には継続して管理できません。まずはそこから取り組んでいきたいですね。

 

ロール畳み

「ロール畳み」は洋服を巻き寿司のように巻く方法です。CD畳みよりも几帳面に畳む必要がないのがメリットです。半面、シワになりやすいというデメリットがあります。

1.カットソーを広げる

洋服の畳み方(1)

まず、カットソーを広げて置きます。

2.裏返して端から内側に折る

ロール畳み(2)

次に裏返して、幅の約1/3を折り畳みます。

3.反対側も同様に折る

ロール畳み(3)

反対側も同じように約1/3程度を折り畳み、それに合うように袖も折り畳みます。ここまではCD畳みと基本的に一緒です。

4.裾から巻いていく

ロール畳み(4)

そして、裾のほうから巻き寿司のようにクルクルと巻いていきます。

5.完成

ロール畳み(5)

完成。押さえておかないと元に戻ってしまうことがあります。

シワになりやすいのが難点

ロール畳みで引出に収納

ロール畳みで引出しに収納するとこんな感じ。CD畳みは引出しに合わせて洋服を畳みますが、ロール畳みは畳んだ洋服を引出に合うように収めていくことができます。巻いた状態で積み重ねても良いし、立てても良いです。向きも縦横どちらでも良いです。とにかく引出しに収まるように収めるのです。一方で、素材にもよりますが、シワになりやすいのがデメリットです。

以上のことからロール畳みは、CD畳みほどは几帳面に畳めないという人に向いていると言えます。また、サテン地やキャミソールなど畳んでも自立しにくい軟らかい衣類や、サイズの小さなベビー&キッズウェアに向いていると言えます。小さな洋服は畳んでも崩れやすいですからね。我が家でも子供の洋服はロール畳みです。

 

以上、洋服の畳み方とそれぞれの収納の仕方を3パターン紹介しました。それぞれにメリットとデメリットがあり、向き不向きがあります。ですので、それぞれを併用してみるのも良いと思います。

ここでは扱いませんでしたが、たとえばストッキングの畳み方&収納方法で、丸めたり括ったりするのは良くないと言われることがありますが、あれもメリットとデメリットがあります。メリットしかない方法はありませんし、だからこそ正解はないのです。自分に合ったやり方こそ唯一の正解。そしてそれは常に変化していくはずです。

パターンさえ掴んでしまえばあとは実践あるのみ。いろいろ考えて試してみましょう!

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