昨日、フリマアプリを運営するメルカリが東証に上場申請したというニュースがありました。2013年に創業したばかりなのにたった4年で上場するなんてスゴイですよねー。しかも、時価総額は1000億円を超える見込みだとか。
フリマアプリには他にもフリルやラクマがありますが、現時点ではメルカリの一人勝ちの状態のようです。2016年の決算では売上が122億円となり、初の黒字化を達成。様々なトラブルを起こしつつも、アメリカにも進出するなど飛ぶ鳥を落とす勢いです。
そんなメルカリの子会社が作り出したのが「メルカリ・アッテ」という新サービス(スマホ用アプリ)です。
※この記事は2017年7月23日時点の情報に基づいています
地元で会って不要品を売買!「メルカリ・アッテ」
メルカリの子会社・ソウゾウが開発した「メルカリ・アッテ」は、2016年3月からサービスの提供を開始しました。ソウゾウというのは、メルカリの創業期の社名がコウゾウだったこととやはり関係があるのでしょうか。
それはともかく、メルカリ・アッテは”ご近所さんと直接会って、フリマ・友達づくり・困りごとの相談などがカンタンにできる無料の地域コミュニティアプリ”ということです。
メルカリの場合、住んでいる地域関係なく自由に不要品を売買できるのはメリットである一方、どうしても送料が無駄に感じてしまいます。一方で、メルカリ・アッテは地元で売買するのが基本であるため、送料が必要ありません。また、モノだけでなく、サービスを提供したり、地元で仲間を集めることもできるというのが大きな特徴になっています。
実は私も以前から同様のことを考えていたんですよねー。もちろん、「先を越された!」と言うつもりではありません。私にはアプリを開発するノウハウなんて元々ありませんし、同じようなことは誰でも考えるものです。だから、素直に「コレうまくいって欲しいなー」と願っているのです。
手数料無料!振込手数料も必要なし!
メルカリの場合は出品したモノが売れた場合に販売手数料が10%掛かります。それだけでなく、売上金をメルカリから自分の口座に振り込んでもらうのに振込手数料が210円掛かります(1万円未満の場合)。さらに、購入した人も支払手数料が100円必要です。出品自体は無料ですけど、結構取られるもんですよね。
一方でメルカリ・アッテは少なくとも現時点では一切の手数料が無料となっています。これは販売手数料はもちろんですが、基本的に地元で会って商品とお金をやり取りするため、振込手数料や支払手数料が必要ないということです。
でも、無料で運営できるはずはありません。これには絶対に裏があると思って調べてみたところ、今のところはサービスの普及のために無料にしており、ゆくゆくはちょっと離れた地域の出品を見ることができる有料のオプションを設けたり、カテゴリーの上位に掲載する広告を販売していく予定だということです(出典:ログミー)。
見ず知らずの人と会って現金のやり取りをするというのは少し不安もありますが、昨今問題となっている宅配業者の負担を掛けることなく、環境にやさしいトレード方法だと思います。
そのように良いこと尽くめのように見えるメルカリ・アッテですが、まったく問題がないわけでもなさそうです。
まず、まだメルカリほど普及していないこともあってか、私の地元のような田舎では売買があまり活発ではありません。また、モノだけでなくコトもやり取りできるということはメリットである一方、怪しげな求人も多数見受けられます。”24時間365日の監視体制”ということですが、メルカリ自体が様々な問題に対して後手後手で対応してきた感じがあるので、本当に大丈夫なのかなーと思います。
ともあれ、運搬が大変な家具を処分するには、メルカリ・アッテの利用は検討に値すると思います。また、たとえば私の場合は、趣味の自転車の不要なパーツを譲ることで、地元にサイクリング仲間ができるかもとちょっと期待したりします。
人見知りする性格なので(?)抵抗がないと言えばウソになりますけど、一度、利用したいと思います。
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