ニトリの「Nインボックス」や「A4ファイルケース Nオール」などのように底まで完全に直角だと、並べたときに見た目が美しいものです。物流コストがかさみ、結果的に割高になっていることは分かっていても、好きなものは仕方ありません。
一方で、こういったプラスチック製のボックスは底に向かうほど細くなっていたり、丸みがあるもののほうが多いのが現状です。前述の通り、物流コストがかさむうえ、安全性や耐久性の問題もあるので当然ではあるものの、もっとデザインをブラッシュアップして欲しいと願っている方は少なくないのではないでしょうか。
しかし、その思いが通じたのでしょうか。ニトリからレクタングルな吊戸棚ストッカーが発売されました。
※この記事は2023年12月4日時点の情報に基づいています
ニトリ・すき間なく並べる吊戸棚ストッカー
このたびニトリから発売されたのは「すき間なく並べる吊戸棚ストッカー」。SとMの2サイズ、ホワイトとクリアの2色が用意されています。
外周にリブが設けられていてNインボックスのような形状です。Nインボックスと同じく、サンカが作っているんでしょうか。
持ち手の形状は「吊戸棚ストッカー Nブラン2」に似ており、高いところに置いていても取り出しやすいようになっています。これだけ形状が似ていると、今後、新商品に置き換えられていくのかもしれません。
Nブラン2との比較
すき間なく~ | Nブラン2 | |||
---|---|---|---|---|
S | M | S | M | |
サイズ(mm) | 180×308×223 | 225×308×223 | 180×301×222 | 225×301×222 |
重量 | 約490g | 約550g | 約390g | 約470g |
材質 | ポリプロピレン | |||
税込価格 | 599円 | 699円 |
新商品と従来品を比較してみると、サイズがほぼ同じことが分かります。いずれも幅は180mmと255mm。奥行は300mm強で、高さは約222mmとなっています。
重量はそれぞれ80~100g重くなっています。Nブラン2でも十分に丈夫でしたけど、さらに丈夫になっているのでしょうか。
価格はたまたまニトリの56周年記念創業祭期間中だからか、はたまた廃番になるからか、Nブラン2のほうが安くなっています。
確かにすき間なく並べられる形状
話を少し戻しまして、すき間なく並べる吊戸棚ストッカーはその名が示す通り、すき間なく並べたり積み重ねたりできるようになっています。もっとも、Nブラン2も重ねることができましたし、そんなにすき間もなかったように思いますが。
ともあれ、これまでNブランないしNブラン2で揃えていたお宅は追加で購入したいときに困りますね。奥行は異なりますが、やっぱり不動技研の「吊り戸棚ボックス」で揃えておくのが一番賢いのでしょうか。スリーコインズでも売ってますし。
ニトリ・すき間なく並べるコロ付きストッカー
すき間なく並べる吊戸棚ストッカーの発売とほぼ同時に、「すき間なく並べるコロ付きストッカー(クラネ ホワイト GP19)」という商品も発売されています。こちらは洗面化粧台下収納「クラネ」のシリーズです。
ただし、従来のクラネは一般的なファイルボックスとほぼ同じ奥行32cmが基本です。それに対し、こちらのコロ付きストッカーは奥行40cmと大きくなっています。この奥行のほうが洗面化粧台下にピッタリ合うことが多いと思います。
一方で、こちらのコロ付きストッカーは現状、幅13cmの1サイズのみです。幅20cm以上のワイドサイズがあったほうが助かるという人も多いでしょう。また、奥行30cmのクラネが税込579円で手に入るのに対し、こちらは同999円とかなり割高感があります。せめて800円くらいにして欲しかったなーと思いますね。
以上の通り、ニトリの新商品を2つ紹介しました。すき間なく並べる吊戸棚ストッカーは並べたときの見た目の収まりが良い点がグッド。一方で、「また仕様変更か…」と興ざめしてしまうのも事実です。
すき間なく並べるコロ付きストッカーのほうも奥行40cmというのは魅力的ですけど、税込999円はちょっと高いと感じます。奥行27.4~48.1cmで伸縮する税込779円の「クラネ ロータイプ奥行伸縮」で良いかなと考える人も少なくないんじゃないでしょうか。
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