収納のプロがいろいろやった結果、押入に洋服を掛ける合理的な方法は2つしかない

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押入れは本来、布団を収納するためのスペースなので、洋服を収納するには適しません。奥行が深すぎるし、ハンガーパイプが付いていないことがほとんどで、おまけに丈の長い洋服を掛けるには中段が邪魔だったりします。

それでも、押入れに洋服を掛けるしかないという状況は少なくありません。そんなときはどうすれば少しでも使いやすくできるでしょうか。

押入れに洋服を掛ける方法は様々なアイディアが考えられますが、リフォームをしない限りは、合理的な方法は2つしかないと思います。

 

平安伸銅工業・強力押入れポールセットKOP-110

突っ張り棒を取り付けてそこに洋服を掛けるというのは、もっともスペースの効率が良く、しかも手軽に設置できる方法です。ただ、一間幅(180cm幅)の押入となるとさすがに突っ張り棒が落ちてしまう可能性が高いので、平安伸銅工業の「強力ささえポール」で補強してやるのがベターです。

ちなみに、強力ささえポールは単品でも販売されています。

アイリスオーヤマ・押入れクローゼットハンガー1段タイプOSH-Y17

突っ張り棒が使えない場合は、アイリスオーヤマの「押入れクローゼットハンガー1段タイプOSH-Y17」など押入れの中段の上に乗せるタイプのハンガーラックが有効です。

幅が750~1300mmまで、高さが820~1000mmまで伸縮可能なので、スペースに合わせて設置することができます。こういうハンガーラックを設置して後ろ側にはカラーボックスなどを置いたりダンボール箱を積み重ねると良いでしょう。

 

実は他にもいろんな押入用ハンガーラックがあるのですが、本当に使えるのは上の2つの方法だけです。他の方法の多くは思った以上に耐荷重が小さかったり、押入自体に強度が足りなくて、期待するほど洋服がたくさんかけられなかったり、使いにくかったりするのです。

ちなみに押入の上段は奥行が850mm程度、高さが1100mm程度であることが多いので、肩幅が広く丈が長い紳士服は避け、婦人服に絞ったほうが使いやすいです。

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