前回に引き続き、トランクルームの「押入れ産業」の竹市さんにお話をうかがいます。
※この記事は2015年7月5日時点の情報に基づいています
一度預けちゃうと出し入れが難しいのでは?
収納マン:季節用品や趣味のモノの保管をお願いした場合についておうかがいします。24時間いつでも出入りできなくても、年に何回か事前に予約して出し入れするだけで十分なんですが、あまり頻度が多くなると嫌がられたり、出し入れにモタモタしていると嫌な顔をされそうで心配です。あと、土日祝や夜間の出し入れは可能ですか?
竹市さん:店舗に事前にご連絡を入れて頂きご来店頂ければ、お荷物の出し入れをして頂けます。店舗スタッフがお客様の作業がしやすい場所にコンテナをご用意しますので、ゆっくり作業して頂いて構いません。
営業時間や土日祝の営業に関しては店舗ごとに少しずつ異なりますので、ご相談させて頂くことになります。尚、倉庫の営業時間となりますので、夜間の出し入れに関しては対応致しかねます。
必要なモノを配達してもらうことはできる?
収納マン:車を持っていない場合、引き取りに来てくれるのはありがたいです。逆に、必要なときに一部を配達してもらうことってできるんですか?
竹市さん:現在はお客様のお荷物の配達サービスは行っておりません。お客様の立会いなくコンテナを空けることはトラブルの原因になり兼ねません。
しかし、預けている段ボール1箱だけ配達してほしいといったお客様からの要望も多く、今後対応していくことも検討しております。
収納マン:確かに…厳重に保管しているのに、依頼があったとは言えコンテナを開けるとトラブルになりかねないですよねー。難しいところだと思います。
コンテナって保管状態は大丈夫なんでしょうか?
収納マン:保管状況が心配になる人もいると思います。温度、湿度、害虫、セキュリティなどの不安はないでしょうか?また、スタッフに勝手に中身を覗かれたり、中身を聞かれる心配は?
竹市さん:押入れ産業のトランクルームは近年増えてきた外置きのコンテナとは違い、倉庫内で保管しておりますので、日差しや雨、害虫の影響でお客様のお荷物を傷めることはございません。
また、倉庫内ですので営業時間内は常に人がおり、関係者以外が倉庫内に入ることはできません。もちろん営業時間外でのセキュリティも問題ありません。
コンテナには収納時、ナンバーが振られた鍵(封印材)をかけ、お客様にその番号をお伝えします。鍵のナンバーはコンテナを空ける都度毎に変わりますので、お客様の立会いなくスタッフが勝手にコンテナを空けることは致しません。
一間幅の押入れ相当で税別6,500円から!
収納マン:御社のトランクルームを利用した場合、一間幅の押入れの容積(※)に相当するMSサイズで料金が税別6,500円からというのは意外とリーズナブルだと思いました。だって家賃の5~10%程度でしょう?青空駐車場よりも安いと言えます。でもやっぱり今の季節(春から初夏)は混んでいて予約が取りにくいのではないですか?(※MSサイズコンテナは幅85×奥行173×高さ180cmです)
竹市さん:Mサイズコンテナを半分に仕切ったMSサイズコンテナは、Mサイズコンテナ程の大きさは必要ないけれど、Sサイズコンテナでは高さが足りないという実際のお客様の声から生まれた商品ですので、非常に人気があります。同様にLサイズコンテナを半分に仕切ったLSサイズコンテナもお客様には評判があります。取扱い店舗も限定されておりますので、ご希望のお客様はお早めにご予約をして頂くことをお勧め致します。
トランクルームは安心して預けられるかどうかがポイント!
収納マン:その他、消費者の方に伝えたいことがありましたらお願いします。
竹市さん:近年、トランクルームが増えてきており街でもよく見かけるようになってきたと思います。弊社のトランクルームとレンタル収納スペースの違いのように、保管側がお客様の荷物に責任を持つのかどうかの保管責任の有無、保管環境等、契約内容をきちんと確認してからのご利用をお勧め致します。
保管物にあった管理方法を選択し、有効にトランクルームを活用して下さい。お部屋をスッキリさせ、快適な生活空間を作り上げることで心もスッキリすると思います。
基本的に収納マンは捨てられないモノに場所代を払うことはナンセンスだと思います。でも引越しやリフォームに際して一時的にモノを預かってくれるサービスはありがたいですし、モノが多いからと言って簡単に広い家に引越しできるわけでもないですから、トランクルームという選択肢は意外とアリなんじゃないかと改めて思いました。
仮に平時にトランクルームを利用する場合、滅多に使わないモノから順番に収めていくことになると思います。そうすると自ずと使用頻度ということを意識するわけですが、片づいていないお宅はその概念が薄いことが多いんですね。つまり、よく使うモノもそうでないモノもゴチャ混ぜ。
片づかない場合は使用頻度の低いモノをトランクルームに預けることでいったん問題を「棚上げ」して、落ち着いてからゆっくり片づけてみるというのもひとつの方法かもしれません。
ということで今回の突撃取材はお役に立ったでしょうか?押入れ産業の竹市さん、ありがとうございました!
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