先日、興味深い商品を発見しました。アサヒペンの「簡単に貼れてキレイにはがせるカベ紙」という商品で、その名の通り、アパートの壁でも簡単に貼って剥がせる壁紙です。同様のコンセプトの壁紙は既に多くありますが、壁紙に糊が付いているのではなく、自分で作った糊を壁に塗ってから壁紙を貼るという仕組みがユニークです。
私も試してみたいと思ったんですけど、貼る場所に困ったのと、それ以前に柄がダサすぎて試す気が失せてしまいました(苦笑)
しかし、アパートに住んでいるとどうしてもこういう商品に興味が向いてしまいます。持ち家と違って賃貸住宅では、とにかく壁紙に傷をつけないようにと苦労することが多いわけです。
さて、今回ご紹介する商品も賃貸ならではという感じの商品です。もちろん持ち家でも使えますが、賃貸暮らしの苦労をしみじみ感じさせる商品となっています。
※この記事は2018年9月3日時点の情報に基づいています
清水・ランドリーホルダーroomコーナー用
中小企業の町・東大阪市にある清水というメーカーの「ランドリーホルダーroomコーナー用SH-LHR100C」は、上写真のように部屋の隅に物干し竿を設けることができる商品です。和室の鴨居の上に乗せて使うコーナーハンガーのようなものですね。
しかし、洋室には鴨居はありませんから、壁に直接取り付けることになります。鴨居の上なら賃貸でも壁に傷をつけることなくコーナーハンガーを設置できますが、洋室だとそうはいかないというわけです。
また、持ち家なら森田アルミ工業の「STOK laundry+rail」のような商品がつかえますけど、これだと壁にネジで穴を開けないといけません。その点、清水のランドリーホルダーは石膏ボード用の小釘で留めるので、壁に大きめの穴が開く心配がないというのがメリットです。
計24本の小釘を打つ必要あり
しかし、これがなかなか大変です。竿の両側の壁付フックそれぞれに12本ずつ、計24本の小釘を使って石膏ボード壁に固定しなければなりません。一般的な石膏ボード用フックで3本の小釘を留めるだけでも面倒臭く感じる私には、きっと苦痛な作業となるでしょう。
耐荷重オーバーでフックが外れるので安全
一方で、良くできているなーと感心するところもあります。洗濯物などを掛け過ぎて耐荷重(4kg)オーバーとなると、フックが外れて壁面が破損するのを防いでくれます。子供が引っ張ったりしても、洗濯物の下敷きになるだけで済むわけですね。
また、フックは折り畳むことができるので、竿を外してフックを畳めばあまり目立つことはありません。
そんなわけで、アパート暮らしには便利な清水のランドリーホルダーではありますが、いかんせん価格が高いです。まだ比較的新しい商品ということもあってか、実売価で4千円前後もします。前述の「STOK laundry+rail」や同じく森田アルミ工業の「室内物干しワイヤー pid 4M」とそれほど変わらない価格であることを考えると、ますますアパート暮らしの辛さが身に染みるというものです。
そもそも部屋の隅に1mほどの物干しを取り付けたところで、そんなにたくさん干せません。冒頭の写真のようにエアコンの前に洗濯物を干すなら、平安伸銅工業のエアコンハンガーを取り付けたほうが合理的です。
ほかにも、突っ張り棒を取り付けるとか、高さ伸縮式のハンガーラックを置くとか、いろんな方法が考えられます。それらとまともに競争しようと思ったら、もっと安くないと難しいでしょうねー。
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