調味料ポットをキッチンの壁面に収納するようにしておくと、調理中に手が届きやすくて便利です。また、その際は調味料ラックを壁面に粘着テープやネジ、マグネットなどで固定したほうが、掃除が楽だし、安定感もあります。
しかしながら、正面に窓があるなど取り付け方に制限がある場合は、突っ張り式にせざるを得ないこともあります。そこで今回は、システムキッチンと吊り戸棚の間に突っ張る「テンション調味料ラック」を9点セレクトして紹介したいと思います。
※この記事は2022年12月13日時点の情報に基づいています
ドウシシャ・ミニテンションラック
まずは新商品から。ドウシシャの「ミニテンションラック(CM55TP-3)」は同社ルミナスラックと同様に25mmピッチで棚板の高さを調節できるキッチン用の突っ張り調味料ラックです。棚板がフラットなので調味料の小瓶などが安定するだけでなく、お手入れしやすいのがメリットと言えるでしょう。
上写真のブラック×ブラウン色のほか、ホワイト×ナチュラル色もあります。また、幅55cmタイプ以外に幅35cmタイプ(CM35TP-3)も用意されています。
山善・シンク上 突っ張りキッチンラック
山善の「シンク上 突っ張りキッチンラック(TKRO-604)」もメタルシェルフの構造を持った突っ張り式ラックです。こちらは棚板がワイヤーシェルフで、こぼれ止めが付いています。また、布巾掛けも付属します。最下段が跳ね上げ式になっているというのも便利。
ブラック、ホワイト、クロムシルバーの3色展開で、サイズは上写真の60cm幅のほか、幅30cm(TKRO-304)と幅45cm(TKRO-454)があります(クロムシルバーは幅60cmはありません)。
田窪工業所・モクメタル つっぱり棚
シンク上の突っ張りラックと言えば田窪工業所。「モクメタル つっぱり棚(MTP2-55)」は棚板が木目調でありながらガルバリウム鋼板を使っているため、キズや汚れ、熱にも強いのが大きな特徴です。また、棚板が二段とも跳ね上げ式になっているので、マグネットでキッチンツールなどをくっつけることも可能。奥行が24cmもあるので、大きなモノも乗せられます。
カラーバリエーションは他にないものの、サイズバリエーションは上写真の幅55cmのほか、幅75cm(MTP2-75)もあります。
平安伸銅工業・SPLUCE 突っ張りキッチンラック
平安伸銅工業の「SPLUCE(スプルース)突っ張りキッチンラック(SPL-2)」は近年メジャーな突っ張り式キッチンラックのひとつと言って良いでしょう。ラダー状の側板が付いているため、棚板の高さ調節が簡単なことがメリットのひとつとなっています。
上写真の幅39.5cmのMサイズのほか、幅28cmのSサイズ(SPL-1)もあります。ほか、水切りタイプもありますし、オプションパーツも豊富です。
ベルメゾン・燕三条で作るキッチンつっぱりラック
ベルメゾンDAYSの「燕三条で作るキッチンつっぱりラック」は金属製品の産地として名高い新潟県燕三条地域で作られたステンレス製の高級ラックです。汚れに強く、お手入れも楽なのが最大のメリットと言えるでしょう。フックがたくさん付いているので、調理器具を引っ掛けるのにも便利です。
こちらは幅45cmのワンサイズのみとなっています。
燕三条水切り直販店・突っ張り式調味料ラック
燕三条水切り直販店(佐藤製作所)の「突っ張り式調味料ラック」も燕三条地域で作られた商品です。こちらもステンレス製。ラダー状の側板が設けられているので、高さ調節も容易です。
幅約62cmのワイドタイプのほか、幅約48.5cmの標準タイプもあります。
川口工器・突っ張りキッチンラック
お次も新潟県三条市で作られた川口工器の「突っ張りキッチンラック」。ステンレス製の棚板という点は同じですが、1本脚に近い構造です。幅35cmながら、脚の幅は11.5cmとコンパクトで済むのがメリットと言えましょう。また、高さは最大115cmと大きめで、少し高さがあるスペースでも取り付け可能です。
棚2段タイプや水切りタイプもあります。
ナサ流通企画・突っ張りカウンター上ラック
突っ張り式シェルフなどで定評のあるナサ流通企画の「突っ張りカウンター上ラック(NJ-0228)」は高さ最大129cmまで設置可能というのが最大のポイントと言えるでしょう。一般的には110cmまでがほとんどの中、これならもっと高い吊り戸棚でも突っ張ることができます。
こちらも日本製で、カラーはホワイトとナチュラルの2色。幅は59.5cmのみながら2段タイプもあります。
パール金属・ステージア 突っ張りキッチンコーナー棚2段
パール金属の「ステージア 突っ張りキッチンコーナー棚2段(HB-3744)」はシステムキッチンの隅に設置できるコーナータイプの突っ張りラックです。棚板がABS樹脂製でちょっとチープに見えるかもしれませんが、価格が安いのが魅力です。
カラーは他にブラック色。ワイヤーネットやパイプ棚もあります。
以上、システムキッチンと吊り戸棚の間に設置できる突っ張り式の調味料ラックを9点紹介しました。私が一般家庭にお邪魔してキッチンの片づけをお手伝いしていた頃は田窪工業所と積水樹脂くらいしか選択肢がなくて、棚板の上にプラダンを敷いたりしていたのですが、今は選択肢が豊富になりましたねー。
一方で、吊り戸棚が少し高い位置にある場合は110cmを超えることもあるので、その場合の選択肢が少ないのが難点。そんなときは「ラブリコ」や「ラブリコ丸棒」を使ってDIYでラックを作ってみるのも良いでしょう。
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